中国の孟子は、「職責を果たせなければ、その地位を去れ」と説く、菅直人首相は、即時退陣せよ!

2011年04月10日 21時02分21秒 | 政治
◆東日本大震災(3月11日)から丸1か月。菅直人首相は4月10日、宮城県石巻市を視察した。わざわざ視察に訪れてくれたのだから、被災者の多くが歓迎してもらえると思いきや、石巻商業高校に避難していた住民からは、「帰れ、帰れ」のシュプレヒコールこそ出なかったものの、冷ややかな反応しか出なかったという。これは、見方によれば、菅直人首相に対する「偽らざる評価」である。言うなれば、「辞めてくれ」という意志表示と受け止めてもよい。その冷たい反応にいたたまれなくなったのか、菅直人首相は、たったの10分しかこの場に止まられず、そそくさと立ち去ったという。
 産経ニュースが4月10日午後0時35分、「「がんばれしか言えないのか」 菅首相が視察の石巻で住民が不満の声」と見出しをつけて、以下のように配信した。
 「菅直人首相は10日、東日本大震災で甚大な被害を受けた宮城県石巻市を視察に訪れた。被災地訪問は3回目となるが、同市の石巻商業高校に避難していた住民からは『がんばれしか言えないのか』『もっと具体的な対策を教えてほしかった』と不満の声があがった。
午前11時15分ごろに同校入りした菅首相は、自衛隊と共同で周辺のガレキ撤去にあたっている米軍の兵士らに『ありがとう』と声をかけた。その後、約60人が避難している校舎内を訪れ、住民らに状況を聞いて回った。ほとんどの住民が家屋の片づけなどで外出しており、校舎内には15人程度しかいなかった。市関係者によると、5~6つの教室に別れて生活している住民を1カ所に集めるように、政府側から市に要請があった。しかし市側は『それでは避難所の実情が分かってもらえない』と拒否。当時は1教室に2~3人しかいない状態だったため、菅首相が訪問したのは2部屋だけだった。女川町から同校に避難していた漁師の男性(34)は『首相には笑顔で握手され、〈がんばってください〉と言われた。それしか言えないのだろうが、自分たちが欲しいのはそういうことではない』。
自分のいた部屋に菅首相は来なかったという別の漁師の男性(38)は『1年なのか2年なのか、復興にかかる時間を明確に示してもらいたかった。石巻には一度来る予定だったのが流れていたから、来ないわけにはいかなかっただけだろう』と話した」
 天皇皇后両陛下が被災者をお見舞いに赴かれて、心底愛情のこもったお言葉をかけらるのと違い、菅直人首相は、どう見ても心がこもってない「パフォーマンス」としか映っていない。それも「政権延命のため」という私利私欲が剥き出しで、馬脚が丸見えなのだ。
◆マスメディア各社は4月10日、この1か月間の菅直人首相の指導力などについて、一斉に現状の問題点を摘出したり、検証したりしている。
 読売新聞は「震災対応 見えぬ司令塔」-「本部や会議が乱立」「指揮系統、官僚も『不明』」(「何の会議」「参与膨脹」)「内閣危機管理監動けず」と手厳しい。とくに「見えぬ司令塔」とは情けない話である。
 菅直人首相は、本来、首相の手足となって動くべき官僚たちを信頼せず、このために縦横無尽に動かす状態になっていないのだ。国家最高指導者として何をどうすべきかが、いまだに分からないらしい。
 そのうえ、首相を取り巻く閣僚たちも、揃って間抜けばかりである。平時とは違い、いまは、ある意味で自然を相手にした「戦時」である。戦時にあっては、閣僚は、国家最高指導者である首相の「幕僚」としての役目を果たさなくてはならない。幕僚は、「参謀」として首相の頭脳に種々のプラス材料を提供して、助ける責任と義務がある。統帥綱領に曰く、「幕僚本来の任務は、将帥の精神を諸種の圧迫より解放し、その意思の独立自由を確保し、これをたすけて将帥の能力を十分に発揮し、その将徳を全うし、もって統帥の権威を発揚せしむるにあり」
 しかし、いまの閣僚は、みな凡夫ばかりである。物の役に立っているとは、とても思えない。閣内不一致も目立っているからである。閣内不一致は、内閣崩壊の兆しでもある。
 朝日新聞は、「検証 福島第1原発」との見出しで、「1~5号機、全電源喪失!」「報告うのみ、『万が一』強調」「『ベントなぜ葉占めない』」「『撤退などあり得ない』」「『まずヘリでやってほしい』」「『これは形式的な会談ではない』」の柱を立てて、レポートしている。このなかで、注目すべきは、「このところ、首相は『俺に情報を集めろ。俺が判断する』『俺が直接連絡する』と、仕事を抱え込むようになってぃた。これが、『情報はまず官邸に上げてからでないと他に出せない』(経済官庁幹部)状況につながり、省庁間の連携に影響を与えた可能性がある」と述べているところだ。菅直人首相の歪な指導力が、大震災対策にマイナスの影響を与えている。
 埼玉新聞は、多分、共同通信の記事であろう、「国を挙げての態勢いまだ」-「東電不信 消えない首相」「「検証」福島第1原発事故事故」(「電源喪失」「全面撤退」「放水決行」){最大津波 長年の防災策無力」などの見出しをつけて、菅直人首相が、国家を挙げて難局に立ち向かう態勢」をいまだに構築できていない現状を分析している。
◆中国の思想哲学者・孟子は、「職責を果たせなければ、その地位を去れ」と説いている。読売新聞は4月10日付け朝刊「1面」で中曽根康弘元首相に対するインタビュー記事(聞き手は、橋本五郎特別編集委員)に「『新しい東北』世界に示せ」という見出しをつけて、報道している。このなかで、中曽根康弘元首相は、「大連立は、政府・与党がどの程度真剣に心情を野党に吐露し、国家国民のために己をむなしくして協力を求められるかにかかってる。" 政権維持"のためといった考えは、かりそめにも持ってはならない」と力説している。この言葉は、菅直人首相に対する厳しい批判であもある。
◆夕刊フジは4月10日付け紙面(2面)で「"菅降ろし"党内外で再燃-異例!!参院議長が退陣要求・・・小沢も感銘」という見出しをつけて、以下のように報じている。
 「3月11日の東日本大震災の発生から1カ月、菅直人首相の退陣を求める“菅降ろし”の風が再び強まった。民主党の小沢一郎元代表が、首相退陣を求めた西岡武夫参院議長の発言に「感銘を受けた」と呼応。首相が政権延命のために画策した大連立構想のキーマン、自民党の大島理森副総裁も政権運営の行き詰まりを指摘。包囲網が狭まろうとしている。
「本当に深刻だ。このままでは日本は世界から信頼されなくなる」小沢氏は8日、側近議員との会談で、東京電力福島第1原発の事故対応に四苦八苦する菅政権の窮状に苦言を呈した後、西岡氏の発言に全面的な賛意を示した。西岡氏は7日の記者会見で、菅首相について「今の状態で国政を担当するのは許されない」と述べていた。現職議長としては極めて異例かつ強烈な“退陣要求”だ。この発言に対して、「民主党政権が国民の信頼を失いつつある中、参院議長一人だけが党を支えている」と最大限のエールを送ったのだ。この発言を聞いた側近議員の一人は、「今、内閣不信任案が出たら自分は賛成する。与野党の圧倒的多数で可決するんじゃないか」と興奮を隠さない。震災前、民主党内では低支持率にあえぐ首相の早期退陣は不可避とみられていた。未曾有の大災害で、“菅降ろし”の風はいったん止んだが、ここにきて「政権内にも菅さんじゃダメだという空気が充満している」(政務三役)。民主党政権のこうした雰囲気を敏感に嗅ぎ取ったのが大島氏だ。「民主党で本当にあの人を支える人が何人いるのか。民主党政治だけで、やりきれるかという問題がある。ですから(民主党との)連立も模索しました」8日の会見ではこう語った上で、頓挫した大連立構想について、「力を合わせてやれる環境を作る。政策合意を作る。政治運営(の態勢)を作る。これが菅首相に見えないから頓挫した」と初めて認めた。裏を返せば、首相さえ交代すれば大連立への道筋が再び見えてくると言っているに等しい。統一地方選後、堰を切ったように動きが出てきても何ら不思議はない」
 まさに、その通~りだ、私利私欲、我利我利亡者の菅直人首相の続投は、「第3次被害=菅直人首相被害」を招き、日本を「最大不幸社会」に陥れてしまう。「多くの愚民」も、最低、このことくらいは、気づくべきである。

