小沢一郎元代表は、座敷牢にいて代表選の投票権もないのに、立候補予定者から支援要請を受ける不可思議

2011年08月11日 21時19分37秒 | 政治
◆民主党が代表選ムードを強めている。菅直人首相が退陣意向を濃厚にした発言を繰り返しているからである。だが、伸子夫人が、「辞めないで欲しい」と強く押し止めていると言い、菅直人首相は躊躇しているものと見られている。このため、岡田克也幹事長が描いているシナリオ、つまり延長国会会期末である8月31日までに代表選挙を行い、国会で首班指名投票を行い、新首相を選出するというスケジュール通りに事が運ぶかどうかは、わからなくなっている状況にある。仮に新しい代表を選出しても、菅直人首相が、首相の座に居座り続けて、「総理大臣と代表分離」という形になりかねないという見方も、浮上してきている。 ◆代表選立候補者として、最有力の野田佳彦財務相、次いで馬渕澄夫前国土交通相、小沢鋭仁元環境相、海江田万里経済産業相、前原誠司前外相らの名前が取り沙汰されているが、いずれも、党内最大派閥を率いている小沢一郎元代表の動向を気にしている。何しろ、衆参合わせて150人~200人に拡大中だからだ。小沢一郎元代表が采配を一振りするだけで、結果が決まる。このため、馬渕澄夫前国土交通相が、小沢一郎元代表にこれまで2度も面会して支持と協力を要請するなど、小沢一郎元代表に取り入ろうと懸命である。ほかの立候補に意欲的な政治家も、小沢一郎元代表に秋波を送ったり、色目を使ったりし始めている。  だが、ちょっと待ってもらいたい。ここでおかしなことが起きていることに気づかねばならないのである。それは、小沢一郎元代表は「党員資格停止処分」であり、代表選挙での「投票権がない」ということだ。しかも、最もおかしいのは、支持と協力を要請する相手である小沢一郎元代表の「党員資格停止処分」の解除を党執行部に求める声すら上げようとはしていない連中ばかりである。「座敷牢」に閉じ込められている小沢一郎元代表を救い出そうとする言動を少しもしないで、自分が代表=総理大臣になることばかりを考えて、そのことのみに専念しているのだ。自分さえよければ、他人のことはどうでもいいという我利我利亡者ばかりなのである。現代っ子が、いかにドライとはいえ、「それはないぜ、ベイビー」ということだ。いかにお人よしの小沢一郎元代表と言えども、さすがに呆れ顔である。公職選挙法に無関係の代表選にもかかわらず、みんな手ぶらの構えで、2度呆れさせられているのだ。 ◆それにしても、「党員資格停止処分」を受けた国会議員が、代表選で投票権を行使できなくさせたのは、何と当の小沢一郎元代表だったことを知れば、これまた呆れ果ててしまう。  民主党において「党員資格停止処分」を受けた国会議員は、代表選挙に立候補できない。民主党が定める3段階の処分のうち、除籍、離党勧告に次いで、最も軽いとは言っても、党から選挙区総支部への資金提供が停止され、企業団体献金の受け皿を失う。代表選への立候補はできず、総選挙で公認を得られない可能性もある。一方で党費の支払いや党議拘束に従う義務がある。原則として「6カ月」を最長としているが、例外は認められている。  だが、小沢一郎代表、鳩山由紀夫幹事長の時代の2008年9月、小沢一郎が代表時代に「党員資格停止期間中の権利制限等の指針」を決め、12月24日の両院議員総会で承認されていた。  つまり、処分を受けた党員は、処分期間中、党の機関会議の出席、発言、議決権行使の権利が停止される。この解釈から代表選挙では、投票できないことになっていたのである。ただし、申請が認められれば、傍聴はできる。  民主党第514回常任幹事会は、小沢一郎元代表に対し、党倫理規則を適用する決定を、以下のようにしている。                      「1月31日、わが党所属の小沢一郎議員は、東京第五検察審査会の政治資金規正法違反被疑事件についての起訴議決にもとづき、起訴された。本事案について常任幹事会は、2月15日に「小沢一郎議員に対する党倫理規則の適用」にかかる役員会発議について協議を行い、倫理規則第6条にもとづき倫理委員会の意見を聴く手続きを決定した。これについて本日、倫理委員会より別紙の通り意見が答申されたことを受け、常任幹事会としてあらためて協議を行った結果、以下の結論に達した。  検察審査会の議決にもとづく起訴は通常の検察による起訴と異なる点があることを踏まえ、小沢議員に対して党倫理規則を適用し、当該事件の判決が確定するまでの間の『党員資格の停止」(倫理規則第4条第二号)とする。なお、『党員資格停止期間中の権利制限等の指針』(2008年12月24日両院議員総会承認)において、『党員資格停止処分の期間は、一回の処分において原則として最長6カ月以内とする」とされているところであるが、裁判手続きに要する期間を予見することはできないため、当該指針の例外として、一般職公務員についての『起訴休職』を類推し、その期間を判決確定までの間とする」  また、民主党は6月24日午前、国会内で常任幹事会を開き、菅内閣不信任決議案を採決した2日の衆院本会議に欠席、棄権した小沢一郎元代表ら8人を「反党的な行動」を取ったとして、党員資格停止3カ月とする処分を正式決定した。