◆6月6日午前7時25分ごろから、千葉FMラジオ局ベイエフエムの朝の番組「POWER BAY MORNING 小島嵩弘」(5:00~8:51)にコメント出演して、「菅内閣不信任案否決の背景と菅内閣の今後」について解説した。パーソナリティの小島嵩弘さんの質問順に従って、以下のように解説(実際の発言にやや詳しい説明を敷衍)した。
質問1.菅内閣不信任決議案が否決された。小沢一郎元代表、鳩山由紀夫前首相が、最後は、賛成票を入れなかったのは、どうしてか?
コメント.小沢一郎元代表、鳩山由紀夫前首相をはじめ、連合の古賀伸明会長らは、「党を割らんで行こうや」ということで一致していた。菅直人首相が「退陣する」と言えば、それで事は済んだのだが、菅直人首相が、政権に恋々として、なかなか「辞める」と言わない。小沢一郎元代表は、菅直人首相に「フランスでのG8出席を花道として退陣するように」と通告していたのに、往生際が悪く、ゴネ続けた。そこでやむを得ず、野党提出の菅内閣不信任決議案に賛成する姿勢を示した。これは、ジェスチャーだったのに、菅直人首相は、「衆院解散・総選挙をするぞ」と言い出した。「ヤケッパチ解散」「やけくそ解散」に打って出てくる動きを示した。こうなると、「党を割らんで行こうや」という初期の方針が無茶苦茶になる。
そこで国民新党の亀井静香代表が首相官邸に行き、菅直人首相に対して、事態収拾のため「退陣をほのめかす発言してはどうか」という趣旨の助言をした。その後で鳩山由紀夫前首相が首相官邸に行き、、古賀伸明会長の原案と言われている「確認事項」を示して、退陣を迫り、菅直人首相も、退陣の意向を示したため、その後の代議士会で鳩山由紀夫前首相が菅内閣不信任決議案を否決するよう同僚議員に呼びかけた。このことを知らされた小沢一郎元代表が、激怒したというが、これもジェスチャーだった。作戦を成功させるためとはいえ、小沢一郎元代表の下にはせ参じた松木謙公衆院ら71人の味方を欺くことになったけれど、小沢一郎元代表は「退陣を言わせたのは大きな前進」と評価し、理解を求めた。
質問2.しかし、菅直人首相は、退陣の時期を示さず、むしろ続投宣言のような発言をし て、政権に居座ろうとした。これに鳩山由紀夫前首相が激怒した。
コメント.鳩山由紀夫前首相は、紳士的に穏便な形で、菅直人首相に退陣させようとしたにもかかわらず、「一定のメド」という曖昧な言葉で政権延命を図ろうとした。狙いは、9月の日米首脳会談に出席したいということにある。今年9月8日は、サンランシスコで行われた対日講和条約調印・日米安保条約調印の「50周年」という記念すべき年に当たる。日米首脳会談に併せてその記念式典が行われるので、菅直人首相は、どうしても出席したい。はっきり言って、東日本大震災・大津波・福島第一原発大事故により起きた大災害の復旧・復興のことよりも、瓦礫の山の処理よりも、最優先に考えているのが、日米首脳会談への出席なのだ。
質問3.「ポスト菅」の新しい総理大臣には、だれが相応しいか。
コメント.だれが相応しいかどうかというよりは、米国は、ヒラリー・クリントン国務長官とも親しい前原誠司前外相に総理大臣として来て欲しい。だから、菅直人首相には「来なくてもいい」と言っている。米国の意向をよく汲んでいる読売新聞は、小沢一郎元代表を取り込んで総理大臣になろうとしている前原誠司前外相支持に舵を切っている。
質問4.6月6日付けの各紙朝刊が、民主党と自民党の「大連立」を1面トップに掲載している。これをどう思うか。
コメント.民主党の岡田克也幹事長と自民党の石原伸晃幹事長が進めている「大連立」は、「3か月から半年」という期間限定、しかも短期間のもので、小沢一郎元代表や自民党ベテラン議員が進めようとしている比較的長い期間をかけて、しっかりした復旧・復興事業を行おうという本格的な「大連立」とは、似て非なるものである。しかも、民主党の岡田克也幹事長は、目の前の「衆参ねじれ」を瞬間的でも解消したいという思いがあり、党自民党の石原伸晃幹事長は、「衆院解散・総選挙」を条件に入れており、いずれも不純な動機が感じられ、とても真面目な「大連立」とは言えない。
本日の「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」
民主党内の最大勢力である小沢一郎元代表の存在を計算に入れずに、仙谷由人官房副長官らが「大連立」を目指して「バカ踊り」に興じている愚かな政局を嘆く
◆〔特別情報①〕
