◆NHK朝ドラ「花子とアン」の第22週(8月25日~30日)「新しい家族」のあらすじから。「村岡家では旭とももの娘・美里(岩崎未来)は、養女となる。動物が好きな美里のために村岡家では犬を飼い始める。だが、戦争が続き、村岡家の飼い犬テルが軍用犬として連れていかれる。きっと元気で帰って来ると言う花子の言葉を信じて美里は毎日テルの帰りを待ちわびる。そんな美里を不憫に思う花子は想像の翼を広げて活躍するテルの話を聞かせる。美里を元気づけようと花子はラジオの原稿を独断で軍用犬のニュースに変更し放送。スタッフから厳しい注意を受ける」
この場面は、家族の一員になっていた飼い犬まで、戦争に駆り出されて行ったという悲しい話である。婦人会が「お国のため」と言って、嫌がるテルを無理矢理連れて行った。美里ばかりでなく、村岡家の人々はみな、心を傷つけられる。多くの視聴者も同様だったに違いない。
◆筆者が住んでいるさいたま市の全盲の男性(61)が飼っている盲導犬が7月下旬、「仕事中」に鋭利なもので刺されたとみられるけがをしていたというニュースが流れた。痛ましかったのは、盲導犬が、刺されたその場で鳴くのは我慢していたようだということだ。刺されてケガをしているのに、ずっと鳴かないでいた。盲導犬は、日々の暮らしの中で、。むやみにほえないよう訓練されている。しかも、全盲の男性には見えない。
朝日新聞デジタルが8月28日午後8時32分、「盲導犬刺されけが 意図的な虐待か 我慢してほえず?」という見出しをつけて、以下のように配信した。
「さいたま市の全盲の男性(61)が飼う盲導犬が7月下旬、鋭利なもので刺されたとみられるけがをしていた。日々の暮らしの中で、むやみにほえないよう訓練されており、その場で鳴くのは我慢したようだという。埼玉県警は、何者かが意図的に虐待したとみて調べている。
武南署などによると、男性は7月28日午前11時ごろ、オスのラブラドルレトリバー「オスカー」(8歳)を伴い、通勤のために自宅を出た。最寄りのJR浦和駅から電車に乗り、同県川口市の東川口駅で下車。職場に着くと、同僚がオスカーの出血に気づいた。公共の場で抜け毛を散らさないよう着せていたシャツをめくると、右腰の辺りに、フォークなど先のとがったもので刺されたような、深さ約1~2センチの傷が3、4カ所あった。シャツは破れておらず、犯人がシャツをめくって刺したか、シャツがその時だけめくれていたのかは不明という。治療した獣医師は「日常生活では起こり得ず、よほどの力が加わらないとできない傷だ」と話す。職場近くのコンビニ店の防犯カメラに、男性と血を流して歩くオスカーが映っていたといい、署は駅のエスカレーターや電車内などオスカーが止まっている場所で、背後から刺された可能性があるとみて、器物損壊容疑で捜査している。 けがは順調に回復しているが、男性は取材に「オスカーは私の体の一部。私を刺すのと同じことで許せない。また狙われるかと思うと外出が怖い」、オスカーを訓練したアイメイト協会(東京都練馬区)の塩屋未来(みき)さん(35)も「こんなことは初めて。視覚障害者の方の命を危険にさらす卑劣な行為」と話している」
生命のある小動物でも、飼い主が所有している「器物」としか扱ってもらえないというのは、どうしても釈然としない。しかし、法律がそう扱っているのであるから仕方がない。
犯人が、さいたま市内の住人かどうかは不明だが、一生懸命に仕事をしている盲導犬を傷つけるとは、余程、根性の歪んだ人間であろう。情けない世の中だ。
ちなみに、殺処分される寸前に心ある人に助けられて、いまは警察犬として頑張っている犬もいるというニュースに接すると、「犬でさえ、一生懸命に仕事をしているのだから、人間も見習わなくてはならない」とつくづく思い、励まされる。
◆猫の受難も、相変わらず続いている。長崎県佐世保市の高1女子生徒(16)が同級生の女子生徒を殺した事件で、犯人の女子生徒が一人暮らしをしていた自宅マンションの部屋の冷蔵庫から、猫の頭がい骨が見つかったという報道は、怪奇映画さながらに猟奇的であるだけに衝撃的だった。
しかし、猫に関する残酷物語は、佐世保市に止まらず、東京都内でも多発している。朝日新聞DIGITALが8月26日午後4時1分、「猫29匹不審死 餌に有害物質、不安広がる 東京・大田」という見出しをつけて、以下のように配信した。
東京都大田区の住宅地で、4月から今月にかけて猫の不審死が相次ぎ、住民が不安がっている。区の把握では計29匹。死体は口から泡を吹き、付近では餌に混ぜた有害物質が見つかった。不妊・去勢手術を施したうえで住民らが世話をする「地域猫」もいたが、野良猫への餌やりをめぐり住民間に不和もある。今月15日、大田区蒲田2丁目の一軒家の庭先に、白と灰色の模様の野良猫がうずくまっていた。住人の女性(77)が言う。「雨戸を開けて大きな音がしたのに、まったく動かないのでおかしいと思ったら、死んでいました」。よく見かける猫だった。数日後、近所でさらに2匹が死んでいるのが見つかった。以前から周りでは野良猫が多く、庭の通路に砂利を敷く女性宅も猫のふん害に悩まされていた。「でも生き物を殺すなんて信じられない。エスカレートするのではないかと思うと本当に怖い」 猫の不審死が続いているのは蒲田2丁目と大森西6丁目の半径約400メートルの範囲内。京浜急行梅屋敷駅から続く商店街を挟んで家々が軒を連ねる。(重政紀元)」
