戦艦大和を悲劇の戦艦にした米国ルーズベルトの陰謀・謀略は、未だに解明されていない

2011年12月07日 22時30分24秒 | 政治
◆今年もまた、「12月8日」がめぐってきた。大東亜戦争開戦から70年、終戦後66年となった。私は1946年8月7日、軍都・広島県呉市の旧海軍工廠(戦後、土地、設備は播磨造船所とNBCが引き継ぐ。呉造船所、石川島播磨重工業=現IHI=呉工場を経て現在はアイ・エイチ・アイ マリンユナイテッド呉工場)を眼下に望む宮原通り10丁目で生まれた。坪の内小学校→宮原小学校→宮原中学校で学び、出光の巨大タンカー「ユニバース・アポロ号」などの進水式を目の当たりに見てきた。
 「戦争を知らない世代」のはしりなので、呉海軍工廠で建造された「大艦巨砲主義の亡霊」とも言うべき世界最大の「戦艦大和」(起工 1937年11月4日、進水1940年8月8日、就役1941年12月16日、1945年4月7日沈没)は、文字通り「伝説の戦艦」である。建造当時、大和建造ドックは、鉄板の建屋で囲まれ、外壁はムシロで被われ、後背の休山、三峰山の中腹からは、ドックを見下ろせないように人間の背丈より高いコンクリートの塀が作られていた。親戚の者が、その隙間などから呉湾をボンヤリ眺めていたところ、憲兵隊に見つかり、「お前はスパイか」と顔を殴られたというむかし話をしていた。
 戦艦大和を目撃したのは、建造に携わった関係者、乗組員、疾走中の雄姿を遠くで見た人、沖縄に向けて海上特攻中の大和を撃沈した米海軍将兵くらいで、当時の日本国民の大半は、見ていない。秘密裏に建造されて、極秘裏に水上特攻に出撃して、国民の知らないうちに海の藻屑にされたという悲劇の戦艦である。
 伊藤整一第二艦隊司令長官(戦死後大将)、有賀幸作艦長(同中将)以下2740名が戦死、生存者は269名とも276とも言われている。戦死者のなかには、私の母親(1926年3月2日生まれ)の同級生や近所の知り合いなどが、何人か含まれているという。出撃する直前、「海の藻屑になるよのう」と明るく出かけて行ったまま、やっぱり帰ってこなかったという。
 いま、戦艦大和の伝説は、JR呉駅南方の海岸近くにある呉市海事歴史科学館「大和ミュージアム」で10分の1のミニチュアを見ながら、詳しく知ることができる。一種の街起しの材料にされているのだが、ここを訪れた客の大半は、呉駅の北側にある繁華街には、足を運ばせることはなく、赤レンガ通りも、寂れる一方という。
◆毎年12月の歴史物の定番は、「忠臣蔵」と「パールハーバー」だ。雑誌「歴史街道」(pHP研究所)の1月号は、「《総力特集》戦艦大和と武蔵―70年前、日本人は『世界1の戦艦』の建造にこの国の命運と誇りを託した」というテーマに取り組んでいる。このなかでは、「必見!完全カラーで蘇る呉の艤装中の大和の雄姿」は、本当に必見の価値がある。
 埼玉新聞社「聯合艦隊司令長官 山本五十六」特別試写会事務局が、「1000名招待」のPRをしていた。特別試写会は12月15日、さいたま市文化センター。当るか否かはわからないけれど、早速応募した。映画のサブタイトルに「太平洋戦争70年目の真実」とあるので、これを記念しているらしい。
 朝日新聞は12月7日付け朝刊「オピニオン面」(14面)の「社説」で、「真珠湾70年 危機の時代へ3つの教訓」と題して論説、最後に「米歴史家モリソンが「まさにいまも、強大化する中国の意図をどう見据え、米国との関係をどう構築するのかが、この国のこの国の死活的な問題になっている。戦略的な暴行」と叫んだ真珠湾攻撃から70年の日に、改めて3つの教訓を胸に刻む」と結んでいる。
 しかし、朝日新聞社説が言う「3つの教訓」には、「ルーズベルトの陰謀」が、未だに解明されておらず、中国や米国から日本に向けて仕掛けられる「国策」、それに基づく「謀略」に対して、これからいかに対処していくべきかの教訓が明示されていない。

