鳩山首相・小沢幹事長そろって辞任、菅直人首相・原口一博幹事長で調整中

2010年04月16日 18時01分59秒 | 政治
◆日本の政局は、日替わりメニューである。民主党の小沢一郎幹事長が、参院選(7月11日想定)に向けて秘書軍団を47都道府県すべてに配置完了、本格的に動き始めている。次に、5月末をメドに幹事長を辞任、併せて鳩山由紀夫首相を菅直人首相に交代させ、幹事長には原口一博総務相を据えることで調整中という。岡田克也外相は、選挙向けの顔に相応しくないとの理由で、「将来の首相候補」として温存しておくらしい。あの鬼顔では勝てないからである。鳩山首相・小沢幹事長そろっての辞任により、「政治とカネ」問題は、雲散霧消する。衆参同日選挙もしない。衆院での310議席は、しっかりキープしておくという。
◆米軍沖縄普天間基地の地下深くは、軍事要塞が築かれており、核兵器も格納されている可能性が高い。このため、ペンタゴンは、この基地を全面撤去することには応じるはずはないのである。そのうえ、このところ、不穏な噂まで聞こえてくる。それは、軍産協同体が大戦争を企てているという噂である。第三次世界大戦にも成りかねないという。主戦場は、中国とインド、これにイラン、イラクも巻き込まれることになる。とくにイランはアメリカに逆らって核開発を止めようとしないため、アメリカ軍は、イラン攻撃を考えているとも言われている。この大戦争には、地政学的に重要な役割を果たす米軍沖縄普天間基地をはじめ沖縄県内の基地は、絶対に欠かせないのである。
◆アメリカは戦後、これまで65年の間に、いわゆる「不安定な弧」(極東~ASEAN~中東)のなかで、5回にわたり戦争してきた。①朝鮮戦争(1950年6月25日~1953年7月27日停戦)②1960年12月~1975年4月30日サイゴン陥落=アメリカ大敗北)③イラン・イラク戦争(1980年9月22日~1988年8月20日停戦=アメリカがイラクのフセインを利用)④湾岸戦争(1990年1月17日~3月3日停戦)⑤アフガニスタン空爆・イラク戦争(2001年11月13日~2002年1月8日・2003年3月20日~終戦があいまい)
◆第2次世界大戦の英雄だった軍人出身のアイゼンハウアー大統領は、職を去るに当たり、遺言のように言い残した演説のなかで「軍産協同体が国を滅ぼす」とアメリカ国民に厳しく警告していた。その軍産協同は、10年も大戦争が起こらなければ、干上がってしまう。そのうえ、アメリカと英国の軍需産業とフランスとドイツの軍需産業とは、互いに生存をかけて激しく競争している。この基本構図のなかで、大戦争が仕掛けられてきており、いまアメリカと英国の軍産協同は、新たな戦場を想定して、世界大戦突入への準備を着々と進めていると言われている。この状況の下で、鳩山政権が普天間基地問題で躓きかけている。小沢幹事長は、これらのすべてを百も承知で、日本に強力な政権を樹立しようと懸命になっていると言えよう。潤沢な闘争資金を手に鼻息も荒く、元気いっぱいという。
三度のメシより選挙の方が、よほど好きらしい。
コメント
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