政治資金規正法違反の罪で強制起訴されている小沢一郎元代表については、既に判決確定までの党員資格停止処分が出ており、今回の「3カ月」ではなく「判決確定まで」の停止が適用されるとしている。小沢一郎元代表のほかに処分を受けたのは、田中真紀子、内山晃、太田和美、岡島一正、川島智太郎、笠原多見子、三輪信昭の衆院議員7人。これら衆院議員も、9月23日までに代表選が行われれば、投票することはできない。  ちなみに、民主党会派からの離脱を表明した渡辺浩一郎衆院議員ら16人のグループは3月9日、渡辺浩一郎衆院議員への党員資格停止処分などについて「到底容認できない」として、岡田克也幹事長あてに不服の申し立ての文書を提出している。16人は、小沢一郎元代表が、党員資格停止処分を受けたことに反対して、民主党籍のまま民主党会派を離脱して、新会派を結成したうえに、平成23年度予算案の衆院採決を欠席したため、グループ代表の渡辺浩一郎衆院議員は6カ月の党員資格停止処分、残り15人は厳重注意処分を受けている。9月8日までに代表選があれば、やはり投票できない。 ◆なお、夕刊フジが8月12日付け紙面(1~3面)で「民主代表選 小沢・鳩山 隠し玉スッパ抜き 松野頼久元官房副長官」という見出しをつけて、報じている。元々、鳩山派だが、いまや小沢一郎元代表に信頼が厚く、側近とみなされているだけに、単なるダークホースから本命中の本命になる可能性が大である。  本日の「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」 天皇家がイルミナティ「李家」に預けていた財宝(金塊)が、東日本大震災の復旧復興に努める日本と経済ピンチの米国を救う ◆〔特別情報①〕  フリーメーソン・イルミナティ情報(ニューヨーク発)によると、台湾に拠点を置く「李家」が、日本の天皇家から預かっていた財宝(金)を隠し場所から引き出して、日本に向けて送り始めているという。その規模はなんと、「16京円相当の金塊」と言われている。 つづきはこちら→「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」*有料サイト(申し込み日から月額1000円) メルマガ(有料)での配信もしております。 お申し込みはこちら↓ 板垣英憲の過去著書より連載しております↓ 『自・社連合が小沢一郎への逆襲をはじめた』1994年7月30日刊 もくじ 3章 社会党が"野合連合"をした裏にあった台所事情 ―官房機密費の蜜の味を求めた社会党― 羽田連合政権との決別の断を下した村山富市 「政治家の力量では自民党が勝るが、個人の人格では社会党に及ばない」  中央政界では、むかしからこういう言い方がされてきた。村山富市は、そうした社会党の人材の典型のような人物である。  長い眉毛で好々爺然とした村山富市は、大正十三年三月三日生まれ。十一人兄弟の七番目である。大分高等小学校、東京市立商業学校、明治大学専門部政治経済学科に入り、学徒出陣で陸軍に入隊した。昭和二十一年に明治大学を卒業した。昭和二十八年、二十九歳のときヨシエ夫人と結婚した。 つづきはこちら→「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」*有料サイト(申し込み日から月額1000円) 四王天延孝陸軍中将の名著「猶太(ユダヤ)思想及運動」 No.128 第三章 ロシヤ革命と猶太 前回からの続き  諾代表の試みた報告演説に依つて、螢働者の反政府的運動の最も広く進展して居る所は濁逸であることが判つた。決議文の作成に当たり極端説を唱へたのはレーニン、ラデツク(ユダヤ)、ローザ・ルユクセンブルグ(ユダヤ女)及彼等一味の党友連で、彼等は總同盟罷工とか、怠業叉は武装的叛乱と云つた断然たる手段により、戦争中止のために戦ふべきことを提議した。 つづきはこちら→「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」*有料サイト(申し込み日から月額1000円) メルマガ(有料)での配信もしております。 お申し込みはこちら↓ 板垣英憲マスコミ事務所 にほんブログ村 政治ブログへ ブログランキング 新刊本が増刷(4刷)となりました。全国一般書店にて好評発売中! 「孫の二乗の法則 孫正義の成功哲学」(PHP文庫) 板垣英憲著(←amazonへジャンプします) ソフトバンクを3兆円企業に育て上げた稀代の起業家・孫正義。その成功の原動力となったのが、自らの人生・経営哲学を「25文字」の漢字に集約した「孫の二乗の法則」である。これを片時も忘れないことで、孫は幾多の苦難を乗り越えてきた。では、私たちが自分の仕事や人生に活用するにはどうすればいいか。その秘訣を本書では伝授する。「孫の二乗の法則」を本格的に解説した唯一の書、待望の文庫化!(本書カバーより)
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小沢一郎元代表は、民主党政権存続続目指し、2年後の「衆参ダブル選挙」を仕切る総理大臣に就任する

