猛犬・小沢一郎に睨まれた麻生太郎首相は、自民党下野の恐怖に怯えるスピッツか?

2008年10月02日 20時50分33秒 | 政治
◆民主党・小沢一郎代表の所信表明演説(本当は、代表質問)は、「小沢一郎総理大臣」の風格があり、何よりも国権の最高機関・衆議院本会議場という正式の場で初めて「まとまった政策」が披瀝された感があり、大変見事であった。麻生首相の「代表質問」(本来は、所信表明のはず)が、あまりにも貧弱に見え、聞こえた。「売家と唐様で書く三代目」とは、にまさこのことかと、腑に落ちた。小沢と麻生の関係、文字通り「月とスッツポン」である。
◆首相就任初の所信表明演説は、国が進むべき「道しるべ」であるべきであるにもかかわらず、「所信表明」を避けたのは、「失政の始まりか」との疑いが濃厚となった。自民党が独自で行った世論調査の結果、「自民党惨敗」と出たというから、麻生首相と細田博之幹事長が怯えるのは、当たり前だろう。
◆いつもは大人しい細田幹事長がやたらとエキセントリックな代表質問に終始していたのは、その表れである。麻生首相が猛犬に睨まれ、キャンキャンわめくスピッツとすれば、細田幹事長は雑犬のわめきに似ていて、見苦しかった。こんな体たらくで、米国発の金融恐慌の危機に立ち向かえるとは、到底考えられない。
◆麻生政権を次に揺るがすのは、河村建夫官房長官の番である。文部科学省をめぐる「政官癒着事件」である。これは、文教施設整備に関する明らかな大汚職事件に発展する可能性が大である。「文教施設整備」とは、「文教版・公共事業」という意味である。国土交通省の公共事業汚職事件と同じような構図をなしている。政治献金を禁じられている企業からの献金は、立派な犯罪である。これが、河村建夫官房長官以外の閣僚にも波及する疑惑があると見られており、検察当局が本腰を入れて捜査を進めていると見られており、防衛省に続く大獄義事件となれば、麻生政権は、あっという間に吹っ飛んでしまうだろう。楽しみなことである。

板垣英憲マスコミ事務所

にほんブログ村 政治ブログへ
ブログランキング
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする