ラジオ出演のお知らせ  明日の朝〔bayfm78.0 9月27日(月)AM7:25頃〕

2010年09月26日 19時39分37秒 | お知らせ
明日、9月27日朝、AM7:25頃から<千葉FMラジオ局ベイエフエムの朝の番組「POWER BAY MORNING」(5:00~8:51)に出演いたします。
テーマは、「尖閣諸島問題」、「特捜部主任検事逮捕」「臨時国会」などについて解説させていただきます。

本日の「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」
オバマ大統領は中国上空に「プラズマ兵器」配備、胡政権は足下に危機迫り、小沢一郎は未だ出番待ち中!

◆米国オバマ政権は、中国共産党1党独裁の北京政府との間で中国人民解放軍との軍事交流再開を決めた。俄かには信じられないかも知れないが、その一方で、第3次世界大戦に備えて、中国攻撃のため最新兵器「プラズマ兵器」の配備をすでに配備しているという。ブッシュ前大統領とディビッド・ロックフェラーは、狂気じみているといかに非難、批判されようとも、本気のようなのだ。

つづきはこちら→「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」*有料サイト(申し込み日から月額1000円)


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「小沢一郎という男の野望」1992年初版 板垣英憲著 NO.10(第2章 熾烈! 一龍戦争)

2010年09月26日 17時49分50秒 | 小沢一郎「15年戦争」


目次

(前回)小沢一郎という男の野望」板垣英憲著 NO.9

第2章 熾烈! 一龍戦争
人気の橋本、実力の小沢

「色男金と力はなかりけり」
 という諺は、いつの時代にも通用するらしい。一龍の場合も、力はないが国民に人気抜群の橋本と、力はあるが、信頼されているのは"党と財界からだけ"の小沢という図式になっている。小沢と橋本の勢力バランスはどうなっているのか。

つづきはこちら⇒「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」*定期購読(申し込み日から1ヶ月1000円)

昨日の「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」 *本日分は後ほどエントリーいたします。
ロスチャイルド系フリーメーソンは2012年、中国から投資資金を引き上げ、国土を7つに分割し、覇権国家にはさせない

◆中国では、これから次々に「カントリーリスク」が発生する。日本国民、とくに企業経営者、社員は、「カントリーリスク」を回避しなければ、大損害を受ける危険が大となる。そのためには、世界を支配しているフリーメーソンの計画に目を向けて、とりわけ中国がどう料理されようとしているかを見極め、先手を打ってリスクをヘッジ(回避)する必要がある。13億人から20億人もの膨大な人口のある巨大市場の中国へ中国へと猫も杓子も中国に押しかける時代は、もはや終わっているのだ。以下、フリーーソン情報を提示しておこう。

つづきはこちら→「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」*有料サイト(申し込み日から月額1000円)


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小沢一郎「李克強と習近平の権力闘争を様子見」、菅政権崩壊を待つ

