「民主党派閥抗争史―民主党の行方」(共栄書房刊)が9月11日から全国書店で発売が開始されます!

2008年08月31日 18時06分04秒 | 政治
◆板垣英憲の最新著書「民主党派閥抗争史―民主党の行方」(共栄書房刊、定価1500円+消費税)が、9月11日、全国の書店で一斉に発売となります。「民主党はどうなる 民主党は8大派閥の雑居集団」(民主党は、政権を取れるか)「民主党への提言――『友愛民主党』となれ!」というキャッチフレーズが、帯を飾っています。
◆内容の主な柱は、以下の通りです。
 序章  民主党とは何か
第1章 民主党は8大派閥の雑居集団
第2章 民主党の結党  
第3章 主導権争い    
第4章 民主党は政権政党となり得るか
 第5章 小沢一郎という存在
 第6章 政権政党への条件と課題
第7章 民主党への提言――「友愛民主党」となれ
◆なお、「民主党の派閥研究」をテーマにした書籍は、本邦初めてだそうです。次期総選挙で、果たして「政権」を取れるかどうかは、国民・有権者が判断することでありますが、それ故にこそ、民主党について知り、投票行動のための参考にしていだければ、著者としては、これほどうれしいことはありません。
板垣英憲マスコミ事務所

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太田昭宏率いる公明党は、「税金ドロボー政党」に堕落してしまったのか?

2008年08月26日 18時34分33秒 | 政治
◆このところの公明党の政治姿勢は、狂っているとしか思えない。漁業関係者に加えて原油高で苦しむトラック業界が悲鳴を上げ、デモ行進し、自民党本部にまで陳情しているというのに、臨時国会開会を遅らせる要求を福田首相に強要し、会期も短期間にしようと、これもまた、自民党に圧力をかけて、ゴネてみたり、一体、だれのために政治を行っているのかわからない。これでは、「税金ドロボー政党」ではないか。堕落も甚だしい。庶民の敵である。
◆しかも、公明党は、衆議院の解散・総選挙についても、福田首相を振り回わしている。公明党の都合通りに、解散・総選挙をされたのでは、国民はたまったものではない。これでは、もはや「公党」の名に値しない。思い切って「不公明党」に改名したらどうか。
国民の間では、太田昭宏委員長をはじめ公明党衆院議員が、次期総選挙で全員落選することを願う声が、広がってきている。このことを真摯に受け止めるべきである。民主党の鳩山由紀夫幹事長は、「衆議院議員の定数を2割削減することをマニフェストに書き込む」と発言しているけれど、悠長なことを言わないで、早速、臨時国会に「比例代表180をゼロにして、小選挙区300の一本にするための公職選挙法改正案}を提出して欲しい。衆議院では、もう公明党議員は、不要である。
◆振り返ってみると、自民党国会議員で、公明党の協力を得た議員の大半が、不幸な目に遭っている。まるで生き血を吸い取られるように衰退し、桧舞台から退場している。知っている限りでは、たとえば、池田行彦、粕谷茂、浜田卓二郎などは、公明党に頼ったが故にみな不運に襲われている。いまは、自民党全体が、公明党に精気を吸い取られている。選挙というのは、自力で戦うことを忘れてしまっては、もう御仕舞いであり、敗北は、免れない。このことに早く気づくべきである。
◆それにしても、情けないのは、自民党である。衆議院で300を上回る議席を確保し、参議院では、わずか 17議席足りないだけなのに、なぜ公明党の参議院議員21人に頼り、連立を組み続けなければならないのか。民主党や国民新党、無所属、場合によっては、社民党からヘッドハントして、参議院で過半数を確保する努力しないのか、よくわからない。自民党は、公明党の参議院議員21人のために正道を誤まってはならない。総選挙は、任期満了で行えばよい。その間、ジックリと国会審議し、国民生活を好転させる必要がある。

板垣英憲マスコミ事務所

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福田改造内閣は、福田首相が「公約実現」と「解散総選挙の日程」まで仕込む最高の布陣である