本日の「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」
仮釈放された鈴木宗男前衆院議員が、無罪を信じて「再審請求」を検討、「国策捜査」を主導した最高検次長を務めた伊藤鉄男弁護士と全面対決の事態へ

◆〔特別情報①〕
 12月6日、栃木県さくら市内の刑務所から仮釈放された新党大地代表の鈴木宗男前衆院議員が、「再審請求を検討する考え」を示しており、最高検次長を退官している伊藤鉄男弁護士(第一東京弁護士会=2011年登録)と全面対決する事態が生まれてきている。

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古川元久特命担当相が、国民の「幸福度」を測定、果たして幸福社会実現できるかは疑問

2011年12月07日 03時09分09秒 | 政治
◆「幸せって何だっけ、何だっけ、美味い醤油は、キッコウマン、キッコウマン」と、明石家さんまさんが、コマーシャルで歌っていた。醤油の味に幸福を感じる人がいるかとおもえば、豪勢な食事をしても、ちっとも幸せを感じない人もいる。
 このような主観的な指標によって、国民1人1人の幸福度を測定するのは、難しいことだと思うけれども、このテーマに果敢に挑もうとしているのが、内閣府の古川元久特命担当相(経済財政政策・科学技術政策担当)である。東京都内で開催の「幸福度に関するアジア太平洋コンファレンス」(内閣府、経済協力開発機構など主催)で、公表したという。「幸福度の主な指標」(内閣府試案)の「大枠」(主な指標)として、次のようなことが示されている。
 ○経済社会状況(●子どもの貧困率●高齢者の孤独死数●育児休暇の取得率●水質・大気の質、放射線量への不安)
 ○心身の健康(●自殺者数●平均寿命●家庭への医療・介護サービス体制の満足度)
 ○(家族と社会との)関係性(●地域との関わり度●家族生活満足度●家族、友人との接触密度)
 ザッと見て、何かヘンな感じだ。これらの指標は、「幸福度」どころか、「不幸福度」を測定するかのような感じがするからだ。これらはまだ「銭金(ゼニカネ)」、言うなれば、「物質的な満足度」を聞いている感が強い。
◆「幸福感」は、必ずしも単なる「楽しさ」から生まれるものではないけれど、やはり、「楽しさ」から、「幸福感」が生まれるのも確かである。
 ①「衣食住」が足りる。
 ②「四苦八苦」を克服する。
 ○根本的な苦しみ(絶対苦)=4苦(生苦・老苦・病苦・死苦)
  この四苦に加え、
 ○相対苦=愛別離苦 - 愛する者と別離する苦しみ、怨憎会苦- 怨み憎んでいる者に会う苦しみ、求不得苦 - 求める物が得られない苦しみ、五蘊盛苦 - あらゆる精神的な苦しみ。この4つを合わせて8苦と呼ぶ。
 4×9=36、8×9=72合計108(除夜の鐘で、108の煩悩を消す)
 ③「花鳥風月」を愛でることができる。
 ④「子曰く、時にこれを習う、亦た説ばしからずや。朋あり、遠方より来たる、亦た楽しからずや。人知らずして慍みず、亦た君子ならずや」
 漢字学者である立命館大学の白川静名誉教授は、名著「字通」において、香幸福の「幸」とは、「象形=手械(てかせ)の形→僥倖にして免れる意→幸福の意→幸福を願う意」を表し、「苦からの解放=自由」を意味している。「福」の「示」は「象形=神を祀る祭卓の形」、「畐」は「器腹のゆたかな酒樽の形」を表し、神に五穀豊穣を願い、感謝する意味。
 「楽」は、「象形=柄のある手鈴の形、白が鈴の部分。古代のシャーマンは、鈴を鳴らせ神を呼び、神を楽しませ、また病を療してもらった。すると楽になる」という意味を示している。幸福は、苦からの解放=自由とともに、五穀豊穣という物質的なもの、すなわち、「物心両面の豊かさを示していると言えよう。
