弱り目の菅直人が鳩山由紀夫に「心から謝罪」のメッセージを託し「菅首相・小沢代表」案を小沢一郎に提示

2010年08月24日 19時37分04秒 | 政治
◆森喜朗元首相-巨体ながら「無思想軽薄」、小泉純一郎元首相-「変人・狂人」、安倍晋三元首相-「胃腸弱体」、福田康夫元首相-「浮世離れ」、麻生太郎元首相-「基礎的学力不足」、鳩山由紀夫前首相-「先憂後楽」の政治姿勢に欠けた。菅直人首相-「応対辞令」(いろいろな問題に応じて、きびきびと処理し、自分の考えを表現していくこと)が拙劣で政権担当能力が欠如している。日本は過去10年、国家最高権力者の不作が続いてきた。
 最も不幸なのは、最大多数の最大幸福というポジティブな力強い政策が求められるときなのに、菅首相が「最小不幸社会の実現」というネガティブな政策を掲げて、ロンドン市場では1ドル=83円とジリジリ70円台に接近するにつれて日経平均株価が下落し、8995円を付けているにもかかわらず、急激な円高ドル安に対して、日銀の白川方明総裁ともども、雁首を並べて相変わらず「様子見」を続けて、何の手も打とうとしていないことである。ちなみに、日本政府は1ドル=80円を超えるまでは、介入するなと、アメリカ政府に申し渡されているそうである。とりあえずの市場介入資金は、約3兆円で済むと言われているのに、アメリカ政府の言いなりになって国益を損なっているということである。文字通り属国扱いである。菅首相は、就任早々、通常国会延長をせずに終わらせ、参院選直後の臨時国会も数日の短期で済ませて、「逃げの姿勢」に終始、挙句の果てに「逃げ菅」の汚名をつけられている。このままでは、日本は、菅首相に国家破滅させられてしまうだろう。
 野球では、マウンドに立ったピッチャーは、敵に打たれてばかりだと、たとえ登板が短くてもすぐに交代させられてしまう。失点を重ねるわけにはいかないからである。
◆竹下派「経世会」全盛期、金丸信会長が「無事の橋本、平時の羽田、乱世の小沢、大乱世の梶山」と評した。いまは、世界的大乱世。待望されるのは、「大乱世の梶山」だが、残念ながら、すでに他界している。となれば、次善の策として「乱世の小沢一郎」に白羽の矢を当てるしかない。
 「乱世の小沢」の登板を一番恐れているのは、霞ヶ関の官僚群であろう。強いリーダーシップを発揮する政治家が首相に登板するのを最も嫌うのである。強いリーダーシップを発揮する政治家が就任してくると、官僚たちは、政治家の無力化を図ろうとする。それは得意技である。過去の例で言えば、あの中曽根康弘元首相が戦後教育を根本から改革しようとして臨時教育審議会をつくったとき、文部省は臨時教育審議会に文部官僚を多数送り込んできて、いろいろな改革案のほとんどを骨抜きにしてしまった。結局、生涯学習という社会教育の変形を押し付けられ、お茶を濁されて終わった。今回は、鳩山由紀夫前首相のときに新設した国家戦略室(局)が財務官僚に占領され、あわや廃止に追い込まれそうになったのは、国民周知の事実である。
 だから、剛腕・小沢前幹事長が代表選に勝利して首相に就任できたとしても、たった一人で巨大、狡猾、卑劣な官僚群に太刀打ちはできない。強力な実力者を集めた堅固な布陣を敷いた内閣をつくらなければ、日本は壊滅して行くことになる。
 だが、政権与党・民主党には、実力者内閣をつくれるほどの人材はいない。衆院議員307人のうち、144人が1年生議員である。その割合は、なんと47%を占めている。参院は107人のうち、新人は13人(12%)である。自民党時代に閣僚経験のある議員は、高齢でほぼ使い物にならない。中堅議員は、野党暮らしが長く、行政官の経験が浅い。
 となれば、衆参ねじれ現象を解消するためにも、自民党・公明党などとの大連立政権を樹立して、優秀な器である官僚群を使いこなすしかないということになる。

