石原慎太郎代表は、比例区単独候補なので名前を書いてもらえず、泡沫になりかねない。

2012年12月12日 04時23分17秒 | 政治
◆日本維新の会の石原慎太郎代表は、比例区東京ブロックに単独立候補していて、名簿搭載順位第1位である。しかし、第1位だからと言って安心はできない。なぜかと言えば、東京ブロック17人のなかに入るには、党名を書いた有権者の数に応じて、当選者人数が割り当てられるからだ。
 ということは、石原慎太郎代表の場合、順位第1位だから、日本維新の会が東京ブロックで30~33万票以上を獲得していなければ当選できないことになる。
 しかし、それを下回った場合落選ということになってしまう。
◆石原慎太郎代表は、これまで参院議員選挙や都知事選挙、衆院議員選挙に立候補して、参院議員選挙で300万票~衆院議員選挙で11万票を獲得してきた、いわば歴戦の勇士である。今回の総選挙でも、大量に票を獲得できるものと確信しているハズである。
 だが、今回はこれまでと決定的に違う面がある。
 それは、国民有権者、正確には都民有権者は「石原慎太郎」と書けば、無効票にされてしまう。正確に「日本維新の会」と書かなければならない。平成元年7月の参院議員選挙のとき、「歌のおばさん」で知られた安西愛子さんが、自民党の「70歳定年制」にかかって後藤田正晴元官房長官から「おばさん、もういいだろう」と宣告されて、自民党の公認を得られず、自ら「太陽の党」という政党を作って立候補したことがある。そのとき、選挙資金として約2億円を持っていた。
 これが、もし自民党全国区で立候補して名簿の上位にランクされていれば、大体、当選できた。だが、当時の参院議員選挙の全国区は候補者の名前ではなく、党名を書かなければならないため、出来たばかりで国民的認知度の低い「太陽の党」では、党名を書いてくれる人が少なく、落選してしまった。同じ選挙でも、もし候補者の名前を書く制度であったなら、当時の安西愛子の知名度であれば十分に当選していただろう。
選挙期間中から、安西愛子さんは、嘆いていた。「安西愛子と書いてはダメですよ。太陽の会と書いて下さい」と。
 つまり、当時、全国的に有名だった「安西愛子」の名前だと、大量得票が見込めたのに、同じ候補者でも、党名となると同じようには票が入らないということを身をもって感じたからである。
 このことは、今の石原慎太郎代表にも言える。今度の選挙で都民有権者は、超有名な「石原慎太郎」といえども、単独比例候補として立候補している以上、「石原慎太郎」とを投票用紙に書けないのである。
 日本維新の会は、確かに大阪市を中心に近畿地方ではよく知られており、支持率も突出して高い。それでも奈良県の山奥辺りに行くと、無関心な有権者はかなりいて、大阪での熱気や勢いは、大阪から遠ざかるにつれてフェイドアウトしている。 
 中部地方から東の方になってくると、日本維新の会への関心も知名度も低く、支持者は大して多くはない。
 たとえば、日本維新の会の候補者の宣伝カーが通り過ぎても、目もくれない有権者が極めて多いのである。党名ばかりでなく、候補者の名前など全く知られていない地域が多い。
 だから、比例区で「党名」を書いてくれる有権者がどれ程いるのかとなると、はなはだ心もとない。
 こうなると、芥川賞作家として名を成した「石原慎太郎代表」も泡沫候補の運命になりかねないということだ。 
 
※Yahoo!ニュース個人


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