小沢一郎代表が、「政権交代こそ野党連携の最大の目的」とし、「オリーブの木構想」で戦うべきと力説

2015年10月03日 00時45分02秒 | 政治
◆小沢一郎代表が10月2日、「政権交代こそ野党連携の最大の目的」と題した談話を発表し、野党各党が来年の参院選で、統一名簿をつくった上で臨む「オリーブの木構想」で戦うべきとの持論を示したという。日刊スポーツが10月2日午後4時1分、「小沢一郎氏、参院選は野党各党の統一名簿で戦うべき」という見出しをつけて配信した。
 2016年7月の次期参院議員選挙まで、9か月余りとなっている。共産党の志位和夫委員長が9月19日午後、東京都内の党本部で第4回中央委員会総会を開き、次期参院議員選挙へ向けて、「『戦争法廃止の国民連合政府』で一致する野党が国政選挙で選挙協力を行おう」と提案し、確認された。これを受けて、民主党の岡田克也代表、維新の党の松野頼久代表、社民党の吉田忠智党首、生活の党と山本太郎となかまたちの小沢一郎共同代表と会い、吉田忠智党首、小沢一郎代表の2人から賛同得た。
民主党内では、新左翼寄りの枝野幸男幹事長が、「共産党アレルギー」を気にして難色を示し、細野豪志政策調査会長らが「解党→新党結党」を提唱しており、維新の党内では、大阪市の橋下徹市長が、新党「おおさか維新の会」立ち上げを宣言し、分裂が確定するなど、野党議員が「2大政党政治時代」に向けて、進路選択の過程にある。
 小沢一郎代表は、「ちっとずつ、ちっとずつ進んでいる。今年末までには、野党連携を行って、参院議員選挙に間に合わさなければならない」と語っており、「野党各党の統一名簿づくり」に期待している。
◆小沢一郎代表は、かねてより「野党連携のための最善の策は何か。各党が解党して1つの党をつくることだが、現段階では現実的ではない。次善の策として、オリーブの木により、政権交代を実現する」と提唱してきた。
 これまで何度も書いてきたけれど、「オリーブの木」とは、イタリアで生まれ、欧州議会でも行われている政権奪取手法である。イタリアの経済学者・政治家のロマーノ・プローディ(1939年8月9日、エミリア=ロマーニャ州レッジョ・エミリア県スカンディアーノ生まれ、ミラノカトリック大学卒、ボローニャ大学教授、首相、下院議員、民主党初代議長、欧州委員会委員長、商工相などを歴任 )が、中道左派勢力を結集する市民運動を開始して、シンボルを「オリーブの木」(平和の象徴で、丈夫で実がなることに因む)としたのを嚆矢とする。
イタリアの中道政党(イタリア人民党など)と左派政党は、「ともにイタリアのために」を標語として「オリーブの木連合」を築き、1996年4月21日の総選挙で共産主義再建党と結んで勝利して、ロマーノ・プローディを首相に据えた。1999年12月22日の第2次ダレマ政権、2000年4月25日の第2次ジュリアーノ・アマート政権まで政権の中核を担った。2004年6月12日の欧州議会選挙で「オリーブの木連合」は、31.1%の得票を得た。2004年9月13日オリーブの木は、欧州議会選挙を戦った4党で統一オリーブの木を再結成している。
◆自民党と公明党連立与党は、たとえば、2014年12月14日の総選挙で、わずか「25%の得票」で「68%の議席」を占有している。これに対して、野党は、「28%の得票」で「31.6%の議席」しか得ていない。各党がバラバラで、全国ほとんどの選挙区に候補者を立てている共産党の得票の大半が「死に票」となり、自民党の議席獲得に「貢献」するという皮肉な結果を招いている。
 これは、共産党が、当選確実な小選挙区以外で候補者を立てず、「野党統一候補者」に得票を集中すれば、自民党候補者を落選させて、「野党統一候補者」が、当選可能となることを示している。国民有権者の2000万人が棄権しているので、これを掘り起こせば、政権交代は実現する。
 「オールジャパン平和と共生」を掲げてスリーネーションズリサーチ株式会社の植草一秀代表取締役社長(野村総合研究所エコノミスト、早稲田大学大学院教授などを歴任)は、「主権者の25%が結集して連帯する=25%連帯運動」を推進し、「政党より政策!=党派を超える」「主権者の25%の力の結集で政権を樹立!」「政策基軸・超党派・主権者主導」を提唱。とくに「集団的自衛権行使を認めない。原発再稼動を認めない。TPPに参加しない」と訴えている。
 なお、「オールジャパン平和と共生」は、10月8日(木)PM5時30分開場、5時55分開会、PM7時30分終了の日程により、憲政記念館大ホール(地下鉄・国会議事堂前駅、永田町駅下車)で、参院議員選挙に向けて「総決起集会・勉強会」を開催する。参加費・無料。
 出席者:鳩山由紀夫元首相、白井聰・京都精華大学人文学部専任講師、平野貞夫元参院議員、小林節・慶應義塾大学名誉教授(弁護士)

【参考引用】
日刊スポーツは10月2日午後4時1分、「小沢一郎氏、参院選は野党各党の統一名簿で戦うべき」という見出しをつけて、以下のように配信した。
 生活の党と山本太郎となかまたちの小沢一郎共同代表は2日、「政権交代こそ野党連携の最大の目的」と題した談話を発表し、野党各党が来年の参院選で、統一名簿をつくった上で臨む「オリーブの木構想」で戦うべきとの持論を示した。小沢氏は「野党連携のための最善の策は何か。各党が解党して1つの党をつくることだ」と提言。ただ現段階では現実的ではないとして、「次善の策」として、「オリーブの木構想」を、プッシュしている。

本日の「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」
「中東情勢が風雲急」のなか、安倍晋三首相は、国際感覚ゼロ、「アベノミクス政策」失敗の「馬脚」を現す

◆〔特別情報①〕
 「中東情勢が風雲急を告げている」というのに、「極楽トンボ」の安倍晋三首相は9月30日夕(日本時間10月1日朝)、カリブ海の島国ジャマイカのシンプソンミラー首相主催の夕食会に参加、レゲエ歌手の歌に合わせて、ダンスを楽しんでいた。国連安保理事会の常任理事国入りのため「票集め=多数派工作」が目的だった。だが、国連憲章「敵国条項」から日本国名を削除するのが先決なので、まさか国名を「日本皇国」に改めるつもりなのか。それにしても、国際感覚ゼロ、「アベノミクス政策」失敗の「馬脚」を現してしまっている。

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