【民主党代表選をめぐる速報】
 ①鳩山前首相が8月23日、仲介に動き出している。鳩山前首相は菅首相から託された小沢前幹事長に向けてのメッセージを電話で伝えた。メッセージは「元の鞘(トロイカ体制)に収まりたい。左翼政権と言われるのが、耐えられなくてなっている。仙谷由人官房長官が好き勝手やっているのが、内心面白くない。しかし、自分を担いでくれているので、言えない。とにかく小沢さんに心より謝罪申し上げ、補佐していただきたい」という内容だったようである。いくつかの折衷案として「菅首相・小沢代表」案を提示して、「時期を見て小沢さんと交代したい」伝えた。自民党政権時代に派閥激突を回避するために考案・模索されたいわゆる「総・総分離論」(総理大臣と総裁を別々の政治家が分けて担当する方法)の民主党版である。小沢前幹事長が望めば、幹事長でもよいという。小沢前幹事長は「困ったな」と言っている。(ただし、菅首相の謝罪が「女郎の空涙」か否かをよく見極めなくてはならない。仮に政権を時期をみて小沢前幹事長に渡すという証文を菅首相が書いたとしても、古来、政治家が書く証文というものは、書いて手渡した瞬間からただの紙切れになるというのが、慣わしである。誓約が守られたためしはない。要注意!)
 ②小沢、鳩山、菅が元の鞘に収まったとしても、仙谷、前原誠司、枝野幸男、野田佳彦は離党せざるを得ないだろう。(西岡武夫参院議長が8月23日、「(首相に)対抗する候補者は相当の覚悟が必要だ。首相を蹴落とそうとするのだから、敗れた場合、党を去ることも選択肢に入る」と発言。小沢前幹事長に向けて発せられたと言える。だが、小沢前幹事長が敗れた場合、一統を引き連れて離党することにもなり、そうなれば、民主党政権はその瞬間に瓦解する危険がある。逆も真と解釈すると、菅首相サイドも離党せざるを得なくなる)
 ③米国対日工作担当者マイケル・ジョナサン・グリーンが原子力潜水艦で八丈島に行ったことを、ルース大使は知らなかった。このことが本国のディビッド・ロックフェラーに知られるとマイケル・ジョナン・グリーンは失脚を免れない。昨日、テレビで放送されたことで、失脚する可能性が大となった。最悪の場合、暗殺される。
 ④菅首相は、マイケル・ジョナサン・グリーンが失脚すると、ディビッド・ロックフェラーの後ろ盾がなくなり、シティグループに関係の深い仙谷や、マイケル・ジョナサン・グリーンと密接な関係にある前原誠司の立場が弱くなるとみて、早々と手を切り、小沢、鳩山、菅のトロイカ体制に戻り、ずっと民主党にいたいと考えている。(36計逃げるが勝ちの「逃げ菅」得意の戦法)
 ⑤仙谷、前原誠司、枝野幸男、野田佳彦の4人組は、「第2小泉内閣」のような政権をつくろうとしていた。仙谷、前原誠司、枝野幸男、野田佳彦が民主党から出て行けば、小沢前幹事長は、みんなの党、たちあがれ日本、新党改革と連立しやすくなる。
 ⑥小沢前幹事長は、みんなの党の渡辺喜美代表にすでに会っている。会談の席で、小沢前幹事長は、「君のお父さんとはいろいろあったが、決して騙したわけではないよ。ああいう形で袂を分ったけれども、君に意志があるなら、君を総理大臣にするよ」と言った。渡辺喜美代表は、感激のあまり泣き崩れて、「小沢先生のために命を捧げます」と応えたという。(参院で民主党は106議席=過半数に16議席不足=みんなの党11議席、たちあがれ日本(新党改革2議席)5議席、国民 新党3議席で連立すれば、125議席=過半数に3議席上回る。ただし、仙谷を含む前原・枝野派の参院議員3人と野田派の4人が離党すれば、過半数に4人不足し、衆参ねじれとなる)
 ⑦小沢前幹事長は、どちらにしても菅政権は行き詰るので、菅首相がきちっと謝ってきて、「実権」さえ握れれば、しばらく菅首相に政権を担当させてもよいと思いつつある。鳩山前首相の顔を立てて、落しどころにする。和解の余地はあるという。
 ⑧第5検察審査会の審査は、吹っ飛ぶ。議決は不起訴となる。万が一のことを考えれば、代表ないし幹事長と兼務で「無任所国務大臣」として入閣しておけばよい。
 ⑨なお、ディビッド・ロックフェラーがオーナーのシティグループと仙谷官房長官との関係については、シティグループが、不動産の担保力以上の違法貸付をするのに、貸付資金を日本の銀行から回してもらっており、これに仙谷官房長官が関わっている可能性があるという。総会屋との関係絡みとも見られている。

板垣英憲マスコミ事務所

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コメント (7)
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