菅首相の伸子夫人が夫に与えた「潔く討ち死にしなさい」の叱咤から、小沢一郎前幹事長との一騎打ちに突入へ

2010年08月31日 20時47分00秒 | 政治
◆小沢一郎前幹事長が8月31日午後5時45分、民主党本部で記者会見で、代表選出馬を正式表明し、続いて菅直人首相も改めて出馬表明した。これで、民主党代表選は9月1日告示を前に事実上、火ぶたが切られた。菅直人、鳩山由紀夫、小沢一郎、輿石東の「トロイカ+1」構想は、脆くも崩壊した。
◆菅首相は30日、鳩山前首相との会談で「トロイカ+1」構想に賛同した。そもそも自分から「トロイカ体制に戻りたい」と泣きついたのが始まりだった。
 だが、小沢前幹事長側から提案された「幹事長ポストを小沢前幹事長に渡せ」に加え、さらに「法務大臣も小沢陣営に」(小沢前幹事長が東京地検特捜部と東京検察審査会の動きをいかに気にしてるかの表れ)という要求に対して、菅首相は、「嫌だ。幹事長は渡さない」と明確に突っぱねたという。
 一夜明けて、31日午後、鳩山前首相は、小沢前幹事長、輿石参院議員会長と会談して、菅首相の意向を伝えた。この結果、小沢前幹事長は、要求は拒否されたと受け止めて、「話し合いにならん」と折衝決裂を自覚したようである。「後は君に任せる」と鳩山前首相にいい残して会談の場を去った。その際、記者団から「菅さんとの会談はあるのか」との質問に、「ありません」と答えている。
◆舞台裏では、菅首相の伸子夫人が、政局に大きな影響を与えたようである。伝えられる情報によると、伸子夫人は「これまで支持してくれた仙谷さんや前原さん、枝野さんたち仲間を裏切って、小沢さんに付いてはいけない。妥協してよいことはない。ここは格好よく討ち死にしなさい。これは、代表選なんですよ。負けて意地を通しなさい」とアドバイスやら、ハッパやらをかけられたという。政治家にとって「筋」を通すということが命題であり、これまで「反小沢」でここまできたのなら、たとえ負けても最後まで「筋」を通すことが大事であり、ここは腹を括れということをキッパリ説いたようである。市民運動はいつも、敗北の連続であり、負けるのは屁でもない。負けることより、支援者を裏切ることのほうが命取りだということを、肝に銘じよと説いた伸子さんの力強さがにじみ出ている。まさに夫唱婦随の名言と言えよう。
 夫人の言葉に目が覚めた菅首相は、31日午前、周辺に「討ち死に覚悟で代表選を戦う。勝敗は時の運だ」と決意を披瀝した。この言葉がさらに菅首相支持の国会議員に伝わり、「菅さんはサムライだ」と感心する声がしきりに聞かれたという。
◆ところで余談ながら、菅首相は最近、アメリカ政府からいろいろ圧力をかけられて、既に総理の職が嫌になってきていたという。日本銀行が30日の臨時の金融政策決定会合で、追加緩和策の一つとして市場に超低金利で資金供給を行う新型オペ(公開市場操作)を、現在の20兆円から30兆円に増やす決定をすると、すぐにアメリカ政府(駐日米大使館ルース大使か?)からクレームがついたらしい。日銀の白川方明総裁が記者会見で、この追加緩和策に踏み切ったことについて「米経済の先行きと日本経済へ悪影響を熟慮したうえでの日本銀行独自の決断だった」と強調したからである。、菅首相が27日、視察先の東京都大田区の工場で行った談話がキッカケになり、日銀の決定を招いたと受け止めて、アメリカ政府が「アメリカ経済が2011年2月(新100ドル札発行)までは厳しいことは、知っているはずだろう。まったく余計なことを言ってくれたものだ」と不快感を露にしたようである。アメリカ政府は、1ドル=80円以上の「円高ドル安」に向けて誘導している最中で、菅首相に邪魔されたと感じたようである。
 ことほど左様に、アメリカ政府からことあるごとに圧力をかけられ、菅首相が辟易し、神経をすり減らしている様子が窺える。イラ菅は、そんな息苦しく、重苦しい総理大臣の重職にしがみつくよりは、ここは潔く討ち死にしようと覚悟を決めたようである。
 もうひとつ加えるなら、菅派の中にも「そろそろ菅を下ろすべき」という声も出始めていた。下ろすためには代表選に持ち込むのが一番の近道と、手打ちに持ち込もうとした「トロイカ+1」体制に異論を唱える者もいたという。
 しかし、菅首相サイドは、小沢前首相に関するスキャンダルの掘り起こしと、反撃キャンペーンの手を強めていくという。一方、これまで小沢前首相を追い詰め、政治生命を脅かす秘密工作・謀略作戦を行ってきた米国対日工作担当のマイケル・ジョナサン・グリーンは、読売新聞29日付け朝刊7面(国際面)に掲載された「ワールドビュー」の「『アジア重視』の迷走」(ワシントン支局・小川聡特派員)で述べた日本の外交姿勢についての談話が掲載された以外、このところ表立った動きを見せていないし、小沢叩きの指令ももちろん聞かれない。
 
*マイケル・グリーンに関する記事掲載部分「マイケル・グリーン元米国国家安全保障会議(NSC)アジア上級部長は、「鳩山外交は対米依存を減らしてアジアとより緊密になると言いながら、現実には、ほとんどの周辺国にとっての日本の価値を引き下げてしまった」と手厳しく総括する。そのうえで、「菅首相はより現実的だ。しかし、日本は米国やASEAN諸国との間で、中国とのバランスをどのように保っていくかという外交戦略の擦りあわせができなくなったままだ」と指摘する。


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小沢一郎・鳩山由紀夫・菅直人・輿石東が、「トロイカ+1」体制、31日は言うなれば「手打ち」か?

