安倍晋三総裁が小沢一郎代表に「橋下代表とは、政策が合わないので、一緒にはやれない」と打ち明けた

2012年10月18日 01時15分56秒 | 政治
◆小沢一郎代表にごく近い筋からの情報によると、新党「日本維新の会」代表の橋下徹大阪市長は10月15日、党設立のあいさつのため、国会などで与野党幹部と会談した直後、自民党の安倍晋三総裁(元首相)が小沢一郎代表に密かに接触した。その際、安倍晋三総裁は「橋下代表とは、政策が合わないので、一緒にはやれない」と打ち明けたという。
 橋下徹代表は8月、自民党総裁選に立候補表明する以前の安倍晋三総裁に「新党」への合流と代表就任を要請していた。
しかし、安倍晋三総裁には、自民党離党の覚悟はなく、この話は、立ち消えになり、結局、9月26日の自民党総裁選で、安倍晋三総裁が当選した。その後、自民党の支持率が回復基調にある。逆に、橋下徹代表の日本維新の会は、人気が低落気味だ。
◆小沢一郎代表は、小泉純一郎元首相から「日本維新の会には、自分のブレーンである竹中平蔵総務相ら15人を送り込んでいる。橋下代表は、籠の鳥だ。後は任せるから自由にしてくれ」と頼まれている。
次期総選挙では、民主党が惨敗して、野党に転落することが確実視されている。さりとて、自民党が過半数を制するのは難しい状況ある。支持率復調が、過半数獲得までには至っていないということだ。
このため、小沢一郎代表が、「連立政権樹立」を念頭に、少数政党の結集を図ろうとしている。当然、このなかには、日本維新の会も含まれている。
安倍晋三総裁は、水面下で小沢一郎代表と手を結び、政権への復帰に意欲を燃やしているのだが、橋下徹代表が先に発表した政策「船中八策」のなかで、TPP(環太平洋経済連携協定)参加を打ち出しているのに対して、自民党は3月9日、TPPに関する今後の「交渉参加の判断基準」を以下の通り公表している。
① 農産物をはじめ、すべての関税撤廃を前提とした交渉参加に反対
② 国民皆保険制度を守る
③ 食の安全安心の基準を守る
④ 政府調達・金融サービス等は日本の特性を踏まえる
安倍晋三総裁が、「橋下代表とは政策が合わない」と言っているのは、このことであろう。連立政権樹立に当たっては、「政策協定」が大前提になるので、小沢一郎代表に事前に、胸の内を打ち明けたのであろう。いずれにしても、自民党と日本維新の会は、次期総選挙の戦場で相まみえて、切磋琢磨、雌雄を決することになる。・
【参考引用】毎日新聞は10月16日付け大阪朝刊で、「クローズアップ2012:維新、国会あいさつ回り 既成政党、探る距離」という見出しをつけて、以下のように報じた。
「新党『日本維新の会』代表の橋下徹大阪市長は15日、党設立のあいさつのため、国会などで与野党幹部と会談した。維新が次期衆院選に向けて全国での候補選考を進めるなか、一時は競って秋波を送った自民党など既成政党にも微妙な距離感が出ている。一方でみんなの党の渡辺喜美代表と橋下氏は15日の会談で次期衆院選に向けた共通政策づくりを始めることで合意した。維新は第三極志向を強めているが、国会対応や政策の違いもあり、第三極の結集につながるかは不透明だ。
 ◇自民、両にらみ/みんな、共通政策/民主、危機強く/公明、選挙協力
 「衆院選で候補を何人立てるのか」。自民党の安倍晋三総裁は15日、国会内で対面した橋下氏に単刀直入に問いただした。橋下氏は『鋭意、選考中です』とだけ回答し、
『腹の探り合い』(安倍氏側近)になった。安倍氏は9月の党総裁選前までは憲法改正など理念を共有する橋下氏との連携をアピールしてきた。しかし、次期衆院選では同党候補が全国で維新とぶつかる。安倍氏と共通する保守色を持つ維新と安易に接近すれば、自民党の支持基盤を切り崩される危険もある。このため、総裁就任後は『よきライバルとして対峙(たいじ)する』と強調。維新との連携を検討するのはあくまでも衆院選後として距離を取っており、現時点では警戒感もにじむ。橋下氏も会談後、記者団に『(安倍氏と)選挙の話はしていない。選挙戦になればお互いに戦わざるを得ないので』と語り、自民党との選挙協力は困難との認識を示した。ただ、自民党は次期衆院選で第1党を確保し、政権に復帰する可能性が高い。選挙後を見据えれば、やはり一定の議席を確保するとみられる維新との関係は保っておきたいのも本音だ。自民党幹部は維新について『勢いは下降気味だが、脅威であることに変わりはない』と指摘。『協力できる関係はつないでいく』とつかず離れずのスタンスを保とうとしている。一方、維新との関係が一時悪化していたみんなの党は共通政策の策定で合意し、協力関係の再構築に踏み出した。会談では渡辺代表が『政策が一致していないといけない』と切り出し、橋下氏も『そうしましょう』と応じた。江田憲司幹事長は記者会見で『これをスタート台にしっかり連携したい。おのずからその先(選挙協力)は見えている』と期待を示した」

※Yahoo!ニュース個人


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本日の「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」
「横田めぐみさんに会ってくる」と超大物政治家の側近が北朝鮮へ、金正恩第1書記は、北京政府最高首脳陣と親しい超大物政治家との交渉を望んでいる

◆〔特別情報①〕
 超大物政治家にごく近い筋の情報によると、北朝鮮の金正恩第1書記(元帥)が、日朝国交正常化への強い意欲を持っていながら、交渉相手としては、野田佳彦政権を嫌っており、中国共産党1党独裁の北京政府と関係良好な新政権に期待しているという。北朝鮮は、中国と軍事同盟(中朝友好協力相互援助条約)を結んでおり、日朝国交正常化には、北京政府の了解が必要である。日本は、日米安全保障条約を結んでいるので、米国政府の同意を得なくてはならない関係にある。つまり、米中関係が良好な政権が、誕生すれば、日朝国交正常化は可能となる。

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目次

第5章 クリントン政権とロックフェラーの「罠」に嶺った日本 ③
アジア各国はIMFによる金融支援を嫌った

 米国政府は、通貨危機打開のためIMFや世界銀行の指導を受け入れるようアジア諸国に迫った。これに対してアジア各国はIMFによる金融支援を嫌った。それはIMFの支援を受けた国々が、IMFの管理下に置かれて国家主権を失い、国際金融資本の植民地と化してしまって悲惨な運命をたどるしかないことを知っていたからである。

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