小沢一郎の予言通り普天間基地移設は現行案で決着、米軍の第3次世界大戦準備に日本は協力させられる

2010年04月24日 16時13分37秒 | 政治
◆社民党の輿石東参院議員会長が、普天間基地移設問題について記者団から「現行案の名護市辺野古沖になるのか」と聞かれ、「それはないだろう」と発言したという。ならば一体どこかということになる。グアム、サイパン、徳之島が無理となれば、適当な移設先はない。輿石発言の前から、福島瑞穂党首が、「閣僚の一人として鳩山首相を支える」と発言し、微妙に変化してきているのとを合わせると、「普天間基地の継続使用」とか「辺野古の陸上」あるいは「辺野古の磯(浅瀬)」とかに落ち着かざるを得ない。
◆岡田外相は23日、ルース駐日米大使に「現行の移設案(辺野古のキャンプシュアブ沿岸部)を受け入れる」との意向を伝えたとワシントンポストが報じている。平野博文官房長官も「辺野古沖合を念頭に最終決着を図る」と関係省庁に指示したと、琉球新報が24日伝えている。平野官房長官は、辞任してでも自ら責任を取り、鳩山由紀夫首相を守る覚悟のようである。
◆念のために断っておくが、普天間基地移設とは言っても、この基地が完全になくなるというわけではない。地下要塞は、そのままであり、一旦緩急の場合、米軍はフルに使用できることになっている。米海兵隊飛行部隊は、辺野古に新しい滑走路を得て、事実上、得をするのである。
◆振り返ってみると、この結末は、民主党の小沢一郎幹事長が、普天間基地移設問題について「現行案通りになる」と側近たちに漏らしていた。小沢幹事長は、普天間基地、辺野古近辺に土地を持っており、徳之島にも別荘を持っているので、米軍基地問題には、詳しい。自民党の金丸信副総裁から国防利権を継承した政治家である所以である。鳩山首相や輿石参院議員会長は、小沢幹事長から肝心なことを聞いているはずである。それでも、沖縄県民を困苦や窮状から救おうと試み、結局は挫折することになっている。次の世界大戦、第3次世界大戦の準備を進めていると言われている米軍の世界戦略の前では、日本は無力であり、言いなりになって協力せざるを得ない。


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