参議院選挙前哨戦が面白い

2007年02月16日 09時27分23秒 | 政治
7月の参議院議員選挙を控えて、自民党、民主党ともに比例区で大量得票を見込める「目玉候補者が不在」に各党首脳陣は頭を痛めている。自民党は現職の舛添要一氏や大仁田厚氏が、再選を期しているものの、在任中に「タレント性の劣化」が進み、大量得票の神通力に翳りが見える。一方の民主党は、「大橋巨泉」(当選後、辞職)のような超大物タレントを担ぎ上げるまでには至っていない。そこへ「歌手の郷ひろみが、自民党から出馬するのでは?」との情報が永田町を駆け抜け、大騒ぎ。宮崎県知事選挙で当選した「そのまんま東」が巻き起こした「旋風」のショックが未だに続いているだけに、民主党内では「前原誠司前代表が政界の郷ひろみと呼ばれてきたのに紛らわしい」と戦々恐々としている。

柳沢伯夫厚生労働相が「女性は子供を産む機械・装置」と暴言、久間章生防衛相が、「アメリカがイラク戦争を始めたのは間違いだった」と突発発言するなど、安倍政権は、立て続けに湧き出してくる閣僚の「不用意な言葉」をめぐって乱調気味。「不規則発言」は、本来なら、「内閣の末期症状」と受け取られて、政局が一気に流動化するところだが、自民党は衆議院で「305議席」を確保する大勢力。民主党など野党が、束になって追及しようにも「力不足」は否めない。だが、「舌禍は」安倍首相をも襲っており、殉職した警視庁板橋警察署の宮本邦彦巡査部長(死後、警部に二階級特進)を弔問した際、「ミヤタさん」と連発したため、「せっかくの弔問も台無しだ」と多くの住民から眉を顰められており、野党は当面、ひたすら「敵失頼み」に徹する構え。

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