2010年09月25日 23時19分01秒 | 政治
◆朝日新聞は9月25日付けの朝刊の社説(3面)で、「中国船長釈放、甘い外交、苦い政治判断」というタイトルをつけて、菅直人政権をかばっているのか、苦言を呈しているのか、まったく意味不明な論調を展開している。
 その果てに「何より民主党政権に欠けているのは事態がこじれる前に率直な意思疎通ができるような政治家同士のパイプだ。急いで構築しなければならない」と述べている。民主党には、中国共産党1党独裁の北京政府の最高指導層にたくさんの太い人脈と深い信頼関係を築いている小沢一郎元代表がいるというのに、「率直な意思疎通ができるような政治家同士のパイプ」を「急いで構築しなければならない」というのは、一体どういうことか。小沢一郎元代表は、もはや民主党政治家ではないとでもいうのであろうか。不偏不党、公正中立な報道機関とは到底思えない。
 ましてや、「急いで構築しなければならない」というのは、どういう感覚か。「政治家同士のパイプ」を、一日や二日で構築できるわけがない。まさに常識外れというものである。そんな泥縄式で、外交が成り立たはずはない。
 それでなくても菅直人政権は、短命と言われているのに、経済オンチに加えて外交オンチのこの政権に、国民の生命身体財産を任せようと言うのが、大きな間違いである。ともかく朝日新聞の論説委員は、頭がおかしくなってしまっているとしか、言いようがない。
◆小沢一郎元代表は9月24日、ANAインターコンチネンタルホテル東京 (旧東京全日空ホテル=東京都港区赤坂1-12-33)地下1階 「 プロミネンス 」で、「第60回小沢一郎政経フォーラム 」を開いた。小沢一郎事務所は年4回、東京で「小沢一郎政経フォーラム」(政治資金パーティ)を開催し、小沢一郎元代表が挨拶、写真撮影など行っている。
 第1部 <勉強会> は、11:00 から田中良紹氏(ジャーナリスト、TBS社会部、政治部記者)が、「 日本の政治構造をどう変えるか ~ 今こそ維新のはじまり」という 演題で講演。第2部 <懇親会>は、 12:00 から行われた。
 小沢一郎元代表は、挨拶のなかで「20日間しか選挙期間がなく、マスコミのネガティブキャンペーンにやられた。みなさんにみなさんに大変ご迷惑をおかけした」「しばらく静かにしていると言ったが、すぐに騒いじゃったが、今回は本当に自然体で静かにし、充電期間にしたい」「天命が下るのを待って、その時がくれば、お国のために命を賭けてがんばりたい」などと語った。
◆この挨拶は、「しばらくは、雌伏してエネルギーを蓄えて、時が到来して天命を受ければ、再び立つ」と宣言したものと受け取られている。「自然体で静かにし」という言葉は、意味深長であり、「3つの意味」を含んでいる。
 ①小沢一郎前代表は、中国漁船が海上保安庁の巡視船に衝突した今回の事件の背景には、中国共産党1党独裁の北京政府の「ポスト胡錦濤」をめぐる権力闘争があるとみており、有力候補である李克強は自宅に招くほどの付き合いがあり、習近平は2009年末、天皇陛下に謁見の仲介をするなど親密な関係を築いており、2人の間に立ち板ばさみになっているので両者の権力闘争に巻き込まれるのは都合が悪い。
 北京政府の国家最高指導者である胡錦濤国家主席と温家宝首相は、親日派である。しかし、2012年には、次の世代に交代しなければならない。
 李克強は、国務院常務副総理=第一副首相。第17期中国共産党中央政治局常務委員。胡錦濤と同じ中国共産主義青年団出身で、胡錦濤直系の習近平とともに中国共産党第5世代の指導者の1人。
 習近平は、国家副主席、第17期中国共産党中央政治局常務委員、中国共産党中央書記処第一書記、中国共産党中央党校校長。党内序列第6位。中国共産党の高級幹部の子弟等で特権的地位にいる者たちを意味するいわゆる「太子党」の1人で上海閥・江沢民前国家主席派=反日派、父は習仲勲=元国務院副総理。ポスト胡錦濤の最有力候補。
 中国漁船による海上保安庁の巡視船に衝突事件は、上海閥の江沢民前国家主席が推し進めた反日教育を受けた世代が中心の習近平派が仕掛け、親日派の李克強(胡錦濤国家主席直系・温家宝首相も支持)を追い落とそうとした謀った企て。反日運動が広がると胡錦濤・温家宝体制が持たなくなる危険が高まり、北京政府は、菅直人政権に対して強硬手段に出た。小沢一郎政権誕生を期待していたが、実現しなかったことから、むしろ菅直人政権を攻撃しやすくなった。このため、胡錦濤・温家宝体制を守る目的で、当分の間、菅直人政権を悩まし続けるだろう。
 ②小沢一郎前代表は、菅直人政権が「脱小沢」を政権維持の大義名分にし、約80%の国民が「小沢一郎を役職に就けるべきではない」としていることを素直に受け止め「静かにして、菅直人政権の対中外交のお手並みを拝見、高見の見物としゃれ込む」ことに決めた。北京政府が、民主党内の小沢派と反小沢派の対立に楔を打ち、新中国派の小沢一郎前代表を助けようとしているのを知っているからである。
 ③小沢一郎前代表は、アメリカのオバマ政権が、何かと御しやすい菅直人政権と北京政府の間に、これもまた楔を打ち込み、離間させようと画策しているを読み取り、しばらくは、この陰謀の成り行きを見ようと決めた。小沢一郎政権が誕生しなかったので、親中国派の小沢一郎前代表は、幸い、胡錦濤、温家宝、李克強、習近平のだれとも親密な関係を損なわないで済んでいる。代表選で負けてよかったとも言える。
◆読売新聞は9月25日付け朝刊の政治面(4面)の囲み記事に菅首相の伸子夫人が24日に衛星放送「BS11」の番組収録で語った言葉を掲載している。
 「一寸先は闇。国会が始まって、3月の予算まで持つのかどうか」
 伸子夫人は、菅首相よりも、政治感覚が鋭い。菅伸子首相の方が正解とさえ感じるほどだ。小沢一朗政権が誕生すれば、民間枠で、厚生労働大臣として閣僚に抜擢してもいいくらいの人材である。何しろ、HIV患者の救済を厚生大臣だつた夫の尻を叩いて実現させたほどの賢女、猛女だからだ。おそらくは、充電中の小沢一郎前代表にとって最も手強い相手であることは、間違いない。

本日の「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」
ロスチャイルド系フリーメーソンは2012年、中国から投資資金を引き上げ、国土を7つに分割し、覇権国家にはさせない

◆中国では、これから次々に「カントリーリスク」が発生する。日本国民、とくに企業経営者、社員は、「カントリーリスク」を回避しなければ、大損害を受ける危険が大となる。そのためには、世界を支配しているフリーメーソンの計画に目を向けて、とりわけ中国がどう料理されようとしているかを見極め、先手を打ってリスクをヘッジ(回避)する必要がある。13億人から20億人もの膨大な人口のある巨大市場の中国へ中国へと猫も杓子も中国に押しかける時代は、もはや終わっているのだ。以下、フリーーソン情報を提示しておこう。

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こちらも連載↓
「小沢一郎という男の野望」板垣英憲著 NO.9
四王天延孝陸軍中将の名著「猶太思想及運動」~板垣英憲が解説~No.10

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「小沢一郎という男の野望」1992年初版 板垣英憲著 NO.9(第2章 熾烈! 一龍戦争)

