米国が凋落、代わってロシア、中国が世界覇権を掌握、自民・公明与党などは、いまさら「節」を曲げられず

2015年10月02日 03時16分53秒 | 政治
◆「3.11」の東日本大地震・大津波・福島第1原発大被害が発生したとき、直ぐに被災現場に急行してきて「トモダチ作戦」を繰り広げてくれた米海軍の原子力空母「ロナルド・レーガン」が10月1日午前、米海軍横須賀基地(神奈川県横須賀市)に入港した。
 第70回国連総会の場で、「米国が凋落、没落した」という現実を世界中に印象づけた直後だけに、「ロナルド・レーガン」甲板上に「はじめまして」の人文字を描き、日米連携をアピールした映像には、胸を打たれた。この日、海上自衛隊の最新鋭護衛艦「いずも」が東京湾まで出迎えて、随行した。接岸後、記者会見したレイ・メイバス海軍長官は「約42年前のミッドウェー配備以来、米海軍は空母を切れ間なく横須賀に前方展開してきた。(安保関連法成立については)日米関係が強化され非常に喜ばしい。海上自衛隊との関係を築いていきたい。ロナルド・レーガンは最高の能力を持っていて、この地域に貢献できると思っている」と語ったという。朝日新聞などマスメディアが報じた。
◆しかし、安倍晋三首相は9月29日、国連総会出席のため訪問していた米ニューヨークで、プーチン大統領との会談に少々遅れて会場入りしたため小走りで駆け寄って握手した。
 オバマ大統領からは、「プーチン大統領にへいこら、へらへらするな」とクギを刺されていたのに、この小躍りぶりだ。
このとき、安倍晋三首相は、「世界覇権国・米国の凋落」を覚っていたのであろうか。知っていたとしたら、「変わり身の早さ」が、話題になる。覚っていなかったとしたら、「間抜けぶり」が酒の肴にされるに違いない。
問題は、その後である。「日米同盟強化」の一念で、安全保障法制整備関連法を制定した。この法案の強行採決に「賛成票」を投じた自民・公明連立与党、協力した次世代の党、日本を元気にする会、新党改革に所属の衆参議員は、世界覇権が、ロシア・中国に移ったからといって、「世界情勢の変化」などを理由に、いまさら、「節」を曲げるわけにはいかない。プーチン大統領や習近平国家主席が、「米国の手先は一掃せよ」と要請してきたら、どうにもならない。
◆安全保障法制整備関連法は当然、「見直し」ないし、「廃止」を要求されることになる。ロシア、中国と言えば、日ソ国交正常化を実現した鳩山一郎元首相の孫・鳩山由紀夫前首相、日中国交正常化を実現した田中角栄元首相の直弟子・小沢一郎代表が、政治的・経済的主導権を握ることになる。
 この場合、ロシア系日本人60万票、中国系日本人100万票は、「小沢一郎代表・鳩山由紀夫元首相連合」に味方する。日本国籍を有するレッキとした日本人なので、政治資金規正法に基づき、政治献金も正々堂々と行える。
 米CIA要員は、いまや財政ピンチで給料もまともに支払えない米連邦政府を見限っている。給料の支払い主は、日本政府である。日本政府が、ロシア、中国寄りに代わっても、しっかりと給料を保障してくれるのであれば、日本政府のために真剣かつ懸命に働く。得意のスパイ技術をフルに活かして、ロシア、中国の情報をつかんでくれるのであれば、これほど重宝なことはない。「爵禄百金を愛(お)しみて、敵の情を知らざる者は、不仁の至りなり」(孫子「用間篇第13」)という。
【参考引用】
 朝日新聞DIGITALは10月1日午前9時42分、「米原子力空母ロナルド・レーガン、横須賀に入港」という見出しをつけて、以下のように配信した。
 米海軍の原子力空母ロナルド・レーガンが1日午前、米海軍横須賀基地(神奈川県横須賀市)に入港した。横須賀を事実上の母港とする原子力空母としては2隻目。安全保障関連法の成立も受け、地元の市民団体などは「米海軍と海上自衛隊の連携の拠点化が進む」と抗議の集会を開いた。レーガンは1日午前8時半ごろ、基地内に接岸した。当初は2日に入港予定だったが、悪天候が予想されるため1日前倒しとなった。
 レーガンは2003年就役。満載排水量9万7千トン、全長333メートル。乗組員は約5千人と世界最大級の軍艦。原子力空母として08年に日本に初めて配備され、5月に離日したジョージ・ワシントンの後継で、同型のニミッツ級空母。空母は原子炉を2基搭載し、熱出力は合計120万キロワットとみられる。福島第一原発1号機の138万キロワットに近い規模だ。東日本大震災の際には被災地支援「トモダチ作戦」に参加した。
 横須賀は米海軍が本国以外で唯一、空母母港とする拠点。1973年の初代空母ミッドウェーが横須賀に配備されて以来、レーガンは歴代5隻目で、母港化は今年で42年となる。入港後の記者会見で、クリス・ボルト艦長は「海上自衛隊との関係を築いていきたい。ロナルド・レーガンは最高の能力を持っていて、この地域に貢献できると思っている」と話した。