猫に関するトラブルは、全国各地で多発している。しかし、多数の猫殺しは、異常だ。地域住民の間に精神異常者が散在しているとして、「社会防衛」上、厳重に真相解明を行う必要がある。
その場合、猫は社会にとって「公衆衛生」のために極めて有益な小動物であることを啓蒙教育することも忘れてはならない。14世紀のヨーロッパではペストの大流行により、全人口の3割が命を落とした。ハエ、ダニ、あるいはイエネズミなどのような人間に害を与える小動物によって蔓延したと言われた。感染の予防策としてはペスト菌を保有するノミや、ノミの宿主となるネズミの駆除であることに気づいた。不吉の象徴とする迷信があり、魔女狩りなどによって黒猫を殺したため、とくにネズミが繁殖しすぎ、「ネズミ王国」が出来上がっていたため、公衆衛生が劣化していたのである。公衆衛生維持に猫が大きな役目を担っていることを認識した人々は、猫を大事にするようになり、やがてペストは終息に向かったという。このことを忘れてはならない。猫たちに感謝し「にゃあ」ならないのである。
本日の「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」
米国の「ジャパンハンドラーズ」たちが、内閣改造・自民党役員人事以後、「安倍晋三首相イジメ」を開始する
◆〔特別情報①〕
米国のいわゆる「ジャパンハンドラーズ」(日本操縦者)と言われているリチャード・アーミテージ(アーミテージ・インターナショナル会長、元米国務副長官=ブッシュ政権1期目)▽マイケル・グリーン(戦略国際問題研究所=CSIS=上級副所長〔アジア〕兼ジャパンチェア)▽ジョセフ・ナイ(ハーバード大学ケネディ・スクール教授)▽ジョン・ハムレ(戦略国際問題研究所=CSIS=所長)▽アーロン・フリードバーグ(プリンストン大学教授)▽デニス・ブレア(笹川平和財団米国会長)のほか、カート・キャンベル前国務次官補(オバマ政権第1期目)らが9月3日の内閣改造・自民党役員人事以後、「安倍晋三首相イジメ」を開始するという。これは、一体どういうことなのか?
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第33回 板垣英憲「情報局」勉強会のご案内
平成26年9月7日 (日)
マッキンダーの「地政学」がいま蘇る
~プーチン大統領は「ハートランド」を支配し、世界を支配するのか
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【板垣英憲(いたがきえいけん)ワールド著作集】
『東京地検特捜部』鬼検事たちの秋霜烈日(1998年4月5日刊)
目次
第七章 政争の具に使われる諾刃の剣 ⑦
東京地検特捜部は十月一日付けで検事数人による専従捜査班を設置し、背任、業務上横領、詐欺容疑など本格捜査に乗り出した。そして不正取引の実態を解明するためには浜中元部長本人に対する本格的な取調べが必要と判断し、強制捜査に踏み切り、十月二十二日に浜中元部長を有印私文書偽造・同行使容疑で逮捕した。
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※ご購読期間中は、以下過去の掲載本全てがお読み頂けます。
『誠』の経営学~『新撰組』の精神と行動の美学をビジネスに生かす
『忠臣蔵』が語る組織の勝つ成果Q&A
『風林火山』兵法に学ぶ経営学~人は石垣、人は城
『未来への挑戦「坂本龍馬」に学ぶ経営学』
『人生の達人~心に残る名言・遺訓・格言』(2000年6月11日刊)
『細川家の大陰謀~六百年かけた天下盗りの遺伝子』1994年1月5日刊(2000年6月11日刊)
『大富豪に学ぶ商売繁盛20の教訓―商機をつかむ知恵と決断』(2010年1月20日)
『内務省が復活する日』(1995年10月25日刊)
『情報流出のカラクリと管理術』(2003年3月10日刊)
『利権はこうしてつくられる』(1991年3月25日刊)
「『族』の研究~政・官・財を牛耳る政界実力者集団の群像」(1987年3月9日刊)
『愛する者へ遺した最期のことば』(1995年6月10日刊)
『自民党選挙の秘密』(1987年12月15日刊)
『小中学校の教科書が教えない 日の丸君が代の歴史』(1999年7月8日刊)
『大蔵・日銀と闇将軍~疑惑の全貌を暴く』(1995年5月26日刊)
『小泉純一郎 恐れず ひるまず とらわれず』(2001年6月15日刊 板垣英憲著)
『戦国自民党50年史-権力闘争史』(2005年12月刊 板垣英憲著)
『小沢一郎 七人の敵』(1996年2月6日)
『小沢一郎の時代』(1996年2月6日刊 同文書院刊)
『小沢一郎総理大臣』(2007年11月10日)
『小沢一郎総理大臣待望論』(1994年11月1日)
『ロックフェラーに翻弄される日本』(20074年11月20日)
『ブッシュの陰謀~対テロ戦争・知られざるシナリオ』2002年2月5日刊
『民主党派閥闘争史-民主党の行方』(2008年9月16日)
『民主党政変 政界大再編』(2010年5月6日)
『国際金融資本の罠に嵌った日本』(1999年6月25日刊)
『政治家の交渉術』2006年5月刊
『カルロス・ゴーンの言葉』(2006年11月刊)
「孫の二乗の法則~ソフトバンク孫正義の成功哲学」(2007年7月刊)
板垣英憲マスコミ事務所
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