2010年09月25日 22時03分08秒 | 小沢一郎「15年戦争」
目次(*これまでの掲載にジャンプできます)

「小沢一郎という男の野望」板垣英憲著 NO.8

第2章 熾烈! 一龍戦争
金丸VS竹下の「代理戦争」

 金丸と竹下の経世会での権力争いもまた、「一龍戦争」をさらに激化させている大きな原因の一つだ。一龍戦争そのものがそこから起きてきているわけではないが、金丸・竹下の関係が一龍戦争に大きな影響を与えているのは事実だ。
 竹下と金丸は経世会のオーナーと会長で、金丸はこの関係を、「オレは雇われマダムだ」と表現している。
金丸と竹下の確執の一つの原因に、金丸は世代交代論の旗手であり、竹下は依然として政権に対し未練を持っているというスタンスの違いがある。
 金丸は自分が政権を担当しようという気はまったくない。それどころか、「小沢を総理総裁とし、自分はその背後で絶大な影響力を発揮しよう」という気でいる。

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検察大崩壊の最中、菅首相が「中国の顔を潰すな」とビデオ公開せず、仙谷官房長官は中国漁船長釈放を命令

2010年09月24日 22時32分49秒 | 政治
◆蟻の一穴とはよく言ったものだ。「前田恒彦容疑者が証拠隠滅」という蟻の一穴が、検察庁という巨大な城を砂上の楼閣にし、本当に大崩壊させてきた。
 それが、鈴木亮次席検事が9月24日、突如記者会見し、尖閣諸島沖で中国の漁船が海上保安庁の巡視船に衝突した事件で、那覇地検の「公務執行妨害罪でこう留していたせん其雄を処分保留のまま釈放することを決定した」と発表するという現象になって現れた。9月29日の拘置期限を前にして船長を処分保留のまま、釈放するということであった。
 鈴木亮次席検事は、釈放理由について「国民への影響や日中関係を考慮すると、これ以上、容疑者の身柄の拘束を継続して捜査を続けることは相当でないと判断した」、起訴・不起訴など船長の最終処分については「今後の情勢を踏まえて判断したい」と述べ、政治的な影響を考慮する考えを示している。最高検、福岡高等検察庁と那覇地検とが協議したといい、これは、どう見ても検察当局がやってはならない「政治的判断」である。そればかりか、検察庁が、前田恒彦容疑者の証拠隠滅事件で検察が崩壊の危機の最中にあるので、「中国漁船どころではない。日中の政治問題にかわっている暇はない」と高度な政治判断をし、職務放棄したのであろうか。柳田稔法相は24日夕、法務省で記者会見し「法相としての指揮権は発動していない」とコメントした。だが、そのこと自体がむしろ、「指揮権発動」を印象づけた。それが本当ならば、由々しき事態と言うほかない。
 検察の常套句である「法と証拠に基づいて」という言葉はなく、菅直人首相、仙谷由人官房長官らの政治的配慮が疑われる。
 そう考えていたら、やっぱり中国漁船船長の釈放は、「もう一人の総理大臣」と言われている仙谷由人官房長官(総理大臣臨時代理)の命令であったという情報が入ってきた。総理大臣ではなく、官房長官による「指揮権発動」が、確実になってきたのである。
 問題は、海上保安庁の巡視船が中国漁船にぶつけられてきたときビデオを撮っていたというのに、これを菅政権は、公開たしようとしてこなかったことにある。一説には、菅首相が公開にストップをかけたという情報がある。本当なら、なぜストップをかけたのかを説明してもらわなければならない。後で公開しても「ビデオを編集したのではないか」と、証拠能力そのものが疑われかねない。ことらの方は、、菅直人首相が「中国の顔を潰すな」との判断からの指示だったという。実に情けない話である。
◆小沢一郎元代表の資金管理団体「陸山会」の政治資金規正法違反事件で、同法違反で起訴された同会元事務担当者・石川知裕衆院議員ら元秘書3人の公判前整理手続きが24日、東京地裁で始まりl、元秘書3人は捜査段階で容疑を認めていたにを、公判では一転して「無罪」を主張しすることを決めた。石川被告のほかに起訴されたのは、同会元会計責任者・大久保隆規被告と、石川被告の後任の事務担当者・池田光智被告。このうち、大久保隆規被告は、前田恒彦容疑者が描いたシナリオ通りのウソの供述をさせられたと痛烈に批判しているので、検察、弁護側全面対決になった場合、検察側は、極めて弱い。
 公判では、是非とも、捜査のキッカケ、つまりだれが情報をタレ込んできたかを解明してもらいたい。
 また、在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)中央本部を巡る詐欺事件で詐欺罪に問われた元公安調査庁長官の緒方重威被告の控訴弁護人は22日、大阪地検特捜部の主任検事・前田恒彦容疑者を10月中旬までに偽証容疑で刑事告発する方針を明らかにした。前田容疑者は2007年に摘発された同事件で、緒方被告とともに詐欺罪に問われた元不動産会社社長・満井忠男被告(控訴)の取り調べを担当した。
 東京地裁での公判のなかで、満井被告の供述調書の任意性が争われ、弁護側が「『ずっとここにいてもらう』などと否認のままでは拘置所から出られないと言われた」と主張していた。これに対し、前田容疑者は証人として出廷し「言ったことはない」と全面否定していた。この証言が、今回の事件で総崩れする可能性がある。
 満井忠男被告はバブル経済期、大手不動産会社が表向きできないダーティな仕事を請け負う「名うての地上げ屋」で知られ、東京・京橋の地上げ会社「三正」を拠点に、地主家主協会を組織して定期借地権を法制化する運動を展開、自民党の中川秀直元幹事長などを使い、東京都心、出身地の長崎県など、盛んに地上げを進めていた。
◆近年の裁判では、検察側が、勝訴に結びつかない物証を故意に隠して、公判に提出しないケースがあるという強い批判があった。
 だが、実際には、物証を故意に隠して公判に提出しないどころか、検察側に都合がいいように「改ざん」していたとは、驚き桃の木山椒の木である。
 大阪地検特捜部主任検事・前田恒彦が証拠隠滅容疑で逮捕され、「そういう恐ろしいことが現実に起きているのだ」とこの批判が正しかったことを、きしくも証明してしまった。大阪地検特捜部に在籍していたほかの検事11人全員が2010年4月までに異動しており,組織ぐるみの隠蔽工作の疑いが濃厚になってきている。
 検察内部の証拠隠滅もさることながら、民主党の石井一副代表や厚生労働省の村木厚子元雇用均等・児童家庭局長らを陥れようとしたのかを解明すべきである。
◆証拠という言葉の「証」は、もともとは、徴(ちょう)の読み方に通ずる文字であった。証は、徴が一般化したもので、その言に「徴験」のあることをいう。
拠は、「杖に拠る」ということから、安定してつながるもの、依拠することを意味し、拠有することをいう。
証は「あかし、あかす、しるし→いさめる。ただす→つげる→さとる、さとり」、拠は「よる、よりどころとする。たよる→もとづく、くらいすぎる、おる、しめる→やすんずる、さだめる、おちつく→あかし、しるし」などを意味する。
 証拠には、自白、証言、文証、物証などがある。しかし、捜査や裁判では、物証が、最も有力な証拠とされる。これらを科学的鑑定により、証拠能力を強化するのである。 刑事裁判の場合、裁判官は、自由心証主義に基づき、原告・検察官、被告・弁護人、あるいは、双方の証人などの証言を聞きながら、どちらの主張が正しいかを判断しながら、「真実を探求」し、心証を固めていく。最後に有罪、無罪を判定して、罪刑法定主義により、過去の判例などを参考に量刑を決め、判決公判に臨むのである。
 裁判員制度では、裁判員は、裁判長に陪席して公判に参加して、有罪、無罪、量刑について意見を述べることが求められる。裁判員は、物証の真贋とともに、隠された証拠があるのではないかとの疑念を持って、職業裁判官とは違った「良識(コモンセンス)」を働かせて、公判の推移を追わなくてはならない。
とくに被告人の自白については、警察官、検察官の捜査、取調べ過程で、被告人が、身体の自由を不当に侵害されていないか否かを厳重にチェックする必要がある。

本日の「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」
オバマ政権は、菅直人首相、仙谷由人官房長官、前原誠司外相を、引き出せるカネが尽きれば使い捨てる

◆菅直人首相は、国連本部の人影のまばらな会場での演説で原稿に書かれていた「疾病(しっぺい)という言葉を「しつびょう」と読み違え、「第二の麻生太郎」と顰蹙を買い、マスメディアから「バカン」と馬鹿にされている。その足で日米首脳会談に臨み、オバマ大統領からは、「中国とはうまくやってちょうだい」とつれないお言葉をいただいて、「外交デビューは大成功」と独りよがりに小躍りして喜んでいる。
◆その一方で、オバマ政権は、ちゃっかり中国との軍事交流の再開を決めて、これまでの冷えた関係を解消して、元通り蜜月関係を取り戻そうとしている。

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「小沢一郎という男の野望」板垣英憲著 NO.8
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「小沢一郎という男の野望」1992年初版 板垣英憲著 NO.8(第2章 熾烈! 一龍戦争)

2010年09月24日 20時19分39秒 | 小沢一郎「15年戦争」
(イラスト 塚本昇司)

「小沢一郎という男の野望」板垣英憲著 NO.7

第2章 熾烈! 一龍戦争
小沢流必勝の選挙術

人気の橋本、実務能力の小沢という違いは、幹事長時代の選挙運動にハッキリと現れた。
 平成元年七月、リクルート旋風に宇野首相の女性問題も絡み、参院選は自民党にとってまったくの逆風だった。当時の幹事長は橋本。宇野首相には応援演説の依頼はほとんどなく、応援に行こうとすると逆に断わられるといった始末だった。ところが女性に絶大な人気を誇る橋本には、全国津々浦々から依頼が殺到し、橋本は大忙しの毎日となった。
 しかし、この選挙は結果として大敗北に終わってしまった。参院での保革逆転という、これからの政局運営にとって大変面倒な足かせを架すことになってしまったのである。
 そしてその敗北を、冷ややかに見つめている男がいた。田中直伝の選挙戦術を身につけたその男こそ小沢であった。

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臨時国会は全会一致で、大林宏検事総長を「検察官一体の原則」に則り、証人喚問せよ

