午年生まれの小沢一郎元代表の方が、戌年生まれの菅直人首相よりも「リーダー犬」に相応しいのに・・

2011年04月27日 21時15分33秒 | 政治
◆「政治5流、経済3流」と言われるようになって久しい。だが、いつもは、政治に嘴(くちばし)を入れない日本経団連会長が、めずらしく菅直人首相に苦言を呈した。東日本大震災という超非常事態なのだから、一言あって然るべきであるから、やっと重い口を開いたとも言える。とこから見ても、「狸御殿の古狸」、それも「ご家老狸」としか見えない風貌の米倉弘昌会長が、菅直人首相を痛烈批判したのだから、衝撃は、大きい。何しろ「財界天皇」であるから、畏れ多いかぎりである。
 msn産経ニュースが4月27日午後3時50分、「『首相の間違った指揮が混乱の元』経団連会長が批判」という見出しで、以下のように配信した。
 「日本経団連の米倉弘昌会長は26日の会見で、菅直人政権の東日本大震災への対応について『間違った陣頭指揮が混乱を引き起こす元になっている』と述べ、菅首相らの対応が不安を招いたと批判。首相や閣僚が外遊を控えていることにも触れ、『ちゃんとした閣僚は国内にとどまって指揮をとるべきだが、そうでない人は出て行ってもらって構わない』と突き放した。東京電力福島第1原子力発電所の事故対応では『(首相が)感情に流されて激怒したり、閣僚が(東電)国有化を口にして国民の不安感を引き起こすのは問題だ』と指摘した」
 よほど頭にきていたようである。国家最高指導者が、感情剥き出しに、取り乱し、わめき散らしてはならない。それだけでも、国家最高指導者の資格はない。日本国民を「最大不幸」に陥れてしまうからである。
◆東日本大震災が起きると直前まで、米倉弘昌会長は、何と言っていたかを思い出していただきたい。菅直人首相を取り敢えずは信頼し、期待していたのである。.
 時事通信1jiji.Comが3月7日午後6時47分、「経団連の米倉弘昌会長、菅首相退陣反対」という見出しで、こう配信していた。
 「日本経団連の米倉弘昌会長は7日の記者会見で、前原誠司前外相の辞任で菅政権の基盤が揺らいでいることについて、『予算関連法案をきちんと国会で通してほしい。今のままでは、にっちもさっちもいかない』と懸念を示した。予算関連法案の年度内成立を最優先することが政治の責任だと指摘、菅直人首相の退陣や早期の衆院解散・総選挙に反対する考えを改めて示した。米倉会長は2011年度予算の円滑な執行や、税財政・社会保障の一体改革、環太平洋連携協定(TPP)への参加を喫緊の課題として挙げた。その上で『(それらの)信を問う選挙であれば、国民も納得するのではないか』として、総選挙を行う場合は日本の将来を左右する政策課題への取り組み姿勢が争点になるべきだと強調した」
◆以前にも犬の世界でも「リーダー犬」がいるということを、このブログ(2010年9月4日午後11時40分35秒)で書いたことがある。
 南極観測隊の第1次越冬隊(1957年)、隊員だった北村泰一(当時京都大学大学院生、のち九州大学名誉教授)が犬係を任じられる。そこで見栄えのいい、格好いい犬を先頭に据え犬そり隊を編成していたが、それぞれが勝手な方向へ動こうとしてまるで統制が取れず、ガタついてうまく走れない。どうしたことかと原因を探ってみると、犬の群れには、必ず「リーダー犬」がいることを教えらる。どの犬が「リーダー犬」なのかとよくよく観察してみると、小高いポジションに、一見どこにもいそうな見栄えのしない不細工な犬が、のんびり腰を下ろして、様子を眺めている。
 犬ぞりの専門家に「リーダー犬」について教えられた北村氏は、「この犬では!」と、その見栄えの悪い犬を先頭に犬ぞりを再編成したところ、なんと好き勝手に動いていた犬たちがリーダー犬の行く方向に従い、足の裏から血を出しながら、一糸乱れず、一生懸命走り続けたという。ただし、犬たちが、群れの中で互いに「リーダー犬」をどう見分けているのかは、謎であるという。
 阪神淡路大震災が起きたときの話である。作家の藤本義一氏が、自宅から外を見ていて、異様な光景を目撃したという。1頭の犬を先頭に多くの犬が群れをなして、一つの方向に向かって歩いていたというのである。先頭の犬は、決して見栄えのいい犬ではない。だが、なぜかその犬が率いているように見えたという。
 そのむかし、徳川家康は、三方ケ原の合戦で武田信玄にコテンパンに敗れ、恐怖のあまり馬上で脱糞し命がらがら、浜松城に逃げて帰った。そのとき、すぐに絵師を呼んで我が姿を描かせた。「しかみ」と言われるこの絵は、徳川家康の実像を伝える唯一の絵と言われている。徳川家康の実像を説明した文献は、一つもないげれど、孫の家光(三代将軍)について記述した文献が手がかりになる。というのは、家光が徳川家康に最もよく似ていたというからである。こう書かれている。「お背低く、色黒く、見苦しき男ぶり」。要するにチビで色黒の見るに耐えない、チンチクリンだったということである。
◆小沢一郎前幹事長は、どことなく、アンコウに似ている。決して見栄えがいいわけではない。かたや菅直人首相は、夜明けのガス灯、いつも眠そうなフクロウといったところだが、メディアの支持は、とりあえず高い。アンコウVSフクロウの一騎打ちは、見栄えを競うわけにはいかない。果たしてどちらが国民を正しく率いてくれる、真の「リーダー犬」か。昭和21年10月10日生まれの菅首相は、戌年である。好きなペットは、猫。要するに「猫派」。対する小沢前幹事長は昭和17年5月24日生まれの午年。この馬は、上野の山の西郷隆盛に自らをだぶらせて、犬を連れた写真を撮らせ、自宅では、チビと名づけた犬を可愛がっていた。チビは他界したものの、犬好きである。「犬派」だ。
 序でながら言えば、平野貞夫元参院議員は、小沢前幹事長のことを「百年に一度、歴史の裂け目から出てくる逸材である」と語っていた。田中角栄元首相は、かつて若き小沢前幹事長のことを「あいつは玉が違う」と評して百年に一度の逸材を見抜いていたという。
 馬である小沢前幹事長の方が、どうも「リーダー犬」なのかも知れない。見栄えがしない容貌が、有力な根拠であるとでも言えよう。昭和21年8月7日生まれ、戌年の私が見立てているのであるから、間違いない。


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 確かに「仰天」である。

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『平成動乱 小沢一郎の野望』1993年9月25日刊



終章 新聞・テレビ報道を裏読みする12のポイント

 ポイント12 野次馬・観客席

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四王天延孝陸軍中将の名著「猶太(ユダヤ)思想及運動」 No.107


第七章 シオン長老會議

前回からの続き

 ユダヤ側の論に対する批判は暫く措き、議定書が地獄対話を大分多く使つた事は唯一の真実として認めなければならぬ。(それは無理が無いかも知れぬ。

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