ソフトバンク(孫正義社長)が米国進出で「安全保障問題」に直面、資金繰りは「タコが自分の足を食う」状態

2014年04月04日 01時51分27秒 | 政治
◆ソフトバンク(孫正義社長)は、米国市場への進出を図ろうとして、資金調達に懸命だ。だが、米国防総省(ペンタゴン)は、これまでソフトバンクが扱ってきた通信機器のなかに中国の情報通信大手である「ファーウエイ」(華為技術有限公司、本社・広東省)製が使われてきたことへの疑惑を完全に払拭しておらず、ソフトバンクの米国市場への進出に対して依然として警戒心を抱いているという。
 「ファーウエイ」の通信機器を利用すると、パソコンからメールの内容からパソコン内に蓄積されているすべての情報・データが、中国北京政府の情報・諜報機関(スパイ組織)に筒抜けとなると言われてきた。米連邦議会下院諜報委員会は2012年秋、ファーウエイとZTEという中国の大手通信機器メーカー2社の製品について、「米国の安全保障を脅かす可能性がある」とする調査結果を発表し、米国内の通信事業者や政府納入業者に対し、両社との取引停止や両社製品の利用取り止めを求める勧告を出していた。政府への大手納入業者であるSprint Nextel社のヘッセCEOは、「安全保障上の懸念を抱かせるような製品は、いかなるものも使わない」と明言していた。米国市場への進出を計画していたソフトバンクの孫正義社長も、「使うなと言われれば使わない」と語り、2012年10月15日、米携帯電話事業者3位のSprint Nextel社の株式を約201億ドル(約1.57兆円)で取得し、子会社化すると正式発表している。
 さらに孫正義社長は、Sprint Nextel社による米携帯電話サービス第4位のTモバイルUSの買収構想を発表、これに対して、米国の通信規制当局が「米国市場競争が損なわれる恐れがある」として慎重な姿勢を示しており、事が国家安全保障上の問題が絡んでいるだけに前途は極めて険しい。
◆この問題に関連して、ヤフーは3月27日、「イー・アクセス+ウィルコム」を子会社化し、日本初「インターネットキャリア」として「Y!mobile」携帯事業展開すると発表している。一説には、「ファーウェイ」との関係がいまでも取り沙汰されており、ソフトバンクの巧妙な「木の葉隠れの術」という見方もある。
イー・アクセスは6月1日付けでウィルコムを吸収合併し、翌日2日付けでヤフーがソフトバンクからイー・アクセス株式を3240億円で取得し、合併後新会社を子会社化する形となるという。すなわち、イー・アクセスがウィルコムを吸収合併、ヤフーは親会社に当たるソフトバンクから合併後イー・アクセス株式の99.59%(議決権比率は33.29%)を取得して、子会社化、新社名は「ワイモバイル」とし、社長にはヤフーの宮坂学社長が就任するという。
しかし、ヤフー関係者によると、「ソフトバンクは、3240億円を何に使うのだろうか。ソフトバンクは、1兆円の負債を抱えているので、資金繰りが苦しくなっているのであろうか」などと様々に憶測している。Sprint Nextel社による米携帯電話サービス第4位のTモバイルUSの買収構想を実現するのに、何かと物入りで、資金繰りのためについに「タコが自分の足を食う」状態に追い込まれているのかもしれない。

※Yahoo!ニュース個人
 約1年半にわたり、「ヤフーニュース個人」へ記事を投稿させて頂いてきましたが、ヤフージャパン上層部(親会社はソフトバンク)の一方的都合により、無料で読める記事の投稿は本日の記事が最後となりました。


※blogos


にほんブログ村 政治ブログへ



第28回 板垣英憲「情報局」勉強会のご案内
平成26年4月12日 (土)
「中国4分割と朝鮮半島統一」
~ネオ・マンチュリアと大高句麗建国の行方



 板垣英憲の最新著書 「ロスチャイルドの世界派遣奪還で日本の《政治・経済権力機構》はこうなる」(ヒカルランド刊)
  ■NEW司令系統で読み解くこの国のゆくえ―新帝王に小沢一郎が指名され、旧ロックフェラー派は大粛清、しかし日本は消費増税分の大半を上納しなければならない