2010年08月31日 01時28分46秒 | 政治
◆民主党の組織対策費使途データ暴露 VS 仙谷由人官房長官の政治団体の事務所費スキャンダルをめぐる血みどろのネガティブキャンペーンは、仙谷官房長官が「ヤブヘビ」を招いて、事実上の敗北となっている。
 何しろ、仙谷由人官房長官の政治団体の事務所費スキャンダルは、極めて奥が深い。というのは、東京・西新橋にあるこの政治団体の事務所が、ほとんど実務実績が感じられない幽霊事務所であることに由来している。早い話が狸御殿なのだ。加えて、次の言葉から、事件の本質を連想されたい。「総会屋・暴力団→都心の大企業→利益供与→著名政治家の政治団体→マネーロンダリング→企業舎弟→政治献金→還付金」
 それにしても、一方の民主党の組織対策費使途を漏洩したのは、民主党の小宮山洋子財務委員長であった。政党政治史上初めての最悪の裏切りである。希代の総会屋・小川薫の盟友だった仙谷官房長官に加担を要求されたとはいえ、仲間を売るような裏切りを実行したのは、実に情けない。
 小宮山財務委員長は、東京大学総長や成城学園学園長を歴任した加藤一郎の娘として東京都に生まれた。母方の祖父は大蔵大臣や初代大東亜大臣を務めた青木一男、父方の祖父は北海道銀行頭取を務めた加藤守一。愛媛県知事を務めた青木重臣は大叔父という名門一家に泥を塗ってしまったからである。ついでに、美貌も泥まみれになっているのは、残念至極である。
 枝野幹事長が8月30日の記者会見で、「民主党の昨年までの経理は、適正、適法と認識して引き継いでいる」と述べてている。
 ◆この事件は、まだ緒に就いたばかりである。暴力団や総会屋の面々が登場となれば、大相撲に続く大スキャンダル事件に発展するのは、「事件記者」経験者である私の動物的感覚から見ても間違いない。かつて、何人かの大物政治家が暴力団幹部らと一緒に写っている写真を目にしたことがあるだけに、民主党のみならず、自民党大物議員の名前が報道されるようになるのは間違いない。
 ◆繰り返し言うが、仙谷由人官房長官の政治団体の事務所費スキャンダルは、民主党崩壊を招く大事件になる要素を多分に含んでいる。このことを深刻に考えているのは、元々インテリ・ヤクザの仙谷官房長官ではなく、小沢前幹事長・鳩山前首相・菅首相・輿石東参院議員会長のいわゆる「トロイカ+1」である。30日の会談の結果、31日に「トロイカ+1」をセットして、覆水盆に返らずではなく、逆に覆水を盆に返らせようとするであろう。おそらくは、全ての条件と段取りは、30日に決めているはずである。31日は、言うなれば「手打ち」、つまり儀式である。

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菅直人首相は、「世論首相」にすぎず、世論だけに頼った過去の政権同様、基盤脆弱で倒れやすい

2010年08月30日 16時58分42秒 | 政治
◆かつて田中角栄元首相は、有権者の支持について「選挙区内に有権者10人がいたら、10人全員に支持してもらおうと思ってはいけない。3人に支持してもらえば、当選できる」
 これは、衆院中選挙区時代のことである。まず投票率100%はあり得ない。すると有権者7人の取り合いになる。中選挙区は、複数の候補者が当選するので、仮に定員3人とすれば、7人を3人が分け合う。となれば、最低2人の支持を得ればよいというこどである。支持率20%で悠々と当選できるので、革新的な支持者2人確保をベースに拡大していくことが最大の目標ということになる。これが田中元首相の理論である。
 しかし、1996年秋以降は、小選挙区制度に変わり、全国300選挙区、1選挙区約20万人の取り合いになる。これをわかりやすく、有権者10人で計算してみよう。2大政党制度の下で投票率70%として7人のうち、過半数の4人を制する必要がある。支持率40%で当選確実となる。だから、支持率50%以上を目指す必要はないということである。
◆ところで、新聞、テレビ各社の世論調査が8月30日、一斉に報じた。対面方式による調査ではなく、電話による瞬間調査なので、サンプルは、せいぜい2000人以内。たとえば、読売新聞は、有権者在住世帯1847件、有効回答1146人(回答率62%)、菅直人首相と小沢一郎前幹事長のうちどちらが民主党代表に「ふさわしい」と思うかという質問に対して、菅氏67%、小沢氏14%という結果が出た。この数字を盾にして、だから、小沢前幹事長は、代表選に出馬すべきではないという方向に誘導しようとしているのかも知れない。
 だが、この数字のなかには、政権交代の立役者である小沢前幹事長にうらみ骨髄の自民党支持者や反小沢の共産党支持者などが含まれているので、大幅に割り引いて受け取らなければならない。菅首相と小沢前幹事長とを「人気投票」するとこういう傾向になるということであり、単なる見た目や世間の評価(小沢前幹事長に対する悪辣なネガティブキャンペーン効果を含む)くらいに軽くみておくべき数字にすぎない。これが、インターネット投票になると、なかには菅首相10%、小沢前幹事長90%という数字が出ているのもある。だから現象の中に隠されている「本質部分」についても、新聞、テレビ各社はしっかりと報道すべきなのである。マスメディアという権威のベールをかぶせた表面的な数字、言うなれば世論調査のトリックに誤魔化されてはならないのである。「お見通しだ!」
◆さて、民主党代表選は、所属国会議員(413×2=826ポイン)、地方議員(100ポイント)、党員・サポーター(300ポイント=35万人=2010年5月確定済み)によって行われる。
 小沢前幹事長は「世論調査の動向と現場で肌で接触する国民の意識動向とは一致しない」
という趣旨の発言をしているが、まさにその通りである。つまりは、科学的に見ても民主党代表選において、世論調査は単なる参考資料にすぎないのである。
◆世論調査というのは、移ろいやすく、危うい。首相がちょっとしたミスでも犯かそうものなら、国民世論は、すぐにバッシングに回る。菅首相が就任直後、支持率60%を超えていたのに、消費税アップ発言をした途端、支持率は急落、1ヶ月そこそこで30%台に落ちかけた。この例がよく示している。
 過去に、国民世論で人気の高かった首相としては、戦前の原敬、戦後は、吉田茂、鳩山一郎、三木武夫、海部俊樹、細川護熙らがいた。だが、国民世論だけが政権維持の支えで大概は、政権基盤も脆弱で、景気押し上げや国民生活向上に政治力を発揮できないまま、のたれ死にしている。菅直人首相は、「世論首相」にすぎず、世論だけに頼った過去の政権同様、基盤は脆弱で倒れやすい。菅首相が続投、延命したとしても、その成れの果ては、いまから目にはっきりと見えている。
 序に言えば、枝野幸男幹事長が、アメリカ寄りになりすぎて、しかも、ブッシュ大統領とデッビッド・ロックフェラーが企てている第3次世界大戦に協力せざるを得ない状況に引きずり込まれていることを嫌い、幹事長を降りたがっているというのも、菅首相への抗議とも受け取れる。枝野幹事長は、いまでは、菅首相のことを周辺の国会議員らに悪口三昧、ボロカスに言いふらし、批判しているという。


