沖縄県民の多くが鳩山首相に大きな期待、小沢幹事長は「高見の見物」、アメリカ側は支離滅裂となる!

2010年04月25日 19時53分01秒 | 政治
◆沖縄県民の多くが、鳩山由紀夫首相に大きな期待を寄せていることが分かった。野党自民党国防族や全国紙などのメディアが、「決断力と指導力がない」などと自虐的な批判を鳩山首相に浴びせ続けているのとは裏腹に、沖縄県民の多くが鳩山首相を支持しているのである。それは、自民党単独政権のときはもとより、自民・公明党連立政権党も、沖縄県内の米軍基地の県外・国外移設を一度も主張したことがなく、沖縄県民を絶望の淵に立たせ続けてきたからである。これに対して、沖縄県民の多くには、「鳩山首相が沖縄県民の心情を深く哀れみ、初めて県外・国外移設を約束してくれた」という思いが強い。このため、鳩山首相が、野党自民党国防族や全国紙などのメディアから繰り返し批判を浴びて、支持率を低下させているのとは、正反対に、「強い決意を持って努力している」というふうに高く評価しており、「5月末までの決着という時間にはこだわらない。とにかく、県外・国外移設に向けてがんばって欲しい」と期待しているのである。野党自民党国防族や全国紙などのメディアが、いかに沖縄県民の心情を踏みにじる批判をしてきているかが、明らかになっているのである。
◆事実、沖縄県民約9万人が25日、読谷(よみたん)村運動広場に集まり開催した「沖縄県の米軍普天間飛行場(宜野湾市)の県内移設に反対し、国外・県外への移設を求める県民大会」のなかで、沖縄県政の与野党が超党派で県内移設反対を訴えており、普天間基地に限らず、米軍基地の国外・県外への移設を求める運動を今後さらに一段と盛り上げようとしている。これは、鳩山首相には心強い味方となっている。一番困るのは、アメリカのオバマ政権である。
◆この一方で、民主党の小沢一郎幹事長は、いまや「高見の見物」を決め込んでいる。それは、読売新聞の4月25日付け朝刊4面(政治面)の「政治の現場―普天間座礁2」の記事が、以下のように伝えていることからもよくわかる。いわく「キャンベルは一時、民主党の小沢幹事長が、悪化する日米関係を好転させる”救世主”になるのでは、と期待を寄せていた。2月2日、国会内でキャンベルが、『民主党の人たちにワシントンに来てほしい。自民党はたくさん来た』と小沢に協力を求めると、小沢は『私が行こう』と答えた。キャンベルはその言葉に、小沢の日米関係に関与する意欲を感じた。しかし、5月の連休中に小沢が訪米する計画が明らかになると、複数の民主党幹部から、米側に『小沢に頼るのはやめた方がいい』という忠告が寄せられた。米政府内でも、『小沢は夏の参院選で勝つことしか考えていない。日米関係のために何かすると期待するのは危険だ』との懸念の声が上がった。結局、米側がどう対応するか検討しているうちに、小沢側が今月になって、訪米を中止した」
◆キャンベルとは、米国国務次官補(日本担当)のカート・キャンベルのことである。「複数の民主党幹部」と反小沢派のことであろう。日米同盟重視派の頭目である前原誠司国土交通相らの一味であると思われる。キャンベルはじめ、米側は、この忠告に惑わされて判断を誤まった。なぜなら、鳩山政権の実質的な最高権力者は、他ならぬ小沢幹事長であるからである。キャンベルは27日に来日、果たして小沢幹事長に会ってもらえるかどうか。小沢幹事長が「面会拒否」すれば、痛快である。この結果、米側は、文字通り、だれのところに相談に行ったらよいか、分からなくなり、迷走を始める。対する日本は、小沢幹事長が、普天間基地移設問題でだれからも責任を問われず、鳩山首相は、沖縄県民の多数から大きく期待されて、米軍沖縄基地の国外・県外移設に向けての意欲をますます強め、この結果、米側は、支離滅裂、どうしてよいか分からなくなり、日米のメディアは、「バカの一つ覚え」のように鳩山首相の責任追及、退陣を求めることになる。小沢幹事長は、「ボスト鳩山」となり得る「パー探し」に専念するので、野次馬にとって政局をいよいよ面白くしてくれる。



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