2011年08月11日 00時12分39秒 | 政治
◆民主党の小沢一郎元代表を支持するグループ主催「参院2010年初当選有志一同」が8月10日午後零時から午後1時10分まで、参院議員会館で勉強会「政権交代で目指したことは何だったのか」を開き、衆参国会議員140人が参加(国会議員の代理出席は禁止)した。「党に対する失望と怒りの声が日に日に大きくなっているのを感じる」という危機感が募っているのが動機。呼びかけ人は、有田芳生、江崎孝、大野元裕、小見山幸治、斎藤嘉隆、田城郁、田村亮子、徳永エリ、西村まさみ、安井三沙子の各参院議員。
 講師に招かれた小沢一郎元代表は、「衆院選マニフェストは主権者たる国民との契約だから、非常に重いものだ」などと話し、また、小沢一郎元代表への「首相就任待望」の声が上がった。これに対して、「皆さんと一緒に頑張っていく」と述べたという。この講演内容は、ニコニコ動画によって配信された。
 小沢一郎元代表は、岡田克也幹事長ら党執行部が、民主党マニフェストの最大の柱である目玉政策の「4K」(子ども手当、高速道路無料化、高校無料化、農家への戸別所得補償)をバラ撒き政策としてイチャモンをつける自民党、公明党の要求に応じて、子ども手当廃止を飲んだのをはじめ、「3K」の見直しに合意したことについて、厳しく批判している。民主党のアイデンティティの否定に等しいからである。こんな事態を招いてしまった元凶は、周知のようにひとえに菅直人首相が2010年7月の参院選挙の際、突如、消費税「5%→10%」へのアップを打ち出し、これがために大敗し、「衆参ねじれ」を起こしたことにある。菅直人首相が、その責任も取らずに政権の座にしがみついてきたことから、今日の日本政治の混迷がある。国民有権者の多くが、菅直人首相の続投に賛成したことも、大きな責任があり、「愚民政治」の結末の悲惨さを露呈したとも言える。要するに、愚民が悪い。
◆しかし、菅直人首相が8月10日の衆院決算行政監視委員会での質疑のなかで、「退陣」の意向を濃厚にした発言をしたことから、政局は、一気に「代表選挙」に動き出したのである。
 ここで、菅直人首相の表情が、一変する。一言で言えば、「悪抜け」である。「悪」とは、オバマ米大統領から強要されていた「米国債約100兆円(非公式1000兆円)の債権放棄文書へのサイン」であり、退陣すれば逃れることができる。民主党代表選挙とは、いうなれば「ババ抜き」選挙の色彩が強い。その覚悟を持っているのは、いまのところ、前原誠司前外相だけである。サインすれば、右翼などから命を狙われる危険性が高まるので、堅気の政治家には務まらない。前原誠司前外相には、ヤクザ世界の強い味方に守られており、この危険な任に十分耐えられる政治家なのである。
◆ところで、小沢一郎元代表は、2012年夏の次期総選挙と参院選挙の「ダブル選挙」を展望している。それまでに菅直人首相がメチャクチャにした民主党政権の建て直しに全力を上げる。残り時間は、2年。ワンポイントリリーフをだれかに1年程度務めさせて、残り1年を自ら務めて、ダブル選挙を仕切り、民主党政権の存続を図るという戦略を描いているのてある。これこそ、選挙好きな小沢一郎元代表の新骨頂とも言える。 

