小沢一郎元代表は、野田佳彦首相が「民信なくんば立たず」に陥っているのを深刻に憂慮している

2011年12月11日 01時16分39秒 | 政治
◆野田佳彦首相が9月2日に 第95代内閣総理大臣に就任して3か月を超えたところで、この首相の本質に切り込んでみた。すると、以下のようなことが、わかってきた。
 ①国民からの信頼感が失われつつある。内閣支持率は当初、お祝儀と期待感を含めて、60%だったのが、いまは30%台に急落している。「子曰く、民は信なくんば立たず」(論語巻6第12顔淵篇7)、「孔子が言われた。政治を行う者と人民との間の信頼関係が失われれば、国家は立ち行かない」(三戸岡道夫編著、「声を出して活かしたい論語70」、栄光出版社刊)と言われているように、野田佳彦首相と国民との間の信頼関係は、わずか30%台にすぎないということだ。
 ②野田佳彦首相は、国民の方を見ようとしていない。国民への窓である番記者による「ぶら下がり取材」を拒否して、逃げ腰である。鳩山由紀夫元首相が、「ぶら下がり取材」で失敗した反省から菅直人前首相が、「ぶら下がり取材」を拒否してきた前例に従っているのだが、今度は反対に「拒否すること」による副作用が災いしてきている。この結果、国民の多くから「野田さんは、一体どこを向いているのか」と疑念を持たれているとも言える。これでは、信頼されにくい。
 ③野田佳彦首相は、「どじょう」ではなく、「ヒラメ」ではないかと見られている。ヒラメの目が、上を向いているように、野田佳彦首相の目は、「米国オバマ大統領」を仰ぎ見ていて、その評価を気にして、期待に懸命に応えようとしている。TPP交渉参加問題然り、消費税増税問題然り、沖縄米軍普天間飛行場の辺野古への移設問題然りである。国民の意向や願望は、二の次、三の次である。財務省との関係でも、「官主政従」、勝栄二郎財務次官をやはり仰ぎ見て、上目づかいで、コントロールされている。
 ④だから、国民に対して、「過酷な政策」を血も涙もなく、情け容赦なく、平然と断行できるのだ。TPP交渉参加問題では、「農業・酪農の切捨て」をすでに決断している。消費税増税問題では、次期通常国会で成立させ、実行のタイミングを図るのみと考えている。沖縄米軍普天間飛行場の辺野古への移設問題では、沖縄県民を宥めすかして、日米安保条約が、「法律に優先する」との憲法論を盾にして、日米合意を実現すべく「辺野古での建設許可権限」を沖縄県知事から取り上げて、警官隊を導入してでも建設を強行する構えだ。
 ⑤この結果、民主党が国民有権者に「マニフェスト」で示した約束を次々に覆して、「公約違反」を平気で行っている。その代表例が「消費税は次の総選挙までの4年間は引き上げない」というのを簡単に破ろうとしている。「子ども手当て」は、すでに後退させている。このほか、公約違反は、数々ある。まさに「悪人顔」通り、「悪政」の連続である。
◆これに小沢一郎元代表が、怒るのは、当然である。埼玉新聞12月10日付け「第2総合面」(2面)の「フォーカス」欄で、「政権は袋小路に」「身内からも不協和音」という見出しをつけて、民主党内の情勢を分析。このなかで「消費税増税への反対姿勢を強める小沢一郎元代表は最近、支持議員との会合でこう繰り返した。『自分たちは(政権公約の)約束を守ろうとしているだけだ。約束と違うことをするなら、そっち側が出ていけばいい』」と述べている。
 小沢一郎元代表は、いまの民主党が、「民信なくんば立たず」の状態に陥っていることを大変深刻に憂慮しているということだ。

本日の「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」
前原誠司政調会長は、米CIAと北朝鮮の2重スパイ疑惑を払拭するため、リチャード・アーミテージやマイケル・グリーンとの同席を避けているが、要注意、厳重監視せよ

◆〔特別情報①〕
 米CIAと北朝鮮の2重スパイ疑惑に包まれてきた前原誠司政調会長が、このごろは、マイケル・クリーンとの同席を避ける傾向が目だっている。APEC(11月12、13日、ホノルル)直前に立て続けに開催された日米共催のフォーラムに、アーミ・テージとマイケル・グリーンを始めとした対日工作担当の顔ぶれが勢ぞろいし、「トモダチ作戦の成果」を繰り返しアピールしていたが、そこに前原誠司政調会長の姿を見ることは一度もなかった。

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