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仙谷由人官房長官が辞任を決意、菅直人首相が小沢一郎前幹事長提示の人事案受け入れを回答した

2010年08月29日 22時38分43秒 | 政治
◆8月29日午後9時45分すぎ、「仙谷由人官房長官が小沢一郎幹事長サイドが提示してきた人事案を飲み、菅政権から降りることを決めた」との情報が入ってきた。朝日新聞が29日、仙谷官房長官の政治団体の政治資金が長男の事務所経費に使われていたと報道したため、責任を感じたらしい。また枝野幸男幹事長が2~3日ほど前、「菅首相のアメリカ寄りの姿勢についていけないので、菅首相支持から降りる」と前原誠司国土交通相を通じて伝えてきたことから、これ以上、菅政権を支え切れないと判断したようである。
 この結果、菅首相は、小沢一郎前幹事長側が「挙党態勢づくり」の条件の一つとして、さきに鳩山由紀夫前首相に託して提示してきた「仙谷官房長官と枝野幹事長を外す」という人事案を飲む意向を固めたと見られる。
 菅首相は29日夕、ロシアから帰国した鳩山前首相と会談しているが、再度会談を希望しているという。民主党代表選の告示が迫っていることから、菅首相と小沢前幹事長との間で、どのように調整するかが、注目される。急転直下、事態が動く可能性が出できた。

(なお、私は、小沢政権誕生を切望している)


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第2等の小沢一郎と第5等の菅直人、仙谷由人、野田佳彦、枝野幸男4人組の「人物対決」が佳境に入る

