にちにち蛙鳴蝉噪

大阪・兵庫・京都・奈良で食べられるトルコライスの紹介を中心に。制作:近藤亨 2004-2023

天日干し

2009-07-23 14:21:17 | その他
スタバで隣のテラス席に座ったシンプルでシックな身なりをした40代くらいの女性が、やおらサンダルを脱いで、日よけの先、日なたになっているところに裸足の足を差し出し、しかも指を閉じたり開いたりしている。

ひょっとして水虫じゃないのか。

シックに生き続けるのはことほどさように困難である。

(携帯から)
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闇雲堂

2009-07-21 23:00:43 | その他
仏壇・仏具専門店の「閣雲堂」の店名を街で見るたび、「闇雲堂?」と認識してしまう。

「この度は仏壇のお買い上げありがとうございます(にっこり)。…で、ご一緒に、もうひとついかがですか?」

闇雲に仏壇を売りまくるイメージである。

―――

ロフトで買い物をするたび思うのだけど、店員が客に釣銭を出すとき、キャッシュトレイの中にレシートを入れ、わざわざそのレシートの上に硬貨を置くのはどうにかならないのか。硬貨を拾い上げやすいようにとトレイの中に設えられた短く硬い毛状の部分が全く役に立たず、硬貨を財布に収めるのに結構手間がかかる。
梅田でも三宮でも全く同じ状況なのだけれど、ああいう釣銭の出し方がマニュアル化されているのだろうか。だとしたらあまりにセンスがなさ過ぎると思う。
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茶茶丸(兵庫/南あわじ市)

2009-07-11 21:49:52 | 関西トルコライス巡礼
瀬戸内海最大の島・淡路島は「くにうみ伝説」の伝わる島としても知られている。

神話紹介サイト「日本の神話-古事記」によれば、くにうみ伝説は「ある時、天の神様たちは、イザナギノミコトとイザナミノミコトに『この海の中にふわふわと漂っている国をしっかりと固めて完成させてほしい』とおっしゃって、天にあるりっぱな矛(ほこ)をお授けになられました」というくだりで始まる(以下引用部分は前述サイトによる)。
「そこで、イザナギノミコトとイザナミノミコトは、天からつながっている浮桟橋(うきさんばし)までやって来て、矛を降ろして、下界の海水をゴロゴロと掻き回してから、引き上げてみました。その時に、矛の先からしたたる海水が重なってできたのがオノゴロ島です」

この「オノゴ(コ)ロ島」こそが淡路島である、という説もあるのだが、事態はもっと複雑なようだ。続きを追ってみる。

「イザナギノミコトとイザナミノミコトは、その島に天から降り立って、天の神聖な大きな柱をお立てになり、その柱を中心として大きな御殿を作られました。そして、イザナギノミコトは、妻のイザナミノミコトにお尋ねになりました。
『あなたの身体はどのようになっていますか?』
『私の身体は、すっかり美しく出来上がっていますが、一カ所だけ出来きれていないところがあります』
とイザナミノミコトがお答えになられると、
『ほう、私の身体もよく出来上がっているが、一カ所だけ出来すぎたところがあります。では、私のからだの出来すぎたところをあなたの身体の出来きれないところに刺して、塞いで、この国を生みたいと思うのだが、どうだろうか?』
『それがよろしいでしょう』」

と、いきなり神々による性的交合が仄めかされ、その後、二柱の神が試行錯誤の末に、

「男女の交わりをしてお生みになった子が、淡路島です」というちょっとピンクな展開なのだ。

神々の物語とはいえ所詮人間の考え出したものだから下世話な展開も致し方ないのだが、滴る海水が重なっても神々が交わっても島が生まれてしまう、というのはいささか乱暴に過ぎないかと思う。

淡路島・南あわじ市にてトルコライスを供する茶茶丸の一品も乱暴、というかワイルドだ。
カレーピラフを覆う所々半熟気味の薄焼き卵の上に乗るポークカツはざっくりと大ぶりに切られ、その一切れあたりの迫力を誇示するかのように、ある一切れは薄焼き卵の上、またある一切れは皿の端にと無造作に置かれている。その上を彩るミートソースは、かけられた際の勢いを物語るかのように、画像皿手前に溜りを作るほど多めに配されているのだが、皿向こう側のカツにはほとんどかかっていない。総じて洋食らしい繊細さは無く、雄々しさ、強さ、勢いを感じるレイアウトである。
しかし、神話が幾千年もの月日に耐え今日でもその物語を伝え続けているように、ポークカツとミートソースの組み合わせは(「スイス本店」の項でも既に述べたが)この先千年安泰を思わせる安定したコンビネーションだ。カレーピラフもスパイシーで大ぶりのカツの旨みに負けていない。薄焼き卵の焼け具合の変化も舌に楽しい。

多少乱暴だろうがなんだろうが、というか暴力的にシンプルだからこそ、料理も神話も長く楽しまれるのかもしれぬ。疑う者は焼肉を見よ。

乱暴にまとめてみた次第である。



トルコ風ライス 800円(サラダ付)

兵庫県南あわじ市八木大久保115-1 
0799-42-4828
営業:10:00~25:00
定休:火曜

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いけちゃん

2009-07-08 21:08:28 | その他
映画「いけちゃんとぼく」

いけちゃんみたいなの欲しいなあ、と思う三十五男というのは世間的にはどうなのだろう。

高知の漁師町で暮らす主人公の母親にともさかりえというキャスティングは、白鶴「まる」のコマーシャルのイメージにインスパイアされたものなんじゃないかと思った。



いけちゃんとぼく
西原 理恵子
角川書店

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サガン

2009-07-07 13:43:36 | その他
サガンの「悲しみよこんにちは」が読みたくなって書店を回ったのだが、ジュンク堂書店三宮店にも駅前店にも、紀伊国屋書店三宮店にも、さらにブックオフ三宮店にも在庫が無かった。どうなっているのだ。

映画「サガン-悲しみよこんにちは-」の影響なのか。サガン役のシルヴィー・テステューが不思議に魅力的なのは認めるけれども。


悲しみよこんにちは (新潮文庫)
フランソワーズ サガン,朝吹 登水子,Francoise Sagan
新潮社

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熱田神宮

2009-07-02 14:08:04 | その他
名古屋滞在三日目、名鉄に乗って「あつた蓬莱軒」でひつまぶしを食べ、熱田神宮に参拝した。まるでおのぼりさんだ。

境内の木が高く大きく枝を広げていて、その木陰の涼しく爽やかなことといったら。さすが神様、慈悲に溢れることよ、とつい詠嘆調に。

Wikipediaによれば、「1936年のベルリンオリンピックで、水泳女子の前畑秀子がレース直前、ここ熱田神宮のお守りを数点飲み込んで胃に収め、見事金メダルを獲得した」とのことだ。

熱田神宮の御利益って凄い、というかそんな前畑が凄い。ひとつではなく数点というのも凄まじい。
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