2010年09月23日 21時54分32秒 | 政治
◆「検察官一体の原則」というのは、検事総長から末端の検事、副検事に至るまで、検察の仕事は、連帯責任を負っているということである。この意味で、今回の大阪地検特捜部の前田恒彦主任検事による証拠隠滅事件の最高責任者は、大林宏検事総長である。10月1日から始まる臨時国会では、全会一致で検事総長を証人喚問すべきである。しっかりと説明責任を果たしてもらわねば困る。そのうえで、検察首脳陣は、、退職金ゼロで全員引責辞任すべきである。さらに、全国の検察官、事務官を俸給の30%カット処分に処する必要がある。国民新党の亀井静香代表が9月22日の記者会見で、「厚生労働省の文書偽造事件をめぐる大阪地検特捜部検事の証拠隠滅事件で、大林宏検事総長の責任を問うべきだ」との認識を表明したのは、当然である。
併せて、この事件をキッカケに民主党・国民新党連立与党内から、可視化を実現するようにという声が大きくなってきているので、この機会を逃さず、柳田稔法相は、可視化法案を提出して、早期成立を図って欲しい。もちろん、法務省が抵抗するなら、議員立法でもよい。
◆いまさら言うまでもないが、日本の刑事事件で冤罪が絶えないのは、憲法第38条で、自白の証拠能力について留保がついているにも関わらず、裁判でも自白が重視され、それにあわせて、捜査員たちが自白を創造してしまうためである。
 自白の自は、「鼻」の形を表わしている。自他の自に用います。白は「頭顱(とうろ)」の白骨化した「されこうべ」を示している。雨露にさらされて白くなるので、白色を意味している。昔の中国では、偉大な指導者や強敵の首は、髑髏(どくろ)保管された。覇者を示す霸(覇)は、雨にさらされた獣皮を意味する。
 自は、文字通り、自分のことである。白は、「されこうべ、白骨化した頭→しろ、しろい→あきらか、きよらか→、あきらかにする、のべる、もうす、かくさずにいう→けがれなし、ものなし、→空白、無位無官」などを意味している。
 江戸時代、拷問は当たり前でした。明治大学の刑事博物館には、いくつもの拷問道具が、陳列してあり、その壮絶さを見せつけている。戦前まで、日本には特別高等警察(特高)があり、左翼思想や自由主義思想の持ち主は、片っ端から逮捕され、拷問を受けて虐殺、獄死した人が数多くいた。
日本国憲法は第36条で「拷問及び残虐刑の禁止」規定を設け、さらに、第38条で「自白」について、以下のように規定しています。
①何人も、自己に不利益な供述を強要されない。
②強制、拷問若しくは脅迫による自白又は不当に長く抑留若しくは拘禁された後の自白は、これを証拠とすることができない。
③何人も、自己に不利益な唯一の証拠が本人の自白である場合には、有罪とされ、又は刑罰を科せられない。
◆しかし、現実には残念ながら、日本の警察や検察、裁判所の司法当局は、この規定を遵守しているとは言えない状況にある。「人権の最後の砦」と言われる裁判所が、違憲行為を行っているのは、由々しき事態である。
 日本国憲法が「何人も、自己に不利益な供述を強要されない」と保障しているのに、被疑者として一旦逮捕されて、警察署のブタ箱(留置場)にブチ込まれたら最後である。取調官は、外部から遮断された取調室という密室で、あの手この手、脅し、宥め、すかし、机叩き、足蹴りなどを加えて、誘導尋問を繰り返し、容疑を認めさせようとする。被疑者の側には、弁護士はおらず、それどころか、接見禁止状態におかれる。
逮捕から二十四時間後には、検察庁に送検され、検事によるさらに厳しい取り調べが行われ、起訴されてからも長期拘留が続けられている。裁判所は逮捕令状、家宅捜索令状、拘留請求があれば、ほぼ自動的に令状に判子を押してしまっている。
◆これを防ぐには、取調室の可視化が必要である。欧米諸国では、犯罪容疑者を取り調べについて、「取調室」の内部を「ビデオ」や「録音テープ」によって録画や録音する「可視化」が進められている。
たとえば、英国の刑事もののテレビ・ドラマで、捜査官が取調室に出入りするとき、「OO警視×時×分入室」「×時×分退室」と氏名、官職を名乗っている場面を見ることがある。また、取り調べを受けている被疑者の側に弁護士が同席し、取調官の尋問に対して、いちいち反論している姿を目撃する。
これに対して、日本の警察官や検事たちは、密室での取り調べに固執し、「可視化」を嫌う傾向が強い。
 しかし、千葉景子前法相は2009年9月17日未明、首相官邸での初の記者会見で取り調べ全過程の録音・録画(可視化)について「実現をきちっと進めたい」と述べていた。その後、法務省での記者会見のなかで、可視化の対象について「罪名で絞らず全事件とする」との考えを示し、さらに東京、大阪、名古屋各地検にある特捜部が扱う事件も含むのかとの質問に対して「基本的にそれで結構です」と語っており、大きな期待を寄せられていた。
だが、千葉前法相も、在任中、法務官僚に洗脳されたらしく、「可視化」について、熱心でなくなった嫌いがある。取調室を撮影するビデオ、録音機などの施設設置費用が、巨額になるからという理由も喧伝されたが、事は基本的人権にかかわる重大問題であるから、予算確保をためらうべきではない。
千葉前法相は、死刑廃止論者であったにもかかわらず、参院選に落選したのに法相を辞任せず、菅改造内閣ができるまでの間に、死刑囚2人の死刑執行命令書にやっと判子を押し、自ら刑場に赴き、死刑現場に立ち会うという異例の行動を取っている。これは何か、やけっぱちな感じがしないではなかった。