2010年08月29日 20時49分08秒 | 政治
◆中国・明末の碩学、思想家だった政治家・呂新吾が、著書『呻吟語』のなかで、「大臣」を六等分してみせている。一口にリーダーと言ってもその資質には、最上等から下等までを六段階に分けられるということだ。経済雑誌「財界」の元副主幹を経て評論家に転身して活躍した伊藤肇さんは、著書「現代の帝王学」において、『呻吟語』に基づき、「大臣にも一等から六等まである」という項を設けて、詳しく解説している。そのすべてを引用できないが、これを頼りに、いまの日本の政治家を分類してみるとしよう。
◆第1等の人物は「寛厚深沈。遠識兼照。福ヲ無形ニ造シ、禍ヲ未然ニ消シ、智名勇功ナクシテ、天下、陰ニソノ賜ヲ受ク」
 (全く私心がなく、作為というものがない。あたかも、人間が日光に浴し、空気を吸い、水を飲みながら、これを意識しないと同じように、何となしに人々を幸福にし、禍はいまだ来らざるうちに決してしまう。といって「頭がすごく切れる」とか、「勇気がある人だ」とかいう評判とか、「大変な手柄をたてた」とかいうようなこともなく、知らず知らずのうちに人民がそのお陰を受ける。とにかく、いるかいないのか、わからぬような存在でも、人民は無事太平を楽しんでおられる。こういう大臣が第1等には違いないが、なかなか、そんな人物は得られない)
 もちろん、いまの菅直人内閣に、第1等の大臣は1人もいないし、これほどの人格者的境地のリーダーはそうそう出てこない。数学上、理念的には「完全な円」というものがあり得ても現実には存在しないのと同様である。
◆第2等の人物は「剛明、事ニ任ジ、慷慨敢テ言イ、国ヲ愛スルコト家ノ如ク、時ヲ憂ウルコト病ノ如クニシテ、太(はなは)ダ鋒芒ヲ露(あらわ)スコト免レズ。得失、相半バス」
(いかにもしっかりしていて、テキパキと問題に取り組んでいく。剛直、直言、まっすぐに堂々と本当のことが議論できる。したがって、やや叡智や気概が露出して、時には物議をかもしたり、反発、抵抗を招く。しかし、いかなる障害があろうとも、敢然と主張すべきは主張し、やるべきことはビシビシやってのける)
 過去には、吉田茂、鳩山一郎、岸信介、田中角栄、中曽根康弘らがいた。自民党の小泉純一郎元首相は、自民党をぶ壊すと公言して、それぞれ物議を醸しながら、やるべきことはビシビシやってのける政治家であった。敵からの反発、妨害し熾烈を極めながら、果敢に驀進した。いまは、剛腕政治家と言われる民主党の小沢一郎前幹事長が、このタイプである。
 岡田克也外相、野田佳彦財務相、直嶋正行経済産業相が28日北京で開かれた「日中ハイレベル経済対話」に出席したが、「レアアース輸出枠」について、中国側から「ゼロ回答」
という残念な結果になった。中国側は、いまでは、小沢前幹事長しか信用していない。小沢政権ができれば、この交渉はうまくいく公算が大である。そう見てよいだろう。
◆第3等の人物は「安静、時ニ逐(お)イ、動(やや)モスレバ故事ニ循(したが)ッテ、利モ興ス能ワズ。害モ除ク能ワズ」
 (ひたすら、事なかれ主義である。悪いことはもちろんゆらぬが、さりとて善も進んでやらない、安全第1主義の人間、面白味はないが、安全なことは確かである)
 大半の政治家、大臣が、珍香も炊かず・・・の安全第一主義者だ。
◆第4等の人物は「禄ヲ持シ、望ヲ養イ、身ヲ保チ、寵ヲ固メ、国家ノ安危モ略(ほぼ)、懐(こころ)ニ介セズ」
 (特に私利私欲をほしいままにして悪いことをするというのではないが、とにかく、自分の地位、身分、俸禄を守るのに汲々としている人物。「国家ノ安危モ略(ほぼ)、懐(こころ)ニ介セズ」は、口では天下だの、人民だのというけれど、実際は、自分のことしか頭にない。しかし、進んで悪いことをしないのが唯一の取柄である)
