唯一まともな「みんなの党」以外、平沼新党、舛添新党、橋下新党、河村新党は、私利私欲がミエミエだ

2010年04月26日 22時00分33秒 | 政治
◆平沼新党「たちあがれ日本」、舛添新党「新党改革」、単なる政治団体にすぎない山田宏・中田宏新党「日本創新党」、ローカルな橋下徹新党「大阪維新の会」、新党ブームに便乗して売名臭の強い河村たかし新党「減税日本」と次から次から雨後の竹の子のように新党が生まれ続けている。政治をおもちゃにして遊んでいるように見えて仕方がない。唯一まともなのは、渡辺新党の「みんなの党」くらいである。
◆思わず笑ってしまったのは、舛添要一元厚労相が、「1000万票を取り、10人を当選させる」とメディアで公言したことである。まさに噴飯者である。大体、巨大宗教組織を支持母体としている公明党でさえ、前回参院選では、比例代表区776万票、7議席をゲットするのが精一杯だった。前々回は、862万票8議席だった。
舛添元厚労相が、幸福実現党などとタイアップしていれば、ともかく、総理大臣にしたい政治家ナンバー・ワンという国民人気だけで1000万票とは、大風呂敷も甚だしい。元東大助教授という国際政治学者とは、到底信じられない夢想発言である。国際政治学もレッキとした社会科学の一分野である。もっと、正確な「読み」、算段をして欲しい。現実の政治をバーチャルな空想で説明してもらっては、国民・有権者にとっては、迷惑千万である。「新党改革」とは名ばかりで、次回改選組5人が「舛添人気」にあやかり、国会議員バッヂを持ち続けたい私利私欲の政党であると断じざるを得ない。
◆平沼新党「たちあがれ日本」は、「老害政治家たち」の最後の砦で、過去の栄光にしがみつくだけの哀れな政党であり、論ずるに値しない。民主党の小沢一郎幹事長が仕掛けている政界再編に際して、せめて老骨にムチ打って、つまずいて入れ歯を折らないよう用心して欲しい。せめての願いは、若者たちの足手まといだけにはならないようお願いしたい。
三人の「ひろし」がつくった日本創新党は、国政から地方に下って年季奉公を済ませた首長たちが、民主党政権誕生によって「閣僚」になったかつての仲間(原口一博総務相、前原誠司国土交通相ら)が栄達したのを目の当たりにして、羨ましくなり、国政復帰を狙って、一見格好よく立ち回っているにすぎない。これも私利利欲の集まりであると見る。「大阪維新の会」、「減税新党」も大同小異で胡散臭い。
◆これらの新党が、最悪なのは、鳩山由紀夫首相が戦後歴代の首相のなかで、初めて沖縄米軍普天間基地の「県外・国外移設」を目指してアメリカに叛旗の声を上げたにもかかわらず、野次馬よろしく、冷ややかに傍観していることである。どうも、アメリカに物申してもムダと思っているらしい。しかも、日本の政治家としての責任を放棄し、「沖縄県民に犠牲になれ」と平然と見殺しにしていることである。沖縄県政界は、与野党が「米軍基地撤去」で一致しているというのに・・・。



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