本日の「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」
サマーズ国家経済会議議長がクビ、再建中のAIGは傘下の2つの生保売却検討と米国経済の前途は暗澹

◆米国の経済政策の司令塔であるローランス・ヘンリー・サマーズ国家経済会議議長(NEC、大統領直属の諮問委員会委員長)が、2010年末で退任する。ホワイトハウスが9月21日発表した。米国経済の回復が大幅に遅れている責任を取らされる。サマーズ議議長は、ハーバード大学での学究生活にに戻るという。日本にとっての「最悪の厄病神」も老獪な中国には神通力を発揮できず、ついに焼きが回ってお払い箱というわけである。

つづきはこちら→「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」*有料サイト(月額1000円)

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「小沢一郎という男の野望」1992年初版 板垣英憲著 NO.7(第2章 熾烈! 一龍戦争)

2010年09月23日 18時43分06秒 | 小沢一郎「15年戦争」

(イラスト 塚本昇司)

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「小沢一郎という男の野望」板垣英憲著 NO.6

第2章 熾烈! 一龍戦争
生い立ちの違いが政治姿勢に


 「一龍戦争」を見ていくとき、そこに橋本と小沢の違いというものがはっきり見えてくる。そこで、両者の生い立ちについて見ておこう。
 人の素性を決定するのは氏か育ちか。
 もちろんそのどちらも否定しがたい。狼に育てられた少年が保護され、人間社会に溶け込むことができるよう教育を受けたが、その少年は教育の甲斐もなく、ついに幼児のような頭脳のまま十数歳で死んだという話がある。
 人の素性もまた同じことが言えるとすれば、一龍戦争の場合にも、その両者の育ちの違いを知らなければ、その本質を理解することはできない。そこで簡単にこの点に触れておこう。

つづきはこちら→「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」*有料サイト(月額1000円)
*「小沢一郎という男の野望」は、自民党時代の小沢一郎の足跡とエピソード満載です。是非ご一読下さい。

こちらも連載→四王天延孝陸軍中将の名著「猶太思想及運動」~板垣英憲が解説~No.5

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大阪地検検事正、特捜部長は、前田恒彦検事の証拠隠滅を知っていたといい、最高検は共犯容疑で全員逮捕せよ

