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渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

安保闘争から60年

2020年06月20日 | open



33万人が国会を包囲し、国民の7割近く
が反対した安保条約改定延長法案は、
1960年6月15日に国会で強行延長された。
法案通すにゃ法律要らない。無理押しすれ
ば何でも通る。
議会制民主主義というのは、ファシズム
の一変種だ。

多くの国民が家族を強制的に取られて
死に追い立てられた昭和大戦に日本が
敗北してから15年後の1960年。
日本の人たちは、本気でもう戦争は嫌だ
と声を上げていた。正々堂々と。






しかし、時代は60年安保から半世紀プラス
10年が過ぎ、今や国民は思考停止のネト
ヨ時代。
60年安保では多くの芸能人や産業人さえ
もが安保に反対した。国民だからだ。
自分かわいさの自分のことだけでない。
国民全体への一部の者による殺傷与奪の
権に国民自身が反対した。
だが、現在、とんでもない法案をコロナ
禍の中で火事場泥棒のように通そうとし
ていた政府の動きに対し、芸能人が日本
国民としての危機感から反対の声をツイー
トしただけで炎上だ。
きゃりぱみゅは投稿を消した。
小泉今日子さんは、今まで声を上げない
ことの積み重ねでここまで来てしまった
ことへの自戒と反省と危機への警鐘を鳴
らして、ツイートをキッパリと投稿し、
それを消さない。
キョンキョンは、あの鐘を鳴らした。
多くの心ある芸能人も、市民も声を上げ
た。警鐘は乱打された。

それでも、日本の大きな時代の流れは思考
停止のネトウヨ大跋扈だ。
さらに、透明性が皆無の匿名ネットがその
暗黒面を助長育成している。
どうやら、圧倒的大多数の日本人自体が
戦勝国である某国の思う通りに洗脳され
たようだ。

60年安保成立から60年と5日。
きょう思うので、記しておく。

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