本日の「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」
プーチン大統領が、「世界覇権」を握ったので中東諸国は、雪崩を打って「ロシア寄り」に鞍替えしている

◆〔特別情報①〕
 ロシアのプーチン大統領(援軍=中国の習近平国家主席)が、米国に代わって「世界覇権」を握ったことが、第70回国連総会ではっきりしたことから、中東諸国が、一斉に「勝ち馬に乗ろう」と雪崩を打って、ロシア寄りに鞍替えしているという。プーチン大統領の最大の強みは、「イスラム世界」を味方につけて、しかも軍資金を現地調達できることにある。中東の石油・天然ガス田を押さえて、採取する石油・天然ガスを売って、現金収入を得るのだ。シリアの西方、地中海のキプロス周辺の海域のガス田も押さえているという。

つづきはこちら→「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」*有料サイト(申し込み日から月額1000円)
携帯電話からのアクセスはこちら→「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」*有料サイト(申し込み日から月額1000円)
携帯電話から有料ブログへのご登録

「板垣英憲情報局」はメルマガ(有料)での配信もしております。
お申し込みはこちら↓


blogosでも配信しております。お申し込みはこちら↓


「まぐまぐ」からのご購読は下記からお申し込み頂けます。



板垣英憲マスコミ事務所からも配信しております。
お申し込みフォーム

にほんブログ村 政治ブログへ



第46回 板垣英憲「情報局」勉強会のご案内
平成27年10月4日 (日)
神の見えざる手に翻弄される神を信じない国
「中国共産党1党独裁北京政府は、
『統治の限界』をどう克服するか」
~土地の私有財産制度と資本主義・市場原理主義との衝突



第4回 孫子の兵法に学ぶ「現代兵学研究会
「戦艦大和」と「戦艦武蔵」の悲劇を招いた最大の原因~日本は再び、「陸主海従思想」の過ちを繰り返すのか?
(海上自衛隊創設に尽力した米海軍アーレイ・A・バーク大将と日本海軍・草鹿任一中将の親交と友情を思う)
日時2015年10月11日(日)   
午後13時~17時
会場 東京文化会館小会議室 2(4階)


◆新刊のご案内◆
知ったら戦慄する 嘘だらけ世界経済 今この世界を動かしてる《超》秘密
クリエーター情報なし
ヒカルランド


※参考:「別冊宝島」に板垣英憲の記事が掲載されております。
孫子の戦略 ~実例でわかる「戦い」に勝つための法則 (別冊宝島 2372)
クリエーター情報なし
宝島社


2度目の55年体制の衝撃! あのジャパンハンドラーズが「小沢一郎総理大臣誕生」を自民党に対日要求! 日本国の《新生となるか、終焉となるか》ついに来た《存亡大選択の時》 (超☆はらはら)
クリエーター情報なし
ヒカルランド


ゴールドマン?ファミリーズ?グループが認める唯一の承認者(フラッグシップ) 吉備太秦(きびのうずまさ)が語る「世界を動かす本当の金融のしくみ」 地球経済は36桁の天文学的数字《日本の金銀財宝》を担保に回っていた
板垣 英憲
ヒカルランド


地球連邦政府樹立へのカウントダウン! 縄文八咫烏(じょうもんやたがらす)直系! 吉備太秦(きびのうずまさ)と世界のロイヤルファミリーはこう動く 人類9割が死滅! 第三次世界大戦は阻止できるか?! (超☆はらはら)
板垣 英憲
ヒカルランド


