菅直人首相は、小沢一郎元代表と手を結び「トロイカ+1+亀井静香」体制を構築、内閣の大改造を断行!

2011年06月18日 20時33分10秒 | 政治
◆小沢一郎元代表は、民主党政権について、【「トロイカ+1」+「亀井静香」】の体制を構築しようとしてきた。「トロイカ+1」とは、言うまでもなく、「菅直人首相、鳩山由紀夫前首相、小沢一郎元代表、輿石東参院議員会長」のことである。
 その後、利権配分のうえから「前原誠司首相=原発推進利権、小沢一郎復興担当=復興利権、亀井静香総務相=郵政利権、仙谷由人国土交通相=ダム利権、野中広務農水相(あるいは古賀誠農水相)=農業・畜産利権・・」などを念頭に、「大連立政権」実現を図ろうとしてきた。だが、仙谷由人官房副長官が「反小沢姿勢」を曲げなかったことから、首尾よくはいかなかった。
 その挙句の果てに菅内閣不信任決議案採決の否決と菅直人首相退陣をめぐる騒動が続く過程で、【「トロイカ+1」+「亀井静香」】の体制を再構築しようという原点に回帰してきた。菅直人首相は、「一発屋」でもある小沢一郎元代表の政治的パワーを改めて見せ付けられて、いまは「何としても小沢先生を取り込まなくてはならない」と懸命だ。このため、政治状況が、急変してきた。参院議院運営委員会は6月17日の理事会で、震災復興に向けた復興基本法案を20日午後の本会議で採決することを決めている。菅直人首相を本部長とする復興対策本部を内閣に設置し、復興策の企画立案から実施までを担う復興庁に早期移行する。また、この法案には、復興債の発行などが盛り込まれている。菅直人首相は、法案成立の直後、間髪をいれず、内閣の大幅改造に踏み切る可能性がある。
◆とは言うものの、「衆参ねじれ」が最大の障害になっていることには、変わりはない。しかし、この問題に対しても、小沢一郎元代表は、水面下で密に「工作」を進めてきている。何も「大連立」する必要はない。ズバリ、民主党が参院で過半数に「15議席不足」しているのを何とか解消すればいい話である。
 そこで、小沢一郎元代表は、参院のドンと言われた自民党の青木幹雄元参院議員会長に頻繁に接触して、自民党参院議員の「引き抜き」について協力依頼している。自民党内は若手グループが、ベテラン議員の排除を画策しているので、小沢一郎元代表は、ベテランの衆院議員と参院議員をまとめて引き抜こうとしいる。民主党衆院議員は303人もいて、それこそ、「馬に食わせるほどいる」ため、本当は不要なのだが、若手に邪険にされているベテランも引き抜いて損はないと算段している。
 これにプラスして、公明党参院議員19人にも食指を伸ばしている。こちらも、ついでに衆院議員21人をも引き抜く腹積もりだ。こうなると、自民党は、若手の2世、3世ばかりの世襲議員、つまりは「お坊ちゃま議員」だけの政党となる。早い話が、「置き去り」にされる運命だ。埼玉新聞は6月18日付け朝刊「第2総合面」(2面)で「自民、公明対策に腐心 置き去り警戒で共同歩調」という見出しをつけて、遺棄されそうな自民党と、小沢一郎元首相の下に逃げ去りそうな公明党の「はかない関係」を描いた記事を掲載している。どんな政党も野党暮らしは、辛いのだ。
◆捨て子にされるのは、民主党にもいる。筆頭は堅物で融通のきかない岡田克也幹事長、腹黒な悪徳政治家である仙谷由人官房副長官、モノトーンの枝野幸夫官房長官、財務省仕立てのシナリオしかしゃべれない野田佳彦財務相、無駄口の多い安住淳国対委員長、頭デッカチな戦略なき玄葉光一郎政調会長(戦略担当相)らは、みな、石田三成のように六条河原で首を刎ねられる。
 ところが、朝日新聞が、以下のようなどう見ても「KY」(空気読めない)な記事を掲載している。朝日新聞ASAHI.comは6月18日午前3時3分、「首相の退陣時期明確化、岡田氏ら辞任と引き換えに説得へ」という見出しをつけて、以下のように配信しているので、引用しておこう。
「民主党執行部は、退陣表明した菅直人首相に近く具体的な辞任時期を明らかにさせるため、岡田克也幹事長、仙谷由人代表代行、玄葉光一郎政調会長らが自らの辞任と引き換えに説得する調整に入った。赤字国債の発行を可能にする特例公債法案などについて野党の協力を得て成立させるには、首相の辞任時期の表明は不可欠と判断した。岡田氏らは19日、首相と会談する予定。具体的な辞任時期を明示するよう求めるとみられる。党執行部の一人は、首相が早期に辞任しなければ自ら辞任する可能性をすでに周辺に伝えた。岡田氏も最近、記者団に『辞めるべき時期が来ても辞めない時は、辞めてくださいと申し上げるのが仕事』と語るなど、辞任時期を明示するよう首相の説得を続けている。民主党参院幹部の一人も17日、『首相から《あれもやりたい、これもやりたい》と言われたら、《この程度にして下さい》と言う』と明言。退陣時期を明言するよう首相に求める考えを鮮明にした」
 岡田克也幹事長、仙谷由人代表代行、玄葉光一郎政調会長らが自らの辞任と引き換えに説得する調整に入ったというけれど、「自らの辞任」を口に した途端、菅直人首相は、「あっそう、ご苦労さん」と冷たく言い放つだろう。もしかしたら、「あんたら、もうらんいらんよ、いらんちゅぅねん」と首相執務室から追い出すに違いない。そして、後で「使い物にならなかった連中ばかりだ」とホッと胸を撫で下ろすはずである。

本日の「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」
中部電力が、ようやく「浜岡原発で細管43本が損傷、再循環配管から水噴出」と発表し始めたが、米軍と中国軍の軍事衛星が観測している「放射性物質漏れ」を隠し続けている

◆〔特別情報①〕
 私は、この有料ブログ(5月31日付け)において「東日本地震で静岡県の浜岡原発の配管がやられた。放射性物質が漏れたので、原発を停止したいと、中部電力は菅直人政権に言ってきた。この事実を菅直人政権も中部電力も隠している」という情報を掲載した。それが、ここにきて何と中部電力が、やっぱり本当だったのかと、この情報を裏付けるかのような発表を始めている。

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『自・社連合が小沢一郎への逆襲をはじめた』1994年7月30日刊



もくじ

1章 小沢一郎に奪われた利権の奪還作戦がはじまった
  ―小沢一郎対自・社連合、利権の構図―

政権復帰で厚生利権の奪還に意欲的な橋本龍太郎

 厚生族のボスである橋本龍太郎は、自民党が野党になり、細川連合政権の厚相に民社党の大内啓伍が就任したとき、「厚生省の政策が、素人にどこまでわかるか。お手並み拝見」と言いながらも、いかにも悔しそうだった。

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第二章 第一世界大戦

 現大戦は第一世界大戦の第二幕……第一世界大戦の眞の原因は大戦終つて猶不明と言はる……墺壊國皇儲の暗殺は確に薪に鮎火……暗殺は實行の二年前フリーメーソンで決定……セルビアの暗殺犯人訊問裁判記録……フリーメーソンは殺人を許す……第一世界大戦と猶太解放と關係諸文献……猶太人は世界征服の入口に立てり。

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