本日の「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」
菅直人首相が、官房機密費を引き出し、自分の政治団体を経由して北朝鮮スパイ組織に送金疑惑、リークした人物とは?


◆〔特別情報①〕
 永田町の奥の院に通じた事情通がつかんだ「公安情報」によると、菅直人首相が、退陣の意向の色を強めたと報道されているが、実のところ、本当は辞めたくないというのが、本心だという。だが、それが退陣決意にまで追い込まれたのには、米国債の債権放棄文書にサインしたくないということの他に、もう1つ深刻な問題が隠されているという。それは一体何か。

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『自・社連合が小沢一郎への逆襲をはじめた』1994年7月30日刊



もくじ

3章 社会党が"野合連合"をした裏にあった台所事情
―官房機密費の蜜の味を求めた社会党―
村山富市の第一の使命は、党財政の立て直しだった

 社会党は、細川連合政権の誕生とともに、「万年野党」から一転して、政権与党になった。結党以来最低の議席数に落ち込んだ総選挙後にめぐってきた与党第一党という皮肉な政治力学のなせる業だった。その裏では、
「野党のままでは、党勢はもとより、財政的にもじり貧となり、社会党そのものが、政界から消滅してしまう。とにかく資金を得られる立場に立たなくてはならない」
 という思惑が働いたのである。その意味では、「政治改革を成功させる」という大義名分はともかく、社会党から細川連合政権に閣僚を送り込んだのは、得策だった。

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四王天延孝陸軍中将の名著「猶太(ユダヤ)思想及運動」 No.128

第三章 ロシヤ革命と猶太

前回からの続き

 諾代表の試みた報告演説に依つて、螢働者の反政府的運動の最も広く進展して居る所は濁逸であることが判つた。決議文の作成に当たり極端説を唱へたのはレーニン、ラデツク(ユダヤ)、ローザ・ルユクセンブルグ(ユダヤ女)及彼等一味の党友連で、彼等は總同盟罷工とか、怠業叉は武装的叛乱と云つた断然たる手段により、戦争中止のために戦ふべきことを提議した。

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