 このタイプもかなり多い。民主党の渡部恒三・元衆院副議長、石井一副代表(参院議員、元自治相、国土庁長官)、藤井裕久前財務相らにこれらの特徴が顕著に見られる。渡部・元衆院副議長は、政権交代直前に「次は私が衆院議長だ」と衆院事務局などに吹聴していたが、実際に就任したのは、横路孝弘衆院議長だった。小沢前幹事長の推挙と知ってからは、昭和44年当選組の同期で41年もの長い付き合いを裏切り、「小沢は悪い奴だ」とマスメディアで悪口の限りを尽くしている。TBS番組「時事放談」の8月29日放送でも小沢前幹事長を終始口汚くののしり続けており、「友情の儚さ」を痛感させられるばかりで、恍惚老人の醜悪さだけが、テレビ画面を汚していた。
 石井参院議員は、これまでの小沢擁護の立場を翻して、代表選では菅選対本部の副本部長に就任して、小沢前幹事長の敵に回っている。藤井前財務相は、「幹事長室に陳情一元化」の原則に反して日本経団連の御手洗富士夫会長に会って意見交換したのがバレ、小沢前幹事長の怒りを買い、財務相をクビにされたのを恨み「、反小沢」に転んだ。この陰で、仙谷由人官房長官が配った官房機密費という「毒饅頭の毒」が効いているという噂が絶えない。このなかで、とくに石井副代表は、「筋の悪い借金に苦しんでいたところ、仙谷官房長官に救われた」とも言われている。財務官僚は、官房機密費として資金をどんどん注ぎ込んで、仙谷官房長官に小沢前幹事長潰し用に使わせているという。
◆第5等の人物は「功を貪り、衅(きん=ちぬる、あらそい)ヲ啓キ、寵ヲ怙(たの)ミ、威ヲ張リ、是ニ愎(もと)リ、情ニ任セ、国政ヲ撓他(どうらん)ス」
 (権勢に乗じて、野望を逞しくし、自分に組する人間だけを用い、そうでない人間を排斥する。我欲、私心の塊で、公儀を無視し、国政を乱してはばからない)
 この説明から真っ先に思い浮かぶのは、菅直人首相、仙谷官房長官、野田佳彦財務相、枝野幸男幹事長の4人組の顔である。「オリジナルメンバー」「脱小沢」などの言葉が、偏狭な排斥主義を言い表している。「挙党態勢」に真っ向から反する政治思想と言えよう。
 この4人組は、「脱小沢」の旗印の下で、小沢前幹事長追い落としを狙い、幹事長時代の小沢前幹事長の民主党の資金の使途について、データをマスメディアの一部にすでに流していると言われ、前例のないネガティブ・キャンペーンを開始している。さすがの自民党も左翼政権特有のえげつないやり方にあきれ果てている。とりわけ、暴力団・総会屋専門の弁護士である仙谷官房長官の「インテリ・ヤクザ」さながらの手法は、「政治家の品性」が問われており、「インテリ・ヤクザ左翼政権」の継続が国政を危うくすると多くの国民が憂慮し始めている。マルクス以来、マルキストの最終目標は、「国家の死亡」にあるので、国政が危うくなるのは当たり前である。
 フランス革命時の恐怖政治は、それを行ったダントンやロベスピエールを断頭台に送ったように、仙谷官房長官自身が、今度は朝日新聞の8月29日付け朝刊1面トップ記事「仙谷政治資金 長男側に 計320万円ビル賃料に充当」と書かれ、社会面(39面)で徹底的に「槍玉」に上げられているのは、何とも皮肉である。これもレッキとした「政治とカネ」の問題である。朝日新聞社会部は、手を抜いてはならない。
 菅首相については、東京・赤坂の韓国クラブの女性(韓国情報部のスパイ説あり)との親密な関係が取りざたされており、韓国に帰国している女性とその子ども、そして生活費の資金源を追って、大勢の取材陣、調査陣が、大挙して海を渡り裏づけ調査に奔走しているという。仙谷官房長官が握っている菅首相の弱みが、これだという情報もある。このスキャンダル合戦は、いよいよ佳境に入っているようである。実に面白い限りだ。
◆第6等の人物は「奸険、凶淫、煽虐、肆毒(しどく)、善類ヲ賊傷シ、国家ノ命脈ヲ断ジ、四海ノ人望ヲ失ウ」
 (野望をほしいままにし、天下に動乱を起す破壊的人物。これが最下等の大臣である)
 菅政権が、新左翼、革マルといった極左暴力集団の影響下にあるとすれば、これは警察庁・警視庁の警備・公安部の仕事である。