先日、予告いたしました新刊本が出来上がりました。全国一般書店での発売は、来週からになります。


「孫の二乗の法則 孫正義の成功哲学」(PHP文庫)
板垣英憲著

ソフトバンクを3兆円企業に育て上げた稀代の起業家・孫正義。その成功の原動力となったのが、自らの人生・経営哲学を「25文字」の漢字に集約した「孫の二乗の法則」である。これを片時も忘れないことで、孫は幾多の苦難を乗り越えてきた。では、私たちが自分の仕事や人生に活用するにはどうすればいいか。その秘訣を本書では伝授する。「孫の二乗の法則」を本格的に解説した唯一の書、待望の文庫化!(本書カバーより)

本日の「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」
菅直人首相、仙谷由人官房副長官が「復旧・復興利権」を醜く争奪、小沢一郎元代表は30.2%の利権を獲得、東日本の盟主の地位を死守する

◆〔特別情報①〕
 東日本大地震の復旧・復興事業は、日本有史以来の大公共事業により実行、実現される。このことから、「莫大な金額の復旧・復興利権」が発生する。これに利権屋政治家が、ピラニアのように群がる。
 
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こちらも連載↓
『平成動乱 小沢一郎の野望』1993年9月25日刊



終章 新聞・テレビ報道を裏読みする12のポイント

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 俳優や付人、スタッフ一同のギャラ(報酬)は、俳優が所属しているそれぞれのプロダクション(政党)の自前。

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四王天延孝陸軍中将の名著「猶太(ユダヤ)思想及運動」 No.104

第七章 シオン長老會議

前回からの続き

 又第三項のユダヤ人の自覚増強のことを見てプロトコール全部を通読すると、あの文書は決議をした記録ではなく、第三項の目的達成の爲に豫め印刷したものを配布したかも知れぬと考へられる。

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