日本維新の会の橋下徹代表の策謀「ジジクソ作戦」が失敗、老獪な石原慎太郎共同代表はニンマリほくそ笑む

2013年07月29日 03時43分54秒 | 政治
◆日本維新の会の橋下徹共同代表(大阪市長)が密かに画策していた「ジジクソ作戦」が、あえなく失敗した。「ジジクソ作戦」とは、石原慎太郎共同代表、平沼赳夫会国会議員団代表(元経済産業相)、片山虎之助参議院議員団会長(元総務相)ら「元たちあがれ日本=元太陽の党」系列のベテラン国会議員と袂を分かって、日本維新の会を解党して、新党を立ち上げる作戦だった。日本維新の会が国から支給される「政党助成金」を少数のベテラン議員が牛耳り、議員バッチを持たない橋下徹共同代表や松井一郎幹事長(大阪府知事)はもとより、日本維新の会の衆院議員の多数を占めている若手が関与できない状況に、不満が渦巻いていた。
 このため、橋下徹共同代表は、「慰安婦」発言が、マスメディアをはじめ国内世論や国際世論から批判を浴びて、石原慎太郎共同代表らベテラン議員から不興を買ったのをキッカケに、「ジジクソ作戦」を進めて袂を分かつ計画だった。
 ところが、老獪な石原慎太郎共同代表に「底意」を見破られて失敗した。それでもなお、参院議員選挙中、候補者の応援に遅刻して駆けつけるなど、石原慎太郎共同代表を怒らせようとしたものの、険悪な関係には至らず、逆に仲の良さを演出されてしまった。
 参院議員選挙の結果、日本維新の会は、8人が当選したとはいえ、必ずしも勝利したとは言えず、むしろ、日本維新の会が伸び悩んだことから、橋下徹共同代表は7月27日午後から東京都内で開かれた執行役員会の席上、「敗北責任」を取り、自ら辞任する意向を示し、「来年秋に想定される大阪都構想の是非を問う住民投票に専念したい」などと説明し、「袂を分かつ作戦」を完成させようと謀った。
 だが、ここでも、老獪な石原慎太郎共同代表に「創業者に辞められたら、オレは死ぬことになる」「みんなで手伝うので汗をかいて欲しい」「党に欠かせない存在だ」などと慰留
されて、最終的に石原慎太郎共同代表の提案で挙手による多数決となり、この結果を橋下下徹共同代表が受け入れた。最後は、石原慎太郎共同代表が音頭を取り、「関東一本締め」
で幕となったという。橋下下徹共同代表は渋い顔、石原慎太郎共同代表は「ニンマリ」ほくそ笑む。
 朝日新聞デジタルが7月27日午後3時32分、「維新、橋下共同代表の続投決定 辞意表明に石原氏ら慰留」という見出しをつけて、以下のように配信した。
 「日本維新の会は27日午後、東京都内で執行役員会を開き、橋下徹共同代表(大阪市長)を続投させることを決めた。橋下氏は参院選敗北の責任を取って代表の辞意を表明したが、石原慎太郎共同代表ら党幹部が慰留。最終的に全員一致で現体制の維持を決めた。橋下氏は21日の記者会見で『勝ちではない』と述べ、進退は27日の党執行役員会で議論するとしていた。旧日本軍慰安婦をめぐる自らの発言などで議席が伸び悩み、責任を取る意向を示したとみられる。一方、同党の国会議員団は23日に役員会を開き、現体制を維持することを確認していた」
◆しかし、これで若手とベテラン議員との確執が解消したわけではない。第2幕が控えている。それは、「政界再編」である。「自民党1強」状態となり、野党が情けない有様になっているのを打破して、「政権交代可能な政治勢力」を結集するという大きな課題に応えていかなければならないからだ。
 今回の参院議員選挙では、少数政党が多党化して、かつ、バラバラでは、議席を十分に確保することはできないことを思い知らされた。全国31の選挙区が、県単位の1人区であるのでこれに勝たなければ、多数を確保できないというのは、だれの目にも明らかなのに、この常識が分からなかった。選挙が終わってから気づいても遅いのである。
 そればかりではない。参院議員選挙が終わってから1週間を経てもなお、野党各党は、相変わらずバラバラで、党内抗争を続けている。
 次の国政選挙は、2016年7月の「衆参ダブル選挙」というのが、専らの見方なので、政界再編のための時間は、タップリあると「のんびり」構えているのだ。
 夏休みをしっかり取り、選挙疲れをじっくり癒してから、「政界再編工作」に乗り出すつもりのようである。当然、日本維新の会も、この「政界再編工作」に飲み込まれていき、若手とベテランの「激闘」が、再燃することになる。それまでは、一時休戦ということか。

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日本維新の会の橋下徹共同代表は、「カジノ利権」に欲どしい石原慎太郎共同代表に、事実上「拉致」された

◆〔特別情報①〕
 日本維新の会の橋下徹共同代表が、老獪な石原慎太郎共同代表に強く「慰留」されたのは、なぜか。それは、橋下徹共同代表が、カジノを中心とした統合リゾート(IR=Integrated Resort)の大阪誘致を目指しており、「日本維新の会」もカジノ関連法案を作成し国会での成立を図ろうとしている。ここで橋下徹共同代表に逃げられると困るのである。要するに橋下徹共同代表は、事実上「拉致」された。

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