(ちなみに、私は「大臣」でも「政治家」でもない。ただの物書きである。くれぐれも間違わないように)

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小沢政権は歴史的必然!円高ドル安・株安、米100ドル札発行、第3次大戦、中国経済崩壊の文脈が要請

2010年08月28日 21時01分02秒 | 政治
◆朝日新聞が精神分裂気味である。8月27日付け朝刊の社説は「小沢氏出馬へ あいた口がふさがらない」との見出しをつけて「多くの国民が、あぜんとしている」「こっけいですらある」「視線が厳しい」「政党政治自体への冷笑がさらに深まっては取り返しがつかない」と記述し、まるで痴呆状態に陥っている。公器である新聞の生命線である「不偏不党、公正中立」という綱領基準や論理性は無視しての感情論一本やりだ。28日付け朝刊の社説は、やや正気を取り戻して「菅VS小沢 政策を競うのでなければ」との見出しで、「『小沢か、脱小沢か』の主導権争いだけにうつつを抜かしていたら、国民の気持ちは離れるだけだろう」と述べているものの、依然として感情論の域を出ていない。
 これに対して、テレビ東京の28日午前11時からの報道番組「週刊ニュース新書 側近が明かす”小沢総理”誕生マル秘シナリオ」は、秀逸だった。番組ホストの田勢康弘(政治ジャーナリスト、元日本経済新聞記者、現在、:日本経済新聞社客員コラムニスト)が、インタビュー相手に招いた小沢一郎前幹事長の側近・松木謙公国対委員会筆頭副委員長に「新聞のなかには、『小沢氏出馬へ あいた口がふさがらない』と」と報じているところもあります」と感想を聞き、これに松木氏は「開けたままにしておけばいいのではないですか」とさらりとかわしていた。
田勢氏は、小沢一郎政権誕生の暁に、実現して欲しい政策テーマとして、次の4つを要望していた。
 1つは、財政債権に財政再建に見通しをつけること。
 2つは、沖縄普天間基地移設問題を解決すること。
 3つは、北朝鮮による日本人拉致問題を解決すること。
 4つは、円高ドル安・株安を是正すること。
 最後に、田勢氏は代表選の勝敗について「私は、小沢さんが勝つと思う」と予測していた。田勢氏が占う国政選挙など選挙の勝敗に関する予測は、「よく当たる」と定評があるので、心強い。
◆さて、今回の民主党代表選は、政党内の単なる「コップの中の争い」「主導権争い」などと矮小化して見たり、特定候補者をこき下ろしたり、コケにしたり、あるいは、どちらの馬が勝つかといった丁半バクチの対象の如く扱っては、破綻の淵に立たされている日本の窮状や困難を見失ってしまう。そうではなくて、いまどのような世界情勢の中で、また歴史的に見ていかなる局面において行われようとしているのか、そこにはどんな文脈が隠されているのかを読み取ったうえで、だれが国家最高責任者として相応しいかをしっかりと見据えていかなくてはならない。
◆しかし、大事なのは、大局観である。状況把握は、小状況、中状況、大状況に分けて見るのが常道だが、そんなところに目をとらわれてはいけない。大局観をつかむのである。剣豪・宮本武蔵は著書「五輪書」の「水の巻」のなかで、「兵法の目付けといふ事」とう一節を設け、「観見二つの事、観の目つよく、見の目よわく、遠き所を近く見、ちかき所を遠く見る事、兵法の専也」といわゆる「マクロの目」と「ミクロの目」について説いている。
 「観」とは、心で観ること、仏教の「観智」(物事一切を観察して、根本の理を悟る智恵)。「見」とは、肉眼で見ること。①戦闘の際の目配りは、大きく広くすることである。②観の目を強く、見の目は弱くして、遠いところを的確にとらえ、身近なところの動きから大局をつかむ。③目の球を動かさないで、両脇を見ることも大切である。
 昭和54年10月の世に言う「40日抗争」の最中、福田赳夫前首相(当時)から激しい抵抗にあった大平正芳首相(同)が、どういう心構えで臨めばいいかを坂本三十次元労相(第二次海部内閣の官房長官、三木派の重鎮)に訊ねた。石川県鳳至郡(現鳳珠郡)穴水町の「森林王」、剣道7段の坂本元労相は、こう応えた。「まなこは、遠山を望むが如し、掌(たなごころ)は、生卵を握るが如し」。大平首相は、「生卵ですか」と言ったという。
◆日本が、直面している国難とは、何か。大局観に立てば、以下のように整理される。
 ①2001年9月11日、ニューヨーク、マンハッタン島のトレードセンター2棟に2機の航空機が激突、ペンタゴンにも突入、ピッツバーグでは、撃墜されてバラバラ機体が発見されている。この事件を境に、世界の覇権は、ディビッド・ロックフェラーから、ロスチャイルドとジョン・D・ロックフェラー4世に移った。にもかかわらず、ディビッド・ロックフェラーは、相変わらず覇権維持を続けようとした。
 ②ブッシュ大統領は、イラク戦争の長期化により、再び双子の赤字を生み出し、2期8年の在任の最後の2年、ディビッド・ロックフェラーがオーナーのシティグループの宿敵であるゴールドマンサックス社から嫌がるヘンリー・ポールソンCEO(ジョン・D・ロックフェラー4世がオーナー)を無理やり引き抜き財務長官に据え、財政健全化に着手する。
 ③サププライム・ローン破綻により、金融危機に陥った米国、欧州勢が、日本を包囲して「円高ドル安」「円高ユーロ安」「株式の全面安」と各国の輸出促進を企て、対日攻勢をかけてくる。このために日本は、巨額の国益が損失する。
 ④米国は、2011年2月に、新100ドル札の発行を開始する。実質的なデノミにより、日本経済は、大打撃を受ける。
 ⑤2011年、イスラエルVSイラン、インドVSパキスタン、中国VSインドの間で、核戦争勃発。フリーメーソン世界では、米国ブッシュ前大統領とディビッド・ロックフェラーが計画しているとの情報を把握している。第3次世界大戦(人類史上初の本格的核戦争)勃発となる。幹首相は、核廃絶に消極的であり、結局的に核戦争容認と見られている。
 ⑦2016年頃、中国経済が大崩壊する。このため、ロスチャイルド財閥(ジョン・D・ロックフェラー4世と一体)は、この時期を直前に控えて、投資資金の一斉引き揚げを敢行する計画という。
 なお、ロスチャイルド財閥(ジョン・D・ロックフェラー4世は、小沢一郎政権が誕生すれば、巨額投資を日本市場に行うと言い、実現すれば、日本経済は再生されて、景気が力強く上昇していく可能性が大である。民主党代表選に小沢前幹事長が敗北すれば、離党は回避できず、新党結党、自民党の一部などとの大連立に向かう。どちらにころんでも、小沢一郎政権が誕生する。

板垣英憲マスコミ事務所

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小沢一郎と菅直人が激突する陰で狡猾な財務官僚らが悪用しやすい菅首相支援に蠢き、小沢潰しに躍起だ

2010年08月27日 18時51分07秒 | 政治
◆民主党代表選は9月1日の告示を前に、小沢一郎前幹事長、菅直人首相両陣営が、多数派工作に突入し、猛烈な火花を散らしている。軍配がどちらに上がるにしろ、民主党は分裂を避けられない見通しである。
 菅首相陣営は、仙谷由人官房長官が中心になり、多数派工作を展開中である。財務官僚をはじめ各省庁の官僚たちにも声をかけて、協力を要請しているという。とくに財務官僚は、小沢政権が誕生すると強権を奮って大改革に乗り出してくるの確実なので、これを阻止せんと、国家公務員法違反(政治活動禁止)もなんのその、なりふり構わず「小沢潰し」を必死で行っているという。詳細については、随時速報する。
 財務官僚をはじめ各省庁の官僚たちは、小沢前幹事長の旺盛な増殖ぶりを警戒してきた。というのも民主党と自由党が合併して約わずか7年弱の間に約5.4倍に膨れ上がっている。この勢いで、小沢政権が誕生すれば、次期総選挙でさらに増殖し、各省庁にどんどん送り込んでくる可能性が大である。文字通り政治主導が本格的に成りかねないからである。そんな事態にならないように、政権担当能力の低い菅政権を利用し尽くして、小沢政権誕生を是が非でも阻止しなければならないと必死になのである。担ぐのは、菅首相のようなバカほどいいと算段している。
◆確かに、自由党党首だった小沢前幹事長が2003年10月5日午後、都内のホテルで開いた民主党の合併大会に臨んだとき、自由党からは小沢党首を含めて衆院議員23人、参院議員8人計31人が参加していた。民主党小沢派は、衆院議員130人(党内勢力42・3%)、参院議員36人(同33・6%)計167(同40%)=各派閥の勢力は、個々の政治家の経歴、人脈などいくつかのメルクマールを基準に出入りしている中心派閥から割り出している。他の派閥にも重複して出入りしている政治家も少なくない。
 ともかく、小沢前幹事長は、田中角栄元首相が「選挙の神様」と言って尊敬していた兼田喜夫氏(自民党本部選挙部長、陸軍時代の田中元首相の上官、久慈市出身)が作成した「選挙・票固め十カ条」を基本にして、田中元首相直伝の「ドブ板選挙」を徹底的に実践し、かつ秘書軍団(約100人)を国政選挙ごとに総動員、莫大な政治資金を投入するなど、地道な努力を積み重ねた結果、自由党から中途入党したときに比べて、約5.4倍の派閥を築き上げたと言えよう。仮に秘書1人当たり月50万円(給料と経費など込み)として毎月5000万円、年間6億円もかかる大所帯である。これだけに大軍団が、さらに太り続けてくのは、官僚たちには、大変な脅威であることは間違いない。
◆一方、マスメディアの大半は、仙谷官房長官にまつわるネガティブ情報(暴力団や総会屋関係)を相当つかんでいると言われているのに、なぜか、押さえ気味という。
 参院選前、週刊文春が6月24日号の「首相が頼り切る『赤い小沢一郎』大研究-仙谷官房長官と『大物総会屋』絡み合いすぎる関係」と報じた以外、パッタリ沙汰止みとなっているのに対して、小沢前幹事長に対する「政治とカネ」キャンペーンは、繰り返しウンザリするほど続いている。
 とりわけ、新聞、テレビなどの媒体は、各省庁の伝統的な記者クラブに加盟し、多数の記者を送り込んでおり、各社は、明治以来、営々として築いてきた省庁という巨大な組織を情報源とする「既得利権」を失いたくない。また、フリージャーナリストや外国人記者たちに侵されたくも奪われたくもないのである。今も、これからも、各省庁の官僚たちと仲良く付き合って行きたいとしている。だから、口では「政治改革」「行政改革」「政治主導」などときれいごとを言い、紙面や電波で国民に向けて垂れ流しても、本音では、まるで正反対のことをして、かつ、官僚たちが嫌っている小沢前幹事長を叩き潰す手伝いをしているのである。
◆日本のマスメディアや国民のなかには、わずか1年の間に3人も首相が交代すると、外国から信用されなくなるなどと世間体を気にする声があるけれど、外聞だけで政治を見てはならない。経済政策も稚拙で、外交防衛政策など苦手なことは人任せ、「逃げる菅」と言われても仕方がない。これでは首相として何もしていないのと同じである。円高ドル安、株安では、無策を続け、今回40兆円から50兆円もの資金が吹っ飛んでいると言われており、菅首相がいかに国益を損なっているか。国民は、このことに目を向けなければならないのに、マスメディアが繰り返し繰り返し垂れ流している「政治とカネ」という言葉の呪縛に絡め取られている。これがある政治集団による捏造、でっち上げ、ひいては冤罪につながる政治工作であるとも気づかない。マスメディアも、利用されていることに対する検証をしようともしないのである。
 しかし、今日の国際政治は、強力な政治家でなければ、とても海外折衝をうまくこなすことはできない。菅首相は、アジテーターとしては一流であっても、海外折衝では場数を踏んでおらず、能力がまったくない。この点、小沢前幹事長は、場数も多く、経験豊富で貫禄十分である。一番大事なのは、対米交渉である。小沢前幹事長は、決して反米主義者ではない。しかし、小泉純一郎元首相のようにアメリカの言うことは、何でも聞いてきた「パピー」のようにはならない。言うべきことは言い、協力すべきは強力する。
 またそうした対等とはいかないまでもアメリカと折衝できる政治家を、今からきちっと養成しておかなければならない。小沢前幹事長は、そう考えている。
◆だが、菅首相と官僚群が一体となったまさに「ダブル・カン」状態となり下がった民主党では、本物の政治主導体制ができないことが、明確になれば、いつまでも民主党にしがみついている必要もメリットもない。そう見切りをつければ、小沢前幹事長は、代表選の勝敗を度外視して、、民主党を離党するなり、解党するなりの強硬手段を打つと覚悟していると見ることができる。
 それは、鳩山前首相も同様である。鳩山前首相は1996年9月11日、新党結成を呼びかけて衆議院会館一階会議室で開いた記者会見で「私は時限政党として2010年まで責任を持てる政党として存続してまいりたい」と語っていたからである。今年がその「2010年」に当たる。民主党は、政権政党となり、創設者である鳩山前首相と菅首相は、短期にしろ「総理大臣」となり、その旨みを味わっている。中途採用組の小沢前幹事長は、「総理大臣」の座をつかむ寸前の位置にある。何事にも淡白な大金持ちの坊ちゃま、鳩山前首相は、「当初の公約通り、民主党を解党してもよい」と考えているらしい。鳩山前首相は、民主党結党直後、ホテルオークラ内の中華料理店で出版社の社長と私と3人が集まって昼食の冒頭、「私は菅さんを信用していない」とはっきり言っていた。人を騙し、ポストは横取りし、コスイ人間だと言わんばかりの口調だった。この点、小沢前幹事長とは公の場でキスさえしかねない深い信頼関係が漂っている。今回の仲介の結末は、初めから見えていたのである。


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ラジオ出演のお知らせ  〔bayfm78.0 8月30日(月)AM7:25頃〕

2010年08月27日 16時15分34秒 | お知らせ
来週8月30日月曜日、千葉FMラジオ局ベイエフエムの朝の番組「POWER BAY MORNING」(5:00~8:51)に出演いたします。時間は、AM7:25頃から。

テーマは、注目の「民主党代表選-菅直人首相VS小沢一郎前幹事長の激突」と「円高ドル安」について解説させていただきます。

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本日・ラジオ出演のお知らせ  〔北海道放送HBCラジオ 8月27日(金)2:07PM頃〕

2010年08月27日 11時15分36秒 | 小沢一郎「15年戦争」
本日8月27日金曜日、北海道放送HBCラジオ(SAPPORO1287khz)のお昼の番組「カーナビラジオ午後一番!」(5:00~8:51)に出演いたします。時間は、午後2:07頃から。

テーマは、注目の「民主党代表選-小沢一郎出馬」について。

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菅直人続投の強力内閣・役員人事案が仙谷由人の公設秘書問題でオジャン、小沢一郎が代表選出馬を発表!

2010年08月26日 16時13分08秒 | 政治
◆鳩山由紀夫前首相が25日、菅首相に提示した「菅首相続投、強力内閣・役員人事案」に仙谷由人官房長官が強く難色を示して抵抗したため、99%実現すると思われた人事作業が土壇場でオジャンとなり、菅首相と小沢前幹事長が激突することになった。
 鳩山前首相が提示したのは24日夜、ホテルニューオータニ6階ダイニングバーの個室で小沢前幹事長と約3時間会談し、「菅首相続投、強力内閣・役員人事案」として作成したものだった。「菅首相、小沢幹事長」を軸に、連立する予定のたちあがれ日本の与謝野馨共同代表、みんなの党の渡辺喜美代表代表、新党改革の舛添要一代表、国民新党の亀井静香代表らが入閣する強力政権の布陣であったという。小沢前幹事長は、公明党との連立も考えているので、この人事案に公明党の幹部名が入っていた可能性があるが、不明である。一方、このなかに岡田克也外相、前原誠司国土交通相の名前はあったのに対して、「脱小沢」の急先鋒・仙谷官房長官と枝野幸男幹事長の名前はなかった。
 枝野幸男のはともかく、仙谷官房長官が外されたのは、単に「脱小沢」の急先鋒であるというのが原因だったわけではない。仙谷由人官房長官の公設第2秘書・矢野清城氏に問題があった。矢野清城氏は公明党の矢野絢也元委員長の長男である。2009年11月に第2公設秘書に登録されているが、それ以前は、矢野元委員長の長男を伏せて私設秘書として務めていたという。
◆矢野元委員長はこれまで公明党の支持母体・創価学会と訴訟事件を抱えて、「仏敵」と呼ばれており、公明党との連立を模索してきた小沢前幹事長にとっては、矢野元委員長の長男を公設秘書にしている仙谷官房長官(菅政権のガンと言われている)を閣僚のまま温存しておくのはなんとしても都合が悪い。小沢前幹事長が2月26日夜に公明党の支持母体である創価学会前会長の秋谷栄之助・最高指導会議議長と東京都内 のホテルで密かに会談したのは、仙谷官房長官を牽制する目的があったとも見られていた。
 なにより英国ロスチャイルド-ローマ法王庁(バチカン)-創価学会が連携して、小沢救済に当たり、ディビッド・ロックフェラーやブッシュ前大統領側から放たれる刺客によるテロを未然に防ぐため、欧州から小沢一郎前幹事長護衛組織が日本に向けて続々送り込まれつつあると言われてきた緊迫した状況の下で、小沢前幹事長の目には、仙谷官房長官は極めて危険な存在に映っているのである。
◆それでも、仙谷官房長官は「菅首相続投、強力内閣・役員人事案」を一目見た瞬間、不快感を示しながらも、そこは告示までに何回か折衝を繰り返していけば、閣内に残れるものと考えていた。ところが、案に相違して、人事案を持ってきた鳩山前首相は、一発で認めて受け入れるよう要求した。思惑が外れた仙谷官房長官が、暴力団や総会屋を弁護して鍛えてきた経験から、ヤクザまがいの凄みのある恐ろしい形相で「とても飲めるような人事案ではない」と猛烈に反発した。菅首相は、仙谷官房長官を切ることもできず、鳩山前首相の仲介は、この瞬間に失敗したという。菅首相は鳩山前首相に小沢前幹事長との仲介を懇請しておきながら、またまた友愛精神の善良な鳩山前首相と来る者拒まず去る者追わず主義の人の良い小沢前幹事長を騙してしまった。裏切られた側は、大いに傷ついたことであろう。 マスメディアは、菅首相側が「脱小沢」の旗を降ろして「挙党態勢」を築こうとしなかったことが原因で、鳩山前首相の仲介が失敗に終わったと報道しているけれど、実際は、菅首相が反創価学会側の仙谷官房長官を外す、つまりは本音では切りたいのに「仙谷切り」ができなかったためというのが、真相のようである。
◆せっかく鳩山前首相と小沢前幹事長が、苦心の末に「菅首相続投、強力内閣・役員人事案」により、強力布陣を築こうとしたにもかかわらず、菅首相が仙谷官房長官を切れなかった裏には、何があるのか。「菅首相は仙谷官房長官に尻尾を握られている」という見方が、永田町界隈で取りざたされている。いずれはっきりしてくることであろう。いずれにしても、菅首相と小沢前幹事長が死闘を続け、両陣営がスキャンダル合戦を華々しく展開しているうちに、噴出してくることが予想される。楽しみである。
(マスメディアからの理不尽な小沢叩きを浴び、また官僚の抵抗にあい続けた小沢前幹事長が代表選出馬を発表するまでには、幾多の紆余曲折があった。だが、米欧の国際金融機関からぐるりと包囲された日本が、まさに国難に直面しているなかで、救国内閣を樹立できる政治家は、小沢前幹事長しか見当たらない。この意味で私は、実に感慨深く、小沢前幹事長の代表選出馬を心から喜びたい。この勢いで是非とも当選して、小沢一郎救国内閣を実現して欲しい。我田引水をいうならば、これまで17年間に「小沢一郎」をテーマにした書籍11冊をものにし、このうち、4冊が「小沢一郎のホームページ」に掲載されている立場では、小沢一郎救国内閣誕生の暁には、12冊目を是非とも上梓したいと考えている)

板垣英憲マスコミ事務所

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