◆笹川平和財団笹川日中友好基金と共識傳媒集団共催の「中国の現状と課題」と題した公開講演会(5月29日)で、新進気鋭の学究である中国人民大学哲学院の周濂・副教授は「中国現下の社会啓蒙~平等を与える最後のチャンス」という演題で話した。中国社会が直面している「貧富の格差」問題に対する一考察である。
周濂・副教授は、香港中文大学哲学博士、2009年10月~2014年4月、オックスフォード大学哲学系訪問学者、共著に「現代政治の正当性基礎」ほか論文多数。主な研究領域は政治哲学、道徳哲学、言語哲学。
◆中国共産党1党独裁の北京政府が、本来、「平等社会」の実現を目指しているはずであるのに、「改革開放」(中華人民共和国の小平の指導体制の下で、1978年12月に開催された中国共産党第十一期中央委員会第三回全体会議で提出、その後開始された中国国内体制の改革および対外開放政策)により資本主義経済(市場原理主義経済)を導入した結果、「貧富の格差」が拡大するというジレンマに陥っている。
小平は、「先に豊かになれる者から豊かになれ。そして落伍した者を助けよ」という「先富論」を唱えた。この名言が、中国を世界第2位の経済大国に成長させ、今日の繁栄をもたらしたことは言うまでもない。だが、富裕層が増えた半面、「落伍した者を助けよ」という言葉を忘れてしまった感が強い。中国沿海部の発展が目覚ましいにもかかわらず、内陸部の貧しさはひどい。このため、人民の間で妬みや嫉妬が渦巻いている。
◆周濂・副教授は、講演に当たり、前もってその趣旨を以下のようにまとめていた。
「この百年以来の中国啓蒙運動の歴史を振り返り、中国人想像力を刺激すると同時に中国の政治現実の啓蒙価値を大きく変えたのは、民主でも科学でもないし、自由、博愛、人権又は理性でもない。『平等』である。
現在の中国人は“平等”価値に複雑な心理を抱いている。人々平等に憧れる反面、過去の“平等”の破壊力の恐怖になお怯えている。“平等”が持つ意味を探求する際、ズレと矛盾が存在する。例えば、毛沢東主義者は30年前の平等を神話化し、常に烏有之郷(ユートピア)に逆戻りすることを主張している。しかし、一部の保守主義者は、平等に反対し、人間に階層や賢愚貴賤の差をつけるべきと主張する。また、自由主義者は、市場競争の原理に基づく等級社会を基本理念とする。平等自由主義者は、社会正義を求めている。これら様々なパターンは、いずれも平等価値が現代中国人の深層心理にしっかりと絡んでいることを示している。如何に観念的に平等と自由、正義との関係を整理するのか、如何に制度上から政府が平等に国民を守り、社会正義を実現し、全ての国民が平等を獲得し、平等に尊重される権利を与えられるのか、これは全ての中国人が直面する国民的課題である。平等に最後のチャンスを与えることはすなわち平和な政治改革に最後のチャンスを与えることになる」
本日の「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」
社会主義中国は、平等社会を実現できず、絶対収入拡大・相対収入広がり、奪われたという感触が広がった
◆〔特別情報①〕
笹川平和財団笹川日中友好基金と共識傳媒集団共催の「中国の現状と課題」と題した公開講演会(5月29日)で、新進気鋭の学究である中国人民大学哲学院の周濂・副教授は、「中国現下の社会啓蒙~平等を与える最後のチャンス」という演題で講演した。このなかで、周濂・副教授は「孫文をはじめ中国人が平等を追い求めてきた歴史」「社会主義の中国は、平等社会を実現できなかった」「絶対収入の拡大によって、相対収入が広がり、奪われたという感触が広がった」などと分析した。講演の詳細は、以下の通りである。
つづきはこちら→「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」*有料サイト(申し込み日から月額1000円)
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第42回 板垣英憲「情報局」勉強会のご案内
平成27年6月7日 (日)
「第3次世界大戦」と「400年戦争のない平和な時代」、二者択一の岐路に立つ
~日本列島を襲う「天変地異」の下、世界を救う指導者が登場する
「板垣英憲vsベンジャミン・フルフォード 大激論バトル」
◆新刊のご案内◆
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板垣英憲・講演録DVD 全国マスコミ研究会
5月開催の勉強会がDVDになりました。
第41回 板垣英憲『情報局』勉強会
第41回 中国「アジアインフラ銀行」戦略の「黒い陰謀と打算」~習近平国家主席の世界覇権戦略と揺らぐ日米同盟
(平成27年5月9日開催)
その他過去の勉強会もご用意しております。遠方でなかなか参加できない方など、ぜひご利用下さい。
板垣英憲・講演録DVD 全国マスコミ研究会
【板垣英憲(いたがきえいけん)ワールド著作集】
『高杉晋作が経営者だったら』(2008年3月25日刊)
目次
第三章「晋作という生き方」が示す行動原理
大志を胸に、我が道を進む
「君は譚を春風、字を暢夫、通称を晋作と言い、のちに改め谷潜蔵と名乗った。東行は号である。家系は武田小左衛門春時に始まる。春時が天文年間に備後国・高杉城の城主であり、よって高杉を姓とし、その子孫は代々、毛利氏に仕えた。
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※ご購読期間中は、以下過去の掲載本全てがお読み頂けます。
『小泉・安倍 VS 菅・小沢 国盗り戦争』(2003年10月25日刊)
『スラスラ書ける作文・小論文』(1996年4月20日刊)
『目を覚ませ!財界人』(1995年9月25日刊)
『東京地検特捜部』鬼検事たちの秋霜烈日(1998年4月5日刊)
『誠』の経営学~『新撰組』の精神と行動の美学をビジネスに生かす
『忠臣蔵』が語る組織の勝つ成果Q&A
『風林火山』兵法に学ぶ経営学~人は石垣、人は城
『未来への挑戦「坂本龍馬」に学ぶ経営学』
『人生の達人~心に残る名言・遺訓・格言』(2000年6月11日刊)
『細川家の大陰謀~六百年かけた天下盗りの遺伝子』1994年1月5日刊(2000年6月11日刊)
『大富豪に学ぶ商売繁盛20の教訓―商機をつかむ知恵と決断』(2010年1月20日)
『内務省が復活する日』(1995年10月25日刊)
『情報流出のカラクリと管理術』(2003年3月10日刊)
『利権はこうしてつくられる』(1991年3月25日刊)
「『族』の研究~政・官・財を牛耳る政界実力者集団の群像」(1987年3月9日刊)
『愛する者へ遺した最期のことば』(1995年6月10日刊)
『自民党選挙の秘密』(1987年12月15日刊)
『小中学校の教科書が教えない 日の丸君が代の歴史』(1999年7月8日刊)
『大蔵・日銀と闇将軍~疑惑の全貌を暴く』(1995年5月26日刊)
『小泉純一郎 恐れず ひるまず とらわれず』(2001年6月15日刊 板垣英憲著)
『戦国自民党50年史-権力闘争史』(2005年12月刊 板垣英憲著)
『小沢一郎 七人の敵』(1996年2月6日)
『小沢一郎の時代』(1996年2月6日刊 同文書院刊)
『小沢一郎総理大臣』(2007年11月10日)
『小沢一郎総理大臣待望論』(1994年11月1日)
『ロックフェラーに翻弄される日本』(20074年11月20日)
『ブッシュの陰謀~対テロ戦争・知られざるシナリオ』2002年2月5日刊
『民主党派閥闘争史-民主党の行方』(2008年9月16日)
『民主党政変 政界大再編』(2010年5月6日)
『国際金融資本の罠に嵌った日本』(1999年6月25日刊)
『政治家の交渉術』2006年5月刊
『カルロス・ゴーンの言葉』(2006年11月刊)
「孫の二乗の法則~ソフトバンク孫正義の成功哲学」(2007年7月刊)
板垣英憲マスコミ事務所
周濂・副教授は、香港中文大学哲学博士、2009年10月~2014年4月、オックスフォード大学哲学系訪問学者、共著に「現代政治の正当性基礎」ほか論文多数。主な研究領域は政治哲学、道徳哲学、言語哲学。
◆中国共産党1党独裁の北京政府が、本来、「平等社会」の実現を目指しているはずであるのに、「改革開放」(中華人民共和国の小平の指導体制の下で、1978年12月に開催された中国共産党第十一期中央委員会第三回全体会議で提出、その後開始された中国国内体制の改革および対外開放政策)により資本主義経済(市場原理主義経済)を導入した結果、「貧富の格差」が拡大するというジレンマに陥っている。
小平は、「先に豊かになれる者から豊かになれ。そして落伍した者を助けよ」という「先富論」を唱えた。この名言が、中国を世界第2位の経済大国に成長させ、今日の繁栄をもたらしたことは言うまでもない。だが、富裕層が増えた半面、「落伍した者を助けよ」という言葉を忘れてしまった感が強い。中国沿海部の発展が目覚ましいにもかかわらず、内陸部の貧しさはひどい。このため、人民の間で妬みや嫉妬が渦巻いている。
◆周濂・副教授は、講演に当たり、前もってその趣旨を以下のようにまとめていた。
「この百年以来の中国啓蒙運動の歴史を振り返り、中国人想像力を刺激すると同時に中国の政治現実の啓蒙価値を大きく変えたのは、民主でも科学でもないし、自由、博愛、人権又は理性でもない。『平等』である。