中国4分割と韓国消滅 ロスチャイルドによる衝撃の地球大改造プラン 金塊大国日本が《NEW大東亜共栄圏》の核になる (超☆はらはら)
板垣 英憲
ヒカルランド


NEW司令系統で読み解くこの国のゆくえ ロスチャイルドの世界覇権奪還で日本のはこうなる(超☆はらはら)
板垣 英憲
ヒカルランド


**********板垣英憲の講演録DVD販売********
8月開催の『現代兵学研究会』
第2回 「なぜ大日本帝国は、大東亜戦争(日中戦争、太平洋戦争 など複合戦争)に敗北したのか」
~統帥権を掌握した軍部官僚の派閥専横・独走と情報戦敗北の原因を解析する 
(平成27年8月29日開催)

9月開催の「第45回 板垣英憲『情報局』勉強会」
「日本の核武装と原発再稼動政策はセットで行われる」
~戦争を知らない世代が戦争を始める

その他過去の勉強会もご用意しております。遠方でなかなか参加できない方など、ぜひご利用下さい。
板垣英憲・講演録DVD 全国マスコミ研究会

【板垣英憲(いたがきえいけん)ワールド著作集】

TPP本当のネライ―あなたはどこまで知っていますか
板垣 英憲
共栄書房



『TPPの本当のネライ―あなたはどこまで知っていますか』(2013年9月25日刊)

目次

第6章 米国が日米事前協議で日本政府に強い圧力をかける
 *オバマ大統領が、「軽自動車の生産中止」を安倍晋三首相に強く要求


 TPP交渉と同時進行の日米二国間協議では、自動車と非関税措置の二つの領域で行なうことが義務づけられている。

つづきはこちら→「板垣英憲(いたがきえいけん)ワールド著作」*有料サイト(申し込み日から月額1000円)
携帯電話からのアクセスこちら→「板垣英憲(いたがきえいけん)ワールド著作」*有料サイト(申し込み日から月額1000円)

※ご購読期間中は、以下過去の掲載本全てがお読み頂けます。

『小泉・安倍 VS 菅・小沢 国盗り戦争』(2003年10月25日刊)

『スラスラ書ける作文・小論文』(1996年4月20日刊)
『目を覚ませ!財界人』(1995年9月25日刊)
『東京地検特捜部』鬼検事たちの秋霜烈日(1998年4月5日刊)
『誠』の経営学~『新撰組』の精神と行動の美学をビジネスに生かす
『忠臣蔵』が語る組織の勝つ成果Q&A
『風林火山』兵法に学ぶ経営学~人は石垣、人は城
『未来への挑戦「坂本龍馬」に学ぶ経営学』
『人生の達人~心に残る名言・遺訓・格言』(2000年6月11日刊)
『細川家の大陰謀~六百年かけた天下盗りの遺伝子』1994年1月5日刊(2000年6月11日刊)
『大富豪に学ぶ商売繁盛20の教訓―商機をつかむ知恵と決断』(2010年1月20日)
『内務省が復活する日』(1995年10月25日刊)
『情報流出のカラクリと管理術』(2003年3月10日刊)
『利権はこうしてつくられる』(1991年3月25日刊)
「『族』の研究~政・官・財を牛耳る政界実力者集団の群像」(1987年3月9日刊)
『愛する者へ遺した最期のことば』(1995年6月10日刊)
『自民党選挙の秘密』(1987年12月15日刊)
『小中学校の教科書が教えない 日の丸君が代の歴史』(1999年7月8日刊)
『大蔵・日銀と闇将軍~疑惑の全貌を暴く』(1995年5月26日刊)
『小泉純一郎 恐れず ひるまず とらわれず』(2001年6月15日刊 板垣英憲著)
『戦国自民党50年史-権力闘争史』(2005年12月刊 板垣英憲著)
『小沢一郎 七人の敵』(1996年2月6日)
『小沢一郎の時代』(1996年2月6日刊 同文書院刊)
『小沢一郎総理大臣』(2007年11月10日)
『小沢一郎総理大臣待望論』(1994年11月1日)
『ロックフェラーに翻弄される日本』(20074年11月20日)
『ブッシュの陰謀~対テロ戦争・知られざるシナリオ』2002年2月5日刊
『民主党派閥闘争史-民主党の行方』(2008年9月16日)
『民主党政変 政界大再編』(2010年5月6日)
『国際金融資本の罠に嵌った日本』(1999年6月25日刊)
『政治家の交渉術』2006年5月刊
『カルロス・ゴーンの言葉』(2006年11月刊)
「孫の二乗の法則~ソフトバンク孫正義の成功哲学」(2007年7月刊)

板垣英憲マスコミ事務所



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする