田原総一郎氏のような「独善的老害司会者」はもういらない

2007年02月04日 18時21分25秒 | 政治
田原総一郎氏が、テレビ朝日「サンデープロジェンクト」でエキセントリックな司会ぶりを露出している。「柳沢発言で大荒れ国会5政調決着づける?」というテーマで、司会役を務めているのだが、司会役というよりは、独自の見解「独断」の押しつけである。民主党や共産党の発言者を罵倒する。
その姿は、醜い姿で見るに耐えない。聞くにも耐えない。「公共の電波」を「私物化」しているとしか思えない。
田原氏は、柳沢伯夫厚労相の発言をとらえて、国会審議に応じない野党に対し、舌鋒鋭く批判していた。とくに、民主党の小沢一郎代表に対しては、「愛知県知事選挙」と「北九州市長選挙」のための戦術とこきおろした。
しかし、これら一連の田原氏のエキセントリックな発言で、「女性蔑視論者」であることがはっきりと印象づけられた。2月3日夜の「ブロードキャスト」で外人特派員の一人は、「欧米では、大臣が女性を『機会や装置』というような発言をすれば、即クビだ」と言っていた。今回の柳沢発言を、単なる「失言」と軽く考えることは、日本社会がいまだに「男尊女卑」の思想が息づいていることを示し、柳沢発言が証明したことになる。その意味で、柳沢発言を単なる失言として、見過ごす方に加担するか、柳沢氏を辞任させる方に味方するかは、これからの日本の「女性問題」の方向を決定づける大きな分岐点ともなる。いわば「踏み絵」でもうある。
これに対して、田原氏は、国会審議という技術論に終始して、「審議拒否」を批判する立場を示していた。与党寄りの立場でもある。そのなかで、社民党の阿部知代氏には、ほとんど発言させなかったのは、毎度のことながら、どうも意図的な印象を免れない。
田原氏のような、まったく立場をわきまえない「独善的な老害司会者」はもういらない。
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コメント (2)
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