現在の中国人は“平等”価値に複雑な心理を抱いている。人々平等に憧れる反面、過去の“平等”の破壊力の恐怖になお怯えている。“平等”が持つ意味を探求する際、ズレと矛盾が存在する。例えば、毛沢東主義者は30年前の平等を神話化し、常に烏有之郷(ユートピア)に逆戻りすることを主張している。しかし、一部の保守主義者は、平等に反対し、人間に階層や賢愚貴賤の差をつけるべきと主張する。また、自由主義者は、市場競争の原理に基づく等級社会を基本理念とする。平等自由主義者は、社会正義を求めている。これら様々なパターンは、いずれも平等価値が現代中国人の深層心理にしっかりと絡んでいることを示している。如何に観念的に平等と自由、正義との関係を整理するのか、如何に制度上から政府が平等に国民を守り、社会正義を実現し、全ての国民が平等を獲得し、平等に尊重される権利を与えられるのか、これは全ての中国人が直面する国民的課題である。平等に最後のチャンスを与えることはすなわち平和な政治改革に最後のチャンスを与えることになる」
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社会主義中国は、平等社会を実現できず、絶対収入拡大・相対収入広がり、奪われたという感触が広がった
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2度目の55年体制の衝撃! あのジャパンハンドラーズが「小沢一郎総理大臣誕生」を自民党に対日要求! 日本国の《新生となるか、終焉となるか》ついに来た《存亡大選択の時》 (超☆はらはら) | |
クリエーター情報なし | |
ヒカルランド |
ゴールドマン?ファミリーズ?グループが認める唯一の承認者(フラッグシップ) 吉備太秦(きびのうずまさ)が語る「世界を動かす本当の金融のしくみ」 地球経済は36桁の天文学的数字《日本の金銀財宝》を担保に回っていた | |
板垣 英憲 | |
ヒカルランド |
地球連邦政府樹立へのカウントダウン! 縄文八咫烏(じょうもんやたがらす)直系! 吉備太秦(きびのうずまさ)と世界のロイヤルファミリーはこう動く 人類9割が死滅! 第三次世界大戦は阻止できるか?! (超☆はらはら) | |
板垣 英憲 | |
ヒカルランド |
中国4分割と韓国消滅 ロスチャイルドによる衝撃の地球大改造プラン 金塊大国日本が《NEW大東亜共栄圏》の核になる (超☆はらはら) | |
板垣 英憲 | |
ヒカルランド |
NEW司令系統で読み解くこの国のゆくえ ロスチャイルドの世界覇権奪還で日本のはこうなる(超☆はらはら) | |
板垣 英憲 | |
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【板垣英憲(いたがきえいけん)ワールド著作集】
『高杉晋作が経営者だったら』(2008年3月25日刊)
目次
第三章「晋作という生き方」が示す行動原理
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『目を覚ませ!財界人』(1995年9月25日刊)
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『風林火山』兵法に学ぶ経営学~人は石垣、人は城
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『人生の達人~心に残る名言・遺訓・格言』(2000年6月11日刊)
『細川家の大陰謀~六百年かけた天下盗りの遺伝子』1994年1月5日刊(2000年6月11日刊)
『大富豪に学ぶ商売繁盛20の教訓―商機をつかむ知恵と決断』(2010年1月20日)
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『利権はこうしてつくられる』(1991年3月25日刊)
「『族』の研究~政・官・財を牛耳る政界実力者集団の群像」(1987年3月9日刊)
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『自民党選挙の秘密』(1987年12月15日刊)
『小中学校の教科書が教えない 日の丸君が代の歴史』(1999年7月8日刊)
『大蔵・日銀と闇将軍~疑惑の全貌を暴く』(1995年5月26日刊)
『小泉純一郎 恐れず ひるまず とらわれず』(2001年6月15日刊 板垣英憲著)
『戦国自民党50年史-権力闘争史』(2005年12月刊 板垣英憲著)
『小沢一郎 七人の敵』(1996年2月6日)
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