◆古川元久特命担当相が、「幸福度」を政策に取り入れる決断をしたのは、新婚旅行を兼ねて国賓として来日したブータンのワンチュク国王とぺマ王妃の影響が大きい。「GNH(国民総幸福量」を国策としており、国民の90%が「幸福」と答えていることに感嘆したということのようである。
 ブータンが指標としているのは、72項目、これに対して、内閣府は、132項目を立てており、それほど日本は、複雑社会になっていることを物語っている。「鬱病患者」が多く、殺人事件などの凶悪事件も跡を絶たず、日本列島の「病理現象」は、深刻である。「不幸社会」の現状が、「幸福度」よって明らかになったとして、これを「幸福社会」にしていくのは、国家的大事業となりそうである。
【参考】東京新聞は12月5日 夕刊で「幸福度測定に132項目 「放射線量への不安」も指標」という見出しをつけて、以下のように報じている。
 「内閣府は五日、国民の豊かさを測る新たな「幸福度指標」の試案をまとめ、同日から都内で始まった「幸福度に関するアジア太平洋コンファレンス」で公表した。国内総生産(GDP)で測れない心の幸福度をとらえ、政策立案に役立てる狙い。指標は、住環境や仕事など経済社会状況▽心身の健康▽家族や地域、自然とのつながり-といった大枠を設けたうえで計百三十二の個別項目を選んでいる。政府への信頼感や放射線量に対する不安といった主観的な項目も取り上げる。全項目を統合した指標は算出しない。内閣府は「車に例えれば、速度計や燃料計、回転計を統合しても意味がなく、無理に一つの統合指標をつくると各項目の特徴が消える」と説明した。幸福度は、国王が先月来日したブータンが国民総幸福量(GNH)を政策目標に掲げることで知られる。五、六両日のコンファレンスにも、同国の国民総幸福量担当長官らが出席する。経済発展を遂げた先進国では一九七〇年以降、GDPが増えても幸福度の改善につながらない「幸福のパラドックス」が問題になってきた。フランス、英国など欧州や北米でも政府や学会が幸福度を測る指標づくりを進めている。東北大学大学院・大橋照枝客員教授の話 経済規模を示す国内総生産(GDP)では、幸福度は測れない。環境に負荷をかける開発もGDPではプラスに働くし、逆に家事や育児、ボランティアなどは加算されない。幸福度を測るためには、きめ細かな指標が要る。幸福度の主軸とするべきなのは「持続可能性」だ。現役世代が幸福だからとすべて消費し、将来世代にツケを残すことはやってはいけない。内閣府は試案に持続可能性を盛り込んだが、主に「環境問題」について論じており、範囲が狭い。将来世代の幸福を織り込んだ指標づくりを進め、国民の幸福を確かにするため政策に反映するべきだ」

本日の「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」
天皇家の金塊は、日本民族、国家の危急存亡の時や非常時に使われ、日本の国際的信用を担保する貴重な財宝である

◆〔特別情報①〕
 国債発行について質問を頂いたので、それに答えたい。
 「日本経済新聞が12月5日「東日本大震災の復興費用に充てる個人向け復興国債」が5日、全国の銀行や証券会社など金融機関の窓口で発売されたと有ります。以前先生のこのブログで天皇家の金塊16京を震災復興に8京アメリカの経済復興に8京之は拒否されたが震災復興には使えると書いて居たと思います、其れならなぜ、震災復興債を発行しなくては成らないのですか、本当にその様な金は有るのですか、それ以外にも、高額紙幣・高額債権とか天文学的な金額です。震災復興の金額ほんの1分だと思います。本当に有るなら今使は無くて何時使う、本当に有るのか、有れば何時使えるか教えて下さい。天文学的な紙幣、金塊使え無ければ、ただの紙屑・ただの瓦礫の金属です。回答宜しくお願い致します」(拓みさんからの質問より)

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