「TPP反対」の農業団体が主催のデモに参加した農家の人々も「もうダメだろうと」とあきらめ顔だ

2013年03月13日 02時58分51秒 | 政治
◆日本人は古来、「長いものには巻かれやすい民族だ」と言われてきた。そのなかでも農家は、とくにこの民族性が強く、最後には「泣く子と地頭には勝てない」と言ってあきらめてしまうのだ。
 日米の農産物交渉で、米国は1984年に牛肉・かんきつ類について順次輸入数量制限の撤廃を主張、1984年度から1987年度までの輸入枠の順次拡大などについて、1988年には1991年4月から輸入数量制限を撤廃することで日本に合意させた。一部乳製品、でんぷんなどの12品目の輸入数量制限について圧力をかけて、1988年、プロセスチーズなどの輸入数量制限撤廃を合意させている。
 これらの交渉の過程で、自民党の支持母体である農協は全国の農家を動員して国会周辺で大規模な「反対デモ」を行ったが、抵抗も虚しく、米国に押し切られてきた。また、最近では、BSE感染の肉牛の輸入制限について、生後20ヶ月以内に制限していたのを米国の強い要求を受けて生後30ヶ月以内に拡大したが、米国は「米国人が食べている牛肉をどうして日本人は食べないのか」と不満を示していた。これに農林水産省も抵抗し切れなくなっていた。
 こうした有様について、農家や畜産農家のなかには、「いくらデモをして反対しても結局、最後には米国の要求を飲むしかなかった。今度TPPも同じことになるのだろう」と半分あきらめムードだ。
◆安倍晋三首相は近々、「TPP交渉参加」を正式表明することを決めている。その前に自民党内での意見を集約する手続きを取った。そのために開いた会議(3月11日)で、TPP賛成派の西川公也TPP対策委員長と反対派の尾辻秀久元厚労相とが激突して、お互いののしり合った。
 その翌日の3月12日、農業団体が国会周辺で「TPP反対デモ」を行った。
 だが、マスメディアの大半はこの自民党内の激突については「演技だ」、国会周辺の「反対デモ」についても、「農協のアリバイ作り」と断じた。つまるところは「ガス抜きにすぎない」という冷めた見方をしている。それどころか、デモに参加していたハチ巻き姿の農家の人々は「安倍首相は、反対を押し切ってTPP参加を正式表明するだろう」とすでにあきらめ顔である。

※Yahoo!ニュース個人


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目次

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