2008年08月05日 16時12分55秒 | 政治
◆福田改造内閣は、世情、マスコミなどて色々と批判されているけれど、それらはいずれも、皮相的な見方にすきない。適材適所という言葉が、人事のたびにステレオタイプに繰り返されるのに反して、よく分析してみると、この改造内閣には、見かけに反して、福田康夫首相の老獪な「仕掛け」が仕込まれていることに気づかされる。
◆まずは、見かけの部分である。八大派閥の領袖のうち六人を閣僚と自民党4役に取り込んでおり、近年珍しい「実力者内閣」であり、「挙党一致内閣」である。いまの自民党では、これ以上の内閣は、つくれないと言っても過言ではない。
 財務省好きの福田首相は、大蔵官僚出身の伊吹文明を財務相に、中山恭子を少子対策担当・拉致問題担当に配置、財務相経験者である谷垣禎一を国土交通相に送り込んでいる。
 福田首相、与謝野馨と谷垣禎一の3人は、麻布高校の先輩後輩の関係にある。また、福田首相の「名門好き」は、吉田茂元首相の孫・麻生太郎、鴻池財閥の当主である鴻池善右衛門に嫁いだ伯母を持っている太田誠一を農水相に、与謝野鉄寛・晶子の孫・与謝野馨に見事に表れている。
 改革路線については現在、①小泉構造改革路線(行財政改革)、②「上げ潮路線」(積極財政)、③財政改革+消費税増税路線の3つのうち、「③」の路線を鮮明にして、とくに小泉構造改革路線と訣別している。
◆次に、福田改造内閣の「本質部分」である。これは、3つの公約を果たそうとしている点である、①「拉致問題担当相」に中山恭子②「消費者問題担当相」に野田聖子③国土交通相に谷垣禎一をそれぞれ配置している。
福田首相は、「私の在任中拉致問題を解決する」「道路財源を一般財源化する」「消費者庁をつくる」と公約してきた。この人事は、いかなることがあっても、公約を実現して見せる決意表明である。このなかで、「拉致問題」が解決すれば、「一発逆転」し、民主党による「政権交代」は、夢幻に終るか、露と消える。
元郵政相・野田聖子の「完全復活」は、民主党寄りになっている「全国郵便局長会」(約2万人)と郵便局員の奪還という総選挙対策の意図が含まれており、小泉元首相が強引に断行した「郵政改革」の行き過ぎの「見直し」を行うとともに、「後遺症」を癒そうという政策転換をアピールしている。野田聖子がその象徴として担ぎ上げられたのである。
元財務相・谷垣禎一を国土交通相に送り込んだのは、「道路財源を国土交通官僚と道路族から財務省にもぎとる」という強い意志表示以外の何ものでもない。
◆ということは、福田首相は、この福田改造内閣に、衆議院解散・総選挙の日程まで仕込んでいると読み取れるのである。2009年9月11日の「任期満了」を睨み、メ一杯、「公約の実現に努力する」という意味である。2009年度予算案と、これを裏付ける法律案を国会で成立させ、公約実現のメドが立つまでは、解散しない、メドが立てば解散するということである。
 福田首相が内閣改造に踏み切るまで、「年末か来年初めの解散」を唱えていた自民党の古賀誠選挙対策委員長が、将来、総理大臣にしようとしている野田聖子が入閣したことや自ら留任したのを受けて、「任期満了選挙を」と前言を翻したのは、こうした福田首相の内閣改造の意図を見抜き、よく理解したからに他ならない。
 とにかく、福田首相は、解散権という伝家の宝刀の柄を握っているのであるから強い。公明党が、早期解散すれば自民党が壊滅状態になるのはわかり切っているのに、首相に「来年の東京都議会選挙の半年前の解散・総選挙」を迫ったのは、「私利私欲」にかられ、「天下国家・国民の利益」は二の次にする、まさに血迷いとしか思えない。
 また、小沢民主党は、自民党との攻防戦において、福田改造内閣という手強い「城」への「1年間」にもわたる長丁場を否応泣く耐え抜き、これを落城させるために、物心ともに相当の犠牲を迫られる。その覚悟が必要となっている。

板垣英憲マスコミ事務所

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