民主党の岡田克也幹事長と自民党の石原伸晃幹事長が進めている「短期大連立」と小沢一郎元代表や自民党ベテラン議員が進めようとしている比較的長い期間をかけて、しっかりした復旧・復興事業を行おうという本格的な「長期大連立」、つまり「2つの大連立」が、政界の舞台裏で激突して、火花を散らしている。
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『自・社連合が小沢一郎への逆襲をはじめた』1994年7月30日刊
1章 小沢一郎に奪われた利権の奪還作戦がはじまった
小沢一郎対自・社連合、利権の構図
ゼネコン疑惑に包まれた小沢一郎を葬れとの、自民党指令
一年足らずの野党生活にピリオドを打って政権に復帰した自民党は、今度は、小沢一郎から利権の奪還に全力を挙げはじめている。
利権を掌握し、支配し、その資金源によって多くの同志を抱えて行動している政治家にとって、利権を奪われることは、政治家としての死を意味している。そのことを承知している自民党は、小沢一郎の政治生命を奪い、政界から葬り去るところまで意識した戦いである。
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四王天延孝陸軍中将の名著「猶太(ユダヤ)思想及運動」 No.114
第六篇 近代のユダヤ運動
第一章 概 説
日露戦争をロシア革命に利用……フリーメーソン公認を拒絶した首相殺さる……倫敦から革命費百萬磅ロシアに送らる。
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先日、予告いたしました新刊本がついに発売されました。全国一般書店にて好評発売中!
「孫の二乗の法則 孫正義の成功哲学」(PHP文庫)
板垣英憲著(←amazonへジャンプします)
ソフトバンクを3兆円企業に育て上げた稀代の起業家・孫正義。その成功の原動力となったのが、自らの人生・経営哲学を「25文字」の漢字に集約した「孫の二乗の法則」である。これを片時も忘れないことで、孫は幾多の苦難を乗り越えてきた。では、私たちが自分の仕事や人生に活用するにはどうすればいいか。その秘訣を本書では伝授する。「孫の二乗の法則」を本格的に解説した唯一の書、待望の文庫化!(本書カバーより)
質問1.菅内閣不信任決議案が否決された。小沢一郎元代表、鳩山由紀夫前首相が、最後は、賛成票を入れなかったのは、どうしてか?
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そこで国民新党の亀井静香代表が首相官邸に行き、菅直人首相に対して、事態収拾のため「退陣をほのめかす発言してはどうか」という趣旨の助言をした。その後で鳩山由紀夫前首相が首相官邸に行き、、古賀伸明会長の原案と言われている「確認事項」を示して、退陣を迫り、菅直人首相も、退陣の意向を示したため、その後の代議士会で鳩山由紀夫前首相が菅内閣不信任決議案を否決するよう同僚議員に呼びかけた。このことを知らされた小沢一郎元代表が、激怒したというが、これもジェスチャーだった。作戦を成功させるためとはいえ、小沢一郎元代表の下にはせ参じた松木謙公衆院ら71人の味方を欺くことになったけれど、小沢一郎元代表は「退陣を言わせたのは大きな前進」と評価し、理解を求めた。
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質問3.「ポスト菅」の新しい総理大臣には、だれが相応しいか。
コメント.だれが相応しいかどうかというよりは、米国は、ヒラリー・クリントン国務長官とも親しい前原誠司前外相に総理大臣として来て欲しい。だから、菅直人首相には「来なくてもいい」と言っている。米国の意向をよく汲んでいる読売新聞は、小沢一郎元代表を取り込んで総理大臣になろうとしている前原誠司前外相支持に舵を切っている。
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1章 小沢一郎に奪われた利権の奪還作戦がはじまった
小沢一郎対自・社連合、利権の構図
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四王天延孝陸軍中将の名著「猶太(ユダヤ)思想及運動」 No.114
第六篇 近代のユダヤ運動
第一章 概 説
日露戦争をロシア革命に利用……フリーメーソン公認を拒絶した首相殺さる……倫敦から革命費百萬磅ロシアに送らる。
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