警視庁第四機動捜査隊・加納班は、当初加納主任(杉良太郎)、沢木(神田正輝)、都築(本阿弥周子)両刑事という
メンバーでしたが、途中でベテランの中林刑事(青木義朗)、若手の水野刑事(赤塚真人)が加わり、そのせいか
事件後にみんなで行きつけの小料理屋で一杯…というシーンも増え、和やかさが増しました。
新しい刑事の加入が一大イベントとなる「太陽にほえろ!」とは違って、「今日から入るからね」くらいの
さらっとした描写でそのまま一緒に捜査をしています。
メンバーが増えたことと関係があるのかないのか、番組の初期では愁いを帯び、美しく大人っぽかった都築さんが、
途中で突然くるくるパーマの髪型になり、どことなくコミカルで快活なキャラに変わっていきました。
もっと彼女をメインにした話があっても良かったと思うのですが、残念ながらメンバーが増えると出番も少なめに・・・。
まだまだ女性が活躍できる時代にはなっていなかったんでしょうか。もったいない気がします。
意外に…といってはなんですが、子どもの相手がうまい初期メンバー。
全員独身ですが、良いパパ・ママになる素質がありそうです。
余談ですが、神田さんがキャッチボールしているのを初めて見ました。
なんとなく野球のイメージがなかったので新鮮でした。
途中で加わった中林刑事と水野刑事。なんというか、ホントに職場にいそうです。
崩れやすい急斜面を逃げる犯人と追う沢木。途中であきらめて下で待ってる中林先輩。
スーツに革靴でぐわーーーっと駆け上がる沢木刑事がツボです。
こういう場面を見ると、雪山で鍛えた神田さんの脚力は伊達じゃないなと思います。
手錠は先輩がかけますw
この少し前に「ちょっとマイウェイ」というドラマで三兄弟の次男常夫(赤塚さん)・三男満(神田さん)役で共演していたおふたり。
「あんちゃん」「みつ~」とやけに仲良し兄弟でしたが、こちらでは立場が逆転しております。
個人的には赤塚さんが年長役だったほうがしっくりくるのですが、実際は同じ学年のようですね。
この他にも、途中からオープニングが杉サマオンリーのちょっとポップな曲に変わり、
エンディングも「君は人のために死ねるか」から、ゆるやかな歌謡曲に変わりました(歌は杉サマ)。
そしてついに、沢木刑事が去るときがきてしまいました…。