2010年09月22日 21時47分16秒 | 政治
◆朝日新聞社会部の板橋洋佳、野上英文の両記者がかっ飛ばした超ど級の特ダネ(9月21日付け朝刊1面トップ、34・35面=社会面)は、まさに国家権力の中核である検察権力を震撼、崩壊させかねない大ヒットであった。天晴れ!今年度の新聞協会賞受賞は、間違いないだろう。
 筆頭部・政治部の耳目を覆いたくなるほどの堕落にも関わらず、社会部記者の新聞記者魂が、健在なのは本当に頼もしい。強大な権力に立ち向かってこそ、新聞記者である。大阪地検検事正、特捜部長らは、前田恒彦主任検事の証拠隠滅を知っていたといい、最高検は共犯容疑で全員逮捕せよと言いたい。朝日新聞社会部には、こういう論陣を張って欲しい。
 検察権力の権威が完全に失墜したいま、私たち国民は、本当は恐ろしい権力の本質を認識して、その執行の抑制について、これまで移譲に厳格に監視し、「基本的人権を守る」ためのしっかりした姿勢と手段を確立しておく必要がある。
 ただ、9月22日のTBSの朝番組「みのもんた朝ズバ」で、みのもんたさんが、コメンテーターとしてスタジオに招いた東京地検元特捜部長の宗像紀夫・中央大法科大学院教授(特捜部長時代にゼネコン汚職事件の捜査を指揮)とやり取りした後、「村木厚子元局長が厚生労働省に復帰したというのは、忸怩たるものがある」と奇妙な発言をしていた。「忸たる」とは、「恥ずかしい思い」という意味だが、まさか、「村木厚子元局長が厚生労働省に復帰」が納得いかないということなのであろうか。それとも、目の前にいる宗像元特捜部長に気を使っての発言だつたのか、はたまた、検察権力が大失態をやらかしたので小沢一郎元代表がもしかしたら助かるかも知れないと思い「悔しさ」をポロリと漏らしたのか。このごろのみのもんたさんは、ちょっと変だ。
◆本当は怖い権力の本質~逮捕されたら最後だ。厚生労働省の村木厚子元局長は、危ういところだった。冤罪を被されたまま、塀の向こうに突き落とされる寸前、一枚のフロッピー・デスクに間一髪のところで救われた。朝日新聞は9月22日付け朝刊「社説」(3面)で「証拠かいざん 司法揺るがす検事の犯罪」と題して「戦前の思想犯を思い起こし、背筋が寒くなる」と書いている。まさにその通りである。
 改めて言うまでもないけれど、権力の本質とは、支配者が被支配者である「民」に対して、有無を言わせず、行使できるものでなくてはならない。それは、犯罪者を捕まえる「逮捕権」であり、土地の恵みの一部を上納させ、それを万民のために配分する目的を持った「徴税権」であった。納税を怠ると逮捕し、強制徴収することができる。権力は、支配者の意志を被支配者に強制的に押し付ける「力」であるので、被支配者である国民の自由を束縛しようとする。そのとき、国民は、生命・身体・財産が脅かされることになる。支配者の権力行使をほしいままにしておくと、権力の乱用を招き、国民は大変な被害を被ることになりかねない。国家権力の行使から国民の自由を守るための盾として制度化されているのが、米国憲法や日本国憲法に明記されている「基本的人権規定」である。
◆しかし、日本国民は、折角、人類史上最も進歩した「基本的人権規定」を内蔵した日本国憲法を持っているにもかかわらず、「冤罪事件」が後を絶たない。
 冤は、<軽冂(けい)と兔>を組み合わせた文字である。兔(うさぎ)が、冂(境界)のうちに捕らえ、逸脱(逃げること)することができない状態を表わしている。無実であるのに犯罪者として扱われ、罪を着せられて刑罰を受けるという意味である。
 国家権力の手にかかると、国民は、袋のネズミどころか、頑丈な柵(牢獄)の兔にされて、恐ろしい目に遭わされてしまう恐れがあることを忘れてはならない。「濡れ衣」を着せられて死刑判決を受け、絞首刑を執行された者は、過去に多数いると見られている。
◆それにしても、このところ、「冤罪事件」が白日の下にさらされて、警察、検察の捜査当局ばかりか、罪刑を確定する裁判所の相次ぐ「失態」に国民から厳しい批判の矢が浴びせられてきた。
 まず、鹿児島県の志布志冤罪事件です。2003年4月の鹿児島県議会議員選挙で当選した県議らが住民11人に191万円を配った疑いで、志布志市に住む15人が県警に逮捕されました。このうち13人が公職選挙法違反罪で鹿児島地方裁判所に起訴された。
 ところが、警部補が取調室で容疑者の男性に「お前をこんな人間に育てた覚えはない ○○(父の名)」「早く正直なじいちゃんになってください ○○(孫の名)」などと書いた紙を、男性の両足首をつかんで「踏み字」を強要したことなどが明らかになったのである。
このため、鹿児島地裁は2007年2月、「強圧的な取り調べによって引き出された被告人たちの自白は信用できない」として、被告人12人全員(1人死亡)に無罪を言い渡した。検察側は控訴をあきらめ、無罪が確定した。警部補は罪に問われて、間もなく退職し、二〇〇八年3月、「取り調べの方法としてまともではなく違法」として有罪判決を受け、刑が確定している。
 次に、富山冤罪罪事件である。2002年1月と三月に、富山県氷見市で女性への暴行事件などが発生しました。富山県警は4月にタクシー運転手の男性を逮捕し、長時間の取り調べを行い、自白を迫ったのでした。
 富山地裁は、男性に懲役3年の実刑判決を言い渡した。2年1か月、富山刑務所に服役し、仮釈放された後の2006年8月、別の男が「自分が氷見市の二つの事件をやった」と自白したことから、冤罪事件と判じ、男性は2007年10月、再審(裁判のやり直し)によりで無罪が確定しています。
 しかし、男性は「顔と名前を公表した富山県警の行きすぎた取り調べは、法律違反である」と訴えている。
 さらに多くの国民に衝撃を与えたのは、足利冤罪事件であった。1990年5月12日、父親が足利市内のパチンコ店でパチンコに熱中している間に、同店駐車場から女児(四歳)が行方不明になり、五月十三日、渡良瀬川の河川敷で遺体が発見された。
 栃木県警捜査本部は、総勢180人余の態勢で捜査をしていたが、1991年12月2日、「女児の下着に付着していた体液のDNA型と、被疑者のDNA型が一致した」として、同市内に住む幼稚園バス運転手・菅家利和さん(当時45歳)を猥褻目的誘拐と殺人の容疑で逮捕した。
 菅家さんは、警察や検察の厳しい取り調べに堪え切れず、犯行を自白。しかし、第1審・宇都宮地裁の公判の途中(第6回公判)から否認に転じ、無罪を主張していた。だが、無期懲役判決を受け、東京高裁(高木俊夫裁判長)は1996年5月9日、控訴棄却。最高裁も2000年7月17日、「DNA型(MCT118)鑑定の証拠能力を認める」との初判断を示し、第1審の無期懲役判決が確定したのである。
 その後、菅家さんは優秀な弁護士に恵まれ、二〇〇二年12月、宇都宮地裁に対し、再審請求を申立てた。だが、同地裁(池本寿美子裁判長)は、二〇〇八年2月13日、これを棄却していた。これに対して、菅家さんは、東京高裁に即時抗告した。
弁護側は、「事件当時、DNA鑑定(正しくはDNA型鑑定)は警察庁科学警察研究所に導入されたばかりであり、信頼性に疑問がある」と主張し、これを受け入れた同高裁はDNA再鑑定を行うことを決定、同鑑定の結果、菅家さん犯人の同一性に疑問が生じたため、2009年6月23日、同高裁(矢村宏裁判長)は原決定を取り消して、再審開始を決定した。DNA鑑定を盲信した結果、招いた冤罪であったが、幼児のシャツが残されていたのが、幸いした。しかし、菅家さんは、千葉刑務所に14年間も、服役させられていた。
 釈放後、記者会見に臨んだ菅家さんは、逮捕されてからの取り調べの状況に対し「刑事達の責めが酷かったです。『お前がやったんだろ、お前は現場に行ってた筈だ』とか『早く吐いて楽になれ』と言われました」と述べており、その他、殴る蹴るの暴行や、頭髪を引っ張られるなど、拷問に等しい暴行を受けていた。菅家さんを取り調べた刑事たちについては「私は刑事たちを許す気になれません」とも述べている。
足利事件とほぼ同時期に起きた事件で、DNA型鑑定により被疑者が逮捕されたのが飯塚事件だった。
 1992年2月20日、福岡県飯塚市の小学校1年生だった女児(当時7歳)が登校中に行方不明になった。その後、同県甘木市(現在の朝倉市)の雑木林で殺害され遺棄されているのが発見された。死因は窒息死だった。同じ「MCT118」という検査法を用いて、DNA型鑑定により、久間三千年が逮捕、起訴され、死刑判決を受けました。死刑囚となった久間は冤罪を主張し、弁護団は再審のための準備をしていた。
しかし、死刑判決確定から2年2か月弱の2008年10月28日に福岡拘置所で久間三千年の死刑が執行された。70歳だった。再審を待たずして死刑が執行されたのである。
死刑執行命令を出したのは、麻生太郎内閣の森英介法相であった。大臣就任後1か月しか経っていなかった。執行時の久間三千年の死刑判決順位は100人中61番目で、先に死刑が確定している死刑囚で再審請求をしていない者も数多くいたにもかかわらず、異例に速い死刑執行であった。
 ところで、戦後の大事件のなかで、「4大死刑冤罪事件」と呼ばれているものがある。死刑判決が確定した死刑囚が、再審裁判を受けて、無罪を勝ち取り、晴れて自由の身になった事件である。
①免田事件=1948年、熊本県人吉市の一家四人が就寝中に襲われ夫婦が即死、娘二人も重傷を負いまし。翌年、免田栄さんが別件で逮捕され、無罪を勝ち取るのに34年を費やした。
②財田川事件=1950年、香川県財田村の闇米ブローカーが惨殺される。同年4月に強盗傷害事件で逮捕された19歳の少年(谷口繁義さん)がこの事件の犯人とされ、無罪獲得まで33年を費やした。
③島田事件=1954年、静岡県島田市の幼稚園から6歳の少女が連れ去られ、のちに遺体で発見。五月に軽度の知的障害と精神病歴のある男性(当時25歳)が窃盗(賽銭泥棒)容疑で別件逮捕され、厳しい拷問を受けて、自白を強要された。死刑判決を受けて服役し34年以上が経った1989年1月に無罪判決が下されている。
④松山事件=1955年10月、宮城県志田郡松山町で農家が全焼し、焼け跡から一家4人の惨殺体が発見されました。斉藤幸夫(当時二十四歳)が十二月に、別件で逮捕、起訴され、死刑判決を受け、死刑囚として28年7か月を獄中で過ごしている。

