山中伸弥教授ノーベル賞受賞、野田佳彦政権は、iPS細胞研究予算の増額で、{日本再生}に生かせるか?

2012年10月09日 04時16分39秒 | 政治
◆京都大学の山中伸弥教授(京都大iPS細胞研究所長、神戸大学医学部卒=整形外科医)が、「人工多能性幹細胞(iPS細胞)」の研究開発で、「2012年のノーベル医学生理学賞」を受賞した。心より祝意を表したい。 
「創薬」「再生医療」の分野で世界の最先端を切り開く革命的な研究成果であるだけに、「3.11」大震災以来の沈鬱なムードを一気に払拭してくれる快挙だ。「新しい日本の創造」と「経済力再生」の大きなキッカケとなることが期待される。今後、「新経済成長戦略」を牽引する「国家プロジェクト」の中核に位置付けて、財政的にも全面的にバック・アップしていく必要がある。
やはり、科学技術分野の研究開発は、「1番」でなくてはならない。2番ではダメなのである。無論、岩手、宮城、福島3県の被災者、避難民の苦難を忘れてはならない。
◆それにしても、野田佳彦政権の「iPS細胞研究支援」は、実に貧弱である。米国などは国家的な予算額や寄付金の規模が半端ではないうえに、 研究者の研究環境も日本とは比べ物にならないくらいに、充実しているという。日本経済新聞の4月24日付け朝刊の「京大・山中教授インタビュー、iPS研究『国は長期的な支援を』」と見出しのついた記事のなかで、山中伸弥教授は、「東日本大震災の影響で、日本政府は科学予算を増やす余裕がない」という質問に対して、こう答えていた。
 「おねだりばかりではいけないことはわかっている。ただ今の印象は短いはしごをかけられて『とりあえず昇れ』といわれ、あとは知らないという感じ。昇る人の士気にもかかわる。マラソンもゴールがあるから走れる。『ゴールがどうなるかわからないけれど走れ』というのは非常につらいことだ」
 また、「企業との共同研究ではまかなえないのか」との質問に、「企業との共同研究では10億円規模の資金にはならない。1件あたり数千万円、1億円くらいだ。その経費は共同研究のためで、研究所全体を支える人の雇用には使えない」「これはiPS細胞研究だけの問題ではない。今後、世界に通じる技術ができたときに同じようなことが繰り返し起こってしまう」と語っていた。
◆また、「2012年のノーベル医学生理学賞」発表の前日に、タイミングよくというか、目ざとくというか、村山富市内閣で科学技術庁長官を務め、科学技術に一応造詣のある田中真紀子文部科学相は10月7日午後、「京都大iPS細胞研究所」を視察し、山中伸弥京大教授が案内役を務めていた。
時事通信社は10月 7日午後5時6分、「田中文科相、iPS研視察=「予算頑張りたい」―京都」という見出しをつけて、次のように配信していた。
 「田中真紀子文部科学相は7日午後、体のあらゆる細胞になる能力を持つ人工多能性幹細胞(iPS細胞)の研究拠点『京都大iPS細胞研究所』(京都市左京区)を視察した。iPS細胞の開発者で所長の山中伸弥京大教授が案内役を務めた。同研究所によると、田中文科相は顕微鏡をのぞき、iPS細胞から変化させた心筋細胞を観察したという。田中文科相は視察後、記者団に『日進月歩、大変な速さで進歩している。同じように予算を付けるのではなく、将来どういう国でありたいかを考え、メリハリのある予算付けをやる。大いに頑張りたい』と述べた」 
 田中真紀子文科相の意気込みが、2013年度政府予算案にどれだけ反映されるかが、見ものである。ただし、その成果は、2013年度政府予算案編成時に野田佳彦政権が存続しているか否かにもよる。
【参考引用】
 毎日新聞社毎日jpが10月8日午後6時39分、「ノーベル賞:医学生理学賞に山中伸弥・京大教授」という見出しをつけて、以下のように配信した。
 「スウェーデンのカロリンスカ研究所は8日、12年のノーベル医学生理学賞を、京都大iPS細胞研究所長の山中伸弥教授(50)と、英ケンブリッジ大のジョン・ガードン博士に授与すると発表した。山中教授は、皮膚細胞に4種類の遺伝子を入れることで、あらゆる組織や臓器に分化する能力と高い増殖能力を持つ『人工多能性幹細胞(iPS細胞)』を作り出した。拒絶反応のない再生医療や難病の仕組み解明、新薬の開発など、医療全般での応用が期待される。最初の成果が米科学誌に掲載されてから6年あまりという異例のスピード受賞だ。日本人の受賞は10年の鈴木章・北海道大名誉教授と根岸英一・米パデュー大特別教授の化学賞に続く快挙で、医学生理学賞の受賞は1987年の利根川進・米マサチューセッツ工科大教授以来2人目。今回の受賞で日本人の受賞者は、米国籍の南部陽一郎氏=08年物理学賞=を含め19人(医学生理学賞2、物理学賞7、化学賞7、文学賞2、平和賞1)となる。授賞式は12月10日にストックホルムで開かれ、賞金800万スウェーデン・クローナ(約9800万円)が贈られる。ヒトなど有性生殖を行う動物は、1個の受精卵から体のあらゆる細胞に分化する。従来、一度分化した細胞は、未分化の状態に戻ることはないと考えられてきた。山中氏らは、受精卵から作る胚性幹細胞(ES細胞)や、受精させていない卵子の中で働く24種類の遺伝子を特定。06年8月、おとなのマウスの皮膚細胞にわずか四つの遺伝子を組み込んで細胞を『初期化』し、ES細胞とほぼ同じ多能性と増殖能力を持つ細胞に変化させたと発表。人工多能性幹細胞(iPS細胞)と名付けた。07年11月には、同様の手法でヒトの皮膚細胞からiPS細胞を作ったことも報告した」

※Yahoo!ニュース個人


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