橋下徹大阪市長が、挨拶回りで感じた本物の政治家は、小沢一郎元代表と渡辺喜美代表くらいだった

2011年12月21日 01時03分11秒 | 政治
◆大阪市の橋下徹市長が、中央政界に挨拶回りした。このなかで、最も和気藹々だつたのが、小沢一郎元代表とみんなの党の渡辺喜美代表であった。これは、何はともかく、大阪市長選挙と大阪府知事選挙「ダブル選挙」での貢献度の違いを如実に反映していることを印象づけていた。つまりは、各党が、「ダブル選挙」でどれだけ貢献したかである。
 選挙での貢献というのは、言うまでもなく「カネと票」である。小沢一郎は、小沢別働隊(60人)と秘書軍団を送り込み、資金も投入して、橋本徹候補を全面的に応援した。勢力は、小沢別働隊と秘書軍団ほどではないけれど、渡辺喜美代表の軍団も多大な貢献をしている。これらが、みな橋下徹大阪市長、松井一郎大阪府知事誕生の得票として、忠実に反映されていると言えるだろう。
◆橋下徹市長は、たった1人の戦いをしているのではない。だからこそ強い。仲間が極めて豪華版である。通産省(現在の経済産業省)の高級官僚出身の堺屋太一元経済企画庁長官が、参謀総長として密着し、作戦を授けている。大阪市長選挙で、当選確実が、テレビ各社で放映されるときの「バンザーイ」三唱のときから、橋下徹候補の真後ろにいて、祝福していたのが、印象的だった。
 やはり経済産業省の高級官僚として、2008年、内閣官房国家公務員制度改革推進本部事務局審議官(内閣事務官)、2009年、経済産業省大臣官房付となり、2011年(平成23年)9月26日、依願退官した。堺屋太一さんは、「国家公務員制度改革」の改革派官僚として苦難の道を歩んだ。そして、経済産業省の改革を背負ったまま、退官している。
 橋下徹市長は、経済産業省の高級官僚を退官したばかりの古賀茂明元経済産業省大臣官房付(2008年、内閣官房国家公務員制度改革推進本部事務局審議官=内閣事務官=2011年9月26日、依願退官)を大阪府・大阪市改革の顧問として、採用することを多数の支持者の前で決めている。古賀茂明元経済産業省大臣官房付は、20人くらいのスタッフを引き連れて、改革に協力することを約束しており、中央省庁を相手の改革に意欲的である。
◆橋下徹市長は、明治維新(1868年)から143年を経て、まさしく平成維新の先頭に立って、獅子奮迅の戦いに乗り出している。この戦いに、最も理解を示しているのが、小沢一郎元代表と渡辺喜美代表である。そのほかは、次期総選挙と参院議員選挙で勝ちたいだけの俗物にすぎない。
 毎日新聞毎日JPは12月20日、「橋下大阪市長:与野党を利用、都構想実現へ一歩踏み出す」という見出しをつけて、以下のように配信している。
 「19日の就任当日に上京した大阪市の橋下徹市長は20日、大阪府の松井一郎知事とともに与野党6党の幹部にあいさつ回りを行い、「大阪都構想」への協力を要請した。11月の大阪ダブル選(府知事・市長選)で橋下氏率いる大阪維新の会に府連レベルで対抗した民主、自民両党も歓待。与野党がこぞって都構想に協力する姿勢を示した。橋下氏は次期衆院選をにらんで『橋下人気』にすり寄る与野党を利用し、都構想の実現へ一歩踏み出した。政権与党の民主党は20日、輿石東幹事長、平野博文国対委員長、仙谷由人政調会長代行、小沢一郎元代表がそれぞれ個別に橋下氏と会談した。輿石氏は『民主党も地域主権を言ってきた』と橋下氏の主張と違いがないことを強調。党の大阪府連代表としてダブル選で橋下氏と戦った平野氏も『都構想について議論していきたい』と協力姿勢に転じた。橋下氏が上京した19日には、同党の前原誠司政調会長が真っ先に会談。前原氏は都構想を検討する『大都市制度等ワーキングチーム(WT)』の創設を表明し、逢坂誠二元北海道ニセコ町長を座長として20日設置された。野党も対抗意識を隠さない。自民党は谷垣禎一総裁が党本部で会談に応じ、都構想の実現に必要となる地方自治法改正案について「年内にも法案の骨子を取りまとめていく」との方針を明言した。自民党は9日に「大都市問題に関する検討プロジェクトチーム(PT)」(座長・菅義偉元総務相)を設置しており、会談に同席した大阪府選出の西野陽衆院議員は「他党はこれから検討すると言っているが、我が党はもう既に取り組んでいる」と強調。ダブル選では自主投票で中立の立場をとった公明党も山口那津男代表が橋下氏に『基本的に賛同しながらバックアップしたい』と語った。ダブル選の前から都構想支持を鮮明にしてきたのがみんなの党だ。渡辺喜美代表が橋下氏と会談し、同党が作成した地方自治法改正案の要綱を示し、来年の通常国会に提出する方針を伝えた。渡辺氏は『維新の会との合作みたいなもの。この法案(の成立)を民主、自民、公明党などにも働きかけたい』と他党に先駆けた『蜜月』をアピールした。与党の立場で橋下氏に秋波を送ってきたのが民主党の小沢元代表と国民新党の亀井静香代表。ともに『消費増税反対』で野田政権に揺さぶりをかけており、次期衆院選で政権とたもとを分かって維新の会と連携する可能性もちらつかせる。亀井氏は『あなたたちは(ダブル選で)大勝しちゃったから、中央の連中はみんなすり寄る』と橋下氏をほめあげた。【吉永康朗、高橋恵子】」
 この記事がよくレポートしているように、国会議員たちが、真剣に、かつ本気で、橋本徹市長が「大阪都構想」を掲げて、地方から進めようとしている「改革」にどれほど理解を示して、全面協力しようとしているかは、疑わしい。ただ便乗しようとしているだけの打算主義が大半である。この意味でも、本物の政治家は、小沢一郎元代表と渡辺喜美代表くらいである。

本日の「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」
米国ヒラリー・クリントン国務長官が、天皇家の金塊を担保に発行する巨額額面の小切手を得て、その功績で、次期大統領選挙に出馬か?

◆〔特別情報①〕

 政府日銀が、天皇家の金塊を担保に発行する巨額額面の小切手を、ミャンマー訪問の帰途、日本に立ち寄った米国ヒラリー・クリントン国務長官に渡したという。小切手は、世界銀行で落し、現金に換える。

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