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アイヌ文化、東京五輪へPR 11月釧路でイベント 古式舞踊実演

2018-06-19 | アイヌ民族関連
北海道新聞06/19 05:00
 【釧路】2020年東京五輪・パラリンピックに向け日本文化を世界に発信する国のプロジェクトに採択されたイベント「カムイモシリ・アイヌモシリ」が、11月24、25日に釧路市で開かれる。阿寒観光協会まちづくり推進機構(同市阿寒町阿寒湖温泉)が主催し、道内各地のアイヌ文化を紹介する。先住民族文化への理解を深め、観光振興にもつなげたい考えだ。
 国のプロジェクトは16年度に始まり、本年度は応募45件の中から、カムイモシリ・アイヌモシリをはじめ、東京・新宿御苑を光と音で彩るアートイベントや、視覚障害者も体感できる秋田県の花火大会など10件が8日、採択された。カムイモシリ・アイヌモシリは道内初の採択事業で、1千万円を上限に国から事業費が交付される。
 カムイモシリ・アイヌモシリは、釧路の市街地にある鳥取ドームで開催。道内各地のアイヌ民族団体に協力を呼び掛け、同じアイヌ文化でも地域によって様式が異なることを実演し、解説する。例えば古式舞踊の題材では阿寒はタンチョウ、胆振管内はクジラなど、郷土色がある。刺しゅうのアート展や、アイヌ料理コーナーも設ける予定。演出は、アイヌ民族の芸術家で同機構理事の秋辺日出男さん(58)が担当する。
 東京五輪開催の20年に、道内ではアイヌ文化復興の拠点「民族共生象徴空間」(胆振管内白老町)がオープンする。
 阿寒観光協会まちづくり推進機構は、アイヌ文化を生かした観光に取り組んでおり、同機構の森尾俊昭部長(48)は「アイヌ文化をどう発信すれば興味を引き、先住民族への理解を深めることができるか、検証したい。外国人観光客を含め、今後の観光振興策に反映したい」としている。(佐竹直子)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/200668
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