全国紙は、「沖縄県民は、是非とも日本のために犠牲になれ」と言ってみたらどうか

2010年04月20日 19時13分04秒 | 政治
◆米軍沖縄普天間基地移設問題について、全国紙の論調にいささか無責任さを感じる。鳩山由紀夫首相が「5月末までに決着させる」と断言していることに対して、「決着できなければ退陣すべきだ」と責任の重さを力説しているけれど、全国紙の論説委員の大半は、日米同盟の重要性とか、国益とかを強調するのみで、「沖縄県民は、是非とも犠牲になって欲しい」とは一言も言わない。沖縄県民が犠牲になるのは、仕方がないとでも考えているのであろうか。一度でもよいから、「沖縄県民は、是非とも日本のために犠牲になれ」と言ってみたらどうか。
◆鳩山首相は、訪米した際、オバマ大統領から「何も進んでいないではないか」と不満を述べられたそうだが、この言い方は、失礼千万である。日本を属国扱いするのは、もうほどほどにして欲しい。日米安保条約の目的をはみ出して、アメリカの世界戦略展開のために沖縄を使い続けるのは、もはや流用としか言いようがない。
◆ならばどうすればよいか。言わずもがなである。独立国である以上、日本国民が、自らの手で国土を守るのである。そのためには、正規軍を再建して、できれば太平洋のハワイあたりくらいまでは、日本がカバーする、という気概をそろそろ示してもよいころである。戦後65年目になる。
◆こんなことすら言えないのならば、全国紙には、鳩山首相を責める資格はない。もうそろそろいい加減な論調は、止めて欲しい。
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