狂気の菅直人前首相に続き、野田佳彦首相も国家最高指導者の資性が欠落、馬脚が露呈!

2011年12月28日 00時40分15秒 | 政治
◆民主党の政権担当能力が、極めて劣悪であることが、実証された。とくに、菅直人前首相のときは、目を覆うばかりの最低の政権であったことが、東京電力第1福島原子力発電所事故について、政府の事故調査・検証委員会(委員長、畑村洋太郎・東大名誉教授)が12月26日、野田佳彦首相に提出した中間報告書の指摘で明らかになった。
 このなかで、菅直人前首相が総指揮を取っていた「官邸内の対応」について、報告書は、次のように述べている。
 「関係閣僚、原子力安全委員長、東京電力幹部が集まり事故対応の意思決定をしていた官邸5階と、各省庁の幹部ら緊急参集チームのいる地下とのコミュニケーションが不十分だった」
 これでは、菅直人前首相が、何のために総指揮を取っていたかわからない。全体がパニックになり、右往左往している烏合の衆だったことになる。一番パニックになり、精神錯乱状態だったのが、菅直人前首相というから、何をか況やである。周辺を怒鳴り散らかしていたのでは、冷静な状況判断も、適切な指揮命令もできるはずがない。気の狂ったパイロットが1億2000万人の乗員乗客を乗せた飛行機をハチャメチャに迷走させているのに等しい。
 そのうえ、菅直人前首相は、突然、大本営とも言うべき首相官邸を放棄して、ヘリコプターに搭乗し、現地視察と称して、福島第1原発に飛んで行ってしまった。これでは、進行中の原子炉事故、なかでも水素爆発などを食い止める指揮ができるわけがなかった。全体状況は、首相官邸にいてこそ、把握できるからである。現場の1部を見ただけでは、全体はつかめない。福島第1原発では、菅直人前首相の突然の視察を迷惑がっていたという。それはそうだ。火を消そうとして懸命に努力しているのに、お邪魔虫以外の何者でもなかった。結局、菅直人前首相の国民向けパフォーマンスにしぎなかったのである。
 この事故の最中、私は、「国家最高指導者」のあるべき姿勢と態度について、帝国陸軍士官学校が教えていた「統帥綱領」の一節を引用して、こう書いた。
 「将帥の具備すべき資性としては、堅確強烈なる意志及びその実行力を第一とし、至誠高邁なる品性、全責任を担当する勇気、熟慮ある大胆、先見洞察の機眼、人を見る明識、他人より優越しありとの自信、非凡なる戦略的識見、卓越せる創造力、適切なる総合力を必要とす」
 陸海空3自衛隊の最高指揮官として軍隊を動かすいわゆる「統帥権」を握っているのが、首相だ。故に、首相は、これらの「資性」を具備していなくては、一旦緩急に立ち向かうことはできない。菅直人前首相は、完全に失格だ。所詮は、市民運動のアジテーターにすぎなかったということでもある。
 もっと悪いのは、国民有権者やマスメディアであった。このダメな政治家を引きずり降ろすこともせず、支持し続けたからである。
◆野田佳彦首相は、前車の轍を踏み続けている。とくに菅直人前首相が、失言を恐れて、首相番記者の「ぶら下がり取材」を拒否してきたのを真似ているのは、マイナスである。これは、野田佳彦首相が菅直人前首相のアドバイスを受けたからだと言われている。だが、この結果、野田佳彦首相の個性を台無しにしている。せっかく、相田みつおの「金魚とどじょう」を比較した名言を代表選の演説に取り入れて、多くの人を感動させて当選したにもかかわらず、「ぶら下がり取材」を嫌い、国民向けのメッセージを発信するチャンスを損なっている。バカとしか言いようがない。
 そして、沈黙の果てに、「消費税増税断行」「TPP交渉参加」「八ッ場ダム建設継続」などと結論だけを、一方的に宣言するので、「説明不足だ」と国民有権者から批判され、支持率率が下がり続けるのは、当たり前である。国民有権者は、辻斬りに出くわした気分だろう。野田佳彦政権が誕生してまだ3か月余りというのに、このような状況の下で、「野田佳彦首相退陣論」が声高に喧伝され始めている。この政治家も、国家最高指導者としての「資性」が欠落しているという証である。

本日の「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」
小沢一郎元代表は、「アヒルの水かき」を開始、松木謙公衆院議員たちの新党結成を下支えしている。

◆〔特別情報①〕
 小沢一郎元代表の「アヒルの水かき」が、せわしくなってきた。表面上は、自ら動くそぶりは見せてはいないけれど、水面下にある「水かき」は、激しく動き始めている。

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