日刊ゲンダイの「事の本質」を突く報道にエール!

2010年03月27日 15時06分57秒 | 政治
◆日刊ゲンダイの3月27日付紙面の3面に小生のコメントが掲載されています。記事のタイトルは「だから言わんこっちゃない―もう止まらない小沢批判 生方の妄動」、記事中に「党内では四面楚歌状態、だから吠え続けるしかない」の見出しがある。
◆民主党の生方幸夫副幹事長のインタビュー記事(17日付朝刊)を掲載した産経新聞はじめ全国紙、テレビ局の大半が、生方副幹事長のマスコミ攪乱の言動に幻惑され、すべて小沢一郎幹事長が悪いかの如く、「思い込み」「レッテル貼り」報道に終始してきた。その極め付けが、「(小沢幹事長の気持ちを)忖度して」という言葉である。それはまるで精神異常者のような狂奔ぶりであった。
◆これに対して、日刊ゲンダイは、一貫して「事の本質」を突く報道を続けている。これは、「小沢一郎VS検察」の対立構図の報道においても然りであった。その結果は、「嫌疑不十分の不起訴」であり、東京地検特捜部の完敗となった。
そもそも逮捕権・徴税権を本質とする国家権力の一翼を担う検察、それも近年は「特高検察」に凶悪化している検察の尻馬に乗って、チンドン屋まがいの報道にうつつを抜かしているマスメディアは、市民の敵である。メディアというものは、本来、市民の側に立ち、それらの人権を国家権力から守るのが、本来の使命であるはずである。
◆これはともかくとして、生方副幹事長の今回の騒動の根本的な動機は、「昨年の総選挙で4年間の浪人生活から復帰し、小沢幹事長から与えられたのが副幹事長(2度目)のポストだった。ところが、自分と同じ横路派に所属している高嶋良充参院議員が格上の筆頭副幹事長の座に座っていた。何でこのオレが格下なのか。やっていられないよ」という文字通り、待遇に対する不満に根ざしていた。このことは、生方副幹事長本人のブログに明記されており、明らかな証拠である。
(ちなみに、この日刊ゲンダイの記事に並んで「ジャーナリスト大森実氏死去88歳」と死亡記事が掲載されている。ベトナム報道で天下に高名を博した大記者の活躍ぶりが偲ばれて感無量であった)
コメント (3)
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