本日の「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」
小沢一郎元代表が連休中、八丈島で魚釣りに紛れて米国要人、山口公明党代表、連合幹部らと密会、驚愕な話の内容
◆小沢一郎元代表が連休中の9月20、21両日、八丈島で魚釣りをしているテレビ映像が流れた。単純に魚釣りだけかと思ったら、とは生臭いどうもそうではない、魚の生臭さに混じって、きな臭さが漂っていた。そのきな臭さにブレンドされていたのが、公明党の山口那津男代表の衣服に染み付いた線香の香りだった。何と、山口代表の姿が21日、この八丈島で一部のメディアに目撃、その姿をキャッチされていた。これを単なる偶然と言い切れるであろうか。
 そう疑いながら、あちこちの情報網を繰り寄せたら、小沢一郎元代表の魚釣りがカムフラージュであったことが徐々に判明してきた。もちろん、小沢一郎元代表が釣り船内で何やらゴソゴソしている姿が、テレビカメラにとらえられていたので、魚釣りをしていたのは、紛れもない事実と見てよい。

つづきはこちら→「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」*有料サイト(月額1000円)

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「小沢一郎という男の野望」1992年初版 板垣英憲著 NO.6 第2章 熾烈! 一龍戦争

2010年09月22日 21時05分44秒 | 小沢一郎「15年戦争」

(イラスト 塚本昇司)

第2章 熾烈! 一龍戦争
「あなたを総裁には推せない」

 ライバル― 。
 政治家の場合、それは単なる競争相手ではない。権力を目前にした人間の競争は、単なる「競争」を超えた血みどろの「闘争」となる。水面下で静かに、しかし熾烈に行われるのが政治家の闘争である。
 小沢一郎のライバルといえば、言わずと知れた橋本龍太郎である。

つづきはこちら⇒「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」*定期購読月額1000円
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