詳細はこちら→ヒカルランド


 板垣英憲の最新著書 「TPP本当のネライ~あなたはどこまで知っていますか」(共栄書房刊)
 全国書店で発売中 定価(本体1500円+税)
■TPP本当のネライ―あなたはどこまで知っていますか2013年9月刊
まえがき
第 1 章 TPPとアメリカの食糧支配
第 2 章 TPPの最大のネライは保険だ
第 3 章 TPPで日本医療界への食い込み ―― 国民皆保険制度の崩壊
第 4 章 TPPで雇用はどうなる ―― 解雇自由の法制化
第 5 章 米国「軍産協同体」が防衛省を食い物に ―― 米国の肩代わりをする「国防軍」の建設
第 6 章 米国が日米事前協議で日本政府に強い圧力をかける
第 7 章 日本のTPP参加に向けての経緯
あとがき


**********板垣英憲『勉強会』の講演録DVD販売********
板垣英憲・講演録DVD 全国マスコミ研究会
3月開催の勉強会がDVDになりました。
 「世界支配権を掌握した金塊大国・日本の使命と役割」~世界銀行・エリザベス女王、ジェイコブ・ロスチャイルドの期待
その他過去の勉強会19種類をご用意しております。遠方でなかなか参加できない方など、ぜひご利用下さい。
板垣英憲・講演録DVD 全国マスコミ研究会

【板垣英憲(いたがきえいけん)ワールド著作集】




『未来への挑戦「坂本龍馬」に学ぶ経営学』三菱財閥を築いた男・岩崎弥太郎が見た風雲児

目次

はじめに

 日本の近代史上、①江戸幕末から明治維新(1868年)、②第2次世界大戦による敗北(1945年)後、③バブル経済崩壊(1993年)後の「第3の改革」を言われた時期の3度、「パラダイムシフト」(革命的・非連続的「新しい価値認識の世界」への変化)を求められてきました。

つづきはこちら→「板垣英憲(いたがきえいけん)ワールド著作」*有料サイト(申し込み日から月額1000円)
携帯電話からのアクセスこちら→「板垣英憲(いたがきえいけん)ワールド著作」*有料サイト(申し込み日から月額1000円)

※ご購読期間中は、以下過去の掲載本全てがお読み頂けます。


『人生の達人~心に残る名言・遺訓・格言』(2000年6月11日刊)
『細川家の大陰謀~六百年かけた天下盗りの遺伝子』1994年1月5日刊(2000年6月11日刊)
『大富豪に学ぶ商売繁盛20の教訓―商機をつかむ知恵と決断』(2010年1月20日)
『内務省が復活する日』(1995年10月25日刊)
『情報流出のカラクリと管理術』(2003年3月10日刊)
『利権はこうしてつくられる』(1991年3月25日刊)
「『族』の研究~政・官・財を牛耳る政界実力者集団の群像」(1987年3月9日刊)
『愛する者へ遺した最期のことば』(1995年6月10日刊)
『自民党選挙の秘密』(1987年12月15日刊)
『小中学校の教科書が教えない 日の丸君が代の歴史』(1999年7月8日刊)
『大蔵・日銀と闇将軍~疑惑の全貌を暴く』(1995年5月26日刊)
『小泉純一郎 恐れず ひるまず とらわれず』(2001年6月15日刊 板垣英憲著)
『戦国自民党50年史-権力闘争史』(2005年12月刊 板垣英憲著)
『小沢一郎 七人の敵』(1996年2月6日)
『小沢一郎の時代』(1996年2月6日刊 同文書院刊)
『小沢一郎総理大臣』(2007年11月10日)
『小沢一郎総理大臣待望論』(1994年11月1日)
『ロックフェラーに翻弄される日本』(20074年11月20日)
『ブッシュの陰謀~対テロ戦争・知られざるシナリオ』2002年2月5日刊
『民主党派閥闘争史-民主党の行方』(2008年9月16日)
『民主党政変 政界大再編』(2010年5月6日)
『国際金融資本の罠に嵌った日本』(1999年6月25日刊)
『政治家の交渉術』2006年5月刊
『カルロス・ゴーンの言葉』(2006年11月刊)
「孫の二乗の法則~ソフトバンク孫正義の成功哲学」(2007年7月刊)


板垣英憲マスコミ事務所
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする