安倍晋三首相は、「消費税率10%」判断に際し、「財務省の論理」と「生活者の論理」のどちらを採るか

2014年10月14日 06時40分52秒 | 政治
◆「消費税率1%=2.5兆円で税増収になるのか、消費が伸びず景気減退を招き、税減収になるか」「消費税率8%→10%アップを実施して財政再建に取り組む積極姿勢を世界にアピールして、国債の信頼度を高めるか」という判断は、安倍晋三政権側の都合の論理。言い換えれば、「財務省の論理」である。
 これに対して、「増税ではなく減税を断行して、可処分所得を増やして消費意欲を高めて景気を浮揚、給与収入を増やして、さらに消費意欲を高めて、税増収につなげていくか」というのは、「国民消費者の論理」、つまり「生活者の論理」である。
 竹下登首相は1989年4月1日、「消費税3%」をスタート、政治不信の責任を取り、4月25日退陣表明。当初、税増収となったけれども、その後は、税収が漸減。橋本龍太郎首相は1997年4月1日、「消費税率3%→5%アップ」した当初、税増収になったものの、その後、税収が漸減。1998年7月12日の参院議員選挙に惨敗して13日、退陣表明した。
 さて、安倍晋三首相は2014年4月1日、「消費税率5%→8%アップ」した。税増収は見込めるものの、GDPは伸びず、給与所得は減少、物価上昇により、国民生活は苦しさを増し、景気後退の兆しが憂慮されているので、税増収はプラス・マイナス=ゼロという結果になりかねない情勢だ。
◆それでも、自民党の谷垣禎一幹事長(元財務相)、民主党の野田佳彦元首相(元財務相)ら財務相経験者らは、「消費税率10%へのアップは、法律で決まっているのだから、粛々と実施すべきだ」と力説している。
 国際通貨基金(IMF)のラガルド専務理事も、一貫して「予定通り2%の引き上げを決め、実施すべきだ」と主張し続けている。
 日本経済新聞が9月13日 午前3時30分、「『消費税10%予定通りに』 ラガルド・IMF専務理事『必要なら経済対策を』」という見出しをつけて、次のように配信した。
 来日中のラガルド国際通貨基金(IMF)専務理事は12日、都内で日本経済新聞のインタビューに応じた。現在8%の消費税率を来年10月に10%へ上げるかどうかについて「予定通り2%の引き上げを決め、実施すべきだ」と語った。主要国で最悪レベルの日本の財政は「前進が見られるが、もっとやる必要がある」と述べ、再建途上にあるとの認識を強調した。
◆かたや、米財務省のジェイコブ・ジョセフ・ルー長官(欧州最大財閥ロスチャイルド総帥ジェイコブ・ロスチャイルドの一族)は、2015年10月1日の消費税率10%への引き上げに対して、「慎重に検討するよう」発言し、事実上反対し続けている。これは、世界の景気動向について「今年と来年は弱い状態が続く」と予測しており、「財政再建のペースを慎重に調整し、成長を促す構造改革を実行する必要がある」と主張しているからである。
 安倍晋三首相は2014年11月に公表する7月~9月期の国内総生産(GDP)などの景気指標を見たうえで、年末に消費税10%の判断をする。政権の命運を賭けて、果たしてどう判断するか。自分自身の健康問題も判断を左右する。
【参考引用】読売新聞社YOMIURIONLINEが10月11日午後8時8分、「財政再建ペース、日本は慎重調整を…米財務長官」という見出しをつけて、以下のように配信した。
 【ワシントン=安江邦彦】ルー米財務長官は10日、国際通貨基金(IMF)の諮問機関である国際通貨金融委員会(IMFC)が開かれるのを前に声明を発表した。日本経済については「今年と来年は弱い状態が続く」と指摘し、「財政再建のペースを慎重に調整し、成長を促す構造改革を実行する必要がある」と主張した。来年10月の消費税率10%への引き上げに対し、慎重に検討するよう、日本に求めたものとみられる。麻生副総理・財務相は10日、ワシントンで開かれた主要20か国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議後の記者会見で、消費税の再増税について、「いろいろな経済指標が明らかになってくるので、よく見極めた上で決めていかねばならない」と述べた。

本日の「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」
安倍晋三首相と北朝鮮の双方に、「時間が刻々と迫っている」といい、いずれも「持ったなし」で焦っている

◆〔特別情報①〕
 「北朝鮮による日本人拉致問題で、解決を焦っているのは、安倍晋三首相の方か、それとも北朝鮮の方か」-双方に共通しているのは、「時間が刻々と迫っている」ということだ。
安倍晋三首相は、拉致被害者らの再調査状況を確認するための日本政府担当者の北朝鮮派遣に前向きな姿勢を示しており、北朝鮮は、冬を間近に控えて日本政府担当者の訪朝を待ち望んでいる。これは、北朝鮮の内部事情に精通した専門家の分析である。「時間が刻々と迫っている」ということは、一体どういうことなのか?

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