民主党は「小沢一郎独裁体制」を急ぎ組み、危機を突破せよ!

2005年09月16日 14時03分27秒 | 政治
小沢氏、最終判断へ 民主代表選 (共同通信) - goo ニュース 

 民主党の大敗には、いくつかの原因がある。それらを思いつくままに、列挙してみよう。
 ①織田信長の奇襲攻撃に負けて首を取られた「今川義元」になってしまった。
 ②「無党派層は民主の味方」と勝手に思い込み油断していた。
 ③野党暮しに安住して「貴族化」し、政権取りの意欲が減退していた。(ネズミを取らないネコになり下がっていた)
 ④若者たちが、「小泉首相」に共感した。
 ⑤東京都議選挙の勝利に浮かれていた。
 ⑥岡田克也代表の「顔」が悪かった。
 ⑦岡田代表が、「凡庸な秀才」にすぎた。
 ⑧岡田代表が「顔」が悪いばかりでなく、「孤高の人」であり、「笑わん殿下」であり、「非情の人」であり、「酒を汲み交わさないケチな人」であり、「人付き合いが悪い人」であり、「ジャスコ、イオンのマイナス・イメージを背負った人」であり、党内の「人心収らん」を怠っていた。総じて言えば、「庶民性」に欠ける「官僚政治家」であるため、民主党に災をもたしした。疫病神になったと言ってもよい。
 ⑨挙党一致体制ができていなかった。
 ⑩小泉首相を無条件で支えている「山崎拓」「武部勤」「山本太一」「竹中平蔵」のような「旗本」「おしゃべ人形」のような「強い味方」が、岡田代表にはいなかった。
 ⑪「7つのグループ」が「派閥化」して、バラバラに活動していた。
 ⑫「日本をあきらめない」というキャッチ・フレーズが、ネガティブすぎた。前回総選挙のとき、菅直人代表が「最少不幸社会」という造語を掲げた以上に、「根暗」だった。
 ⑬海江田万里のような幹部でさえ、民主党のポスターやテレビ・コマーシャルで「日本をあきらめない」というキャッチ・フレーズが使われていたのを知らなかったと明かしており、幹部以下、自分の党に対する愛情が欠如していた。
 ⑭「マニフェスト信仰」に依存しすぎた。立派な「マニフェストづくり」に精力を注ぎ込みすぎた。しょせん、「マニフェスト」は、ツールにすぎない。
 ⑮北朝鮮による日本人拉致被害者の救出に不熱心で、無責任な政党との「マイナス・イメージ」により、国民・有権者の失望を招いた。
 ⑯「靖国神社シンパ」を敵に回した。
 ⑰中国・韓国の宣伝謀略戦に乗ぜられて、「利敵行為」に走りすぎた。
 これら以外にも、まだまだ原因があるであろう。これらの反対のことを考えれば、民主党再建の妙手が思い浮かぶはずである。
 「敗軍の将、兵を語らず」と言うけれど、民主党本部で15日午後開かれた両院議員総会で、岡田代表が、敗戦の弁をとくとくと述べている最中、議員の多くが席を立ち、まじめに聴こうとする真剣さがなかった。これでは、民主党の再建は覚束ない。
 少なくとも、「ホームルーム」で小田原評定をしている場合ではない。自民党が、「独裁者・小泉純一郎」なら、民主党も、「独裁者・小沢一郎」を立てて、小泉首相の向こうを張る必要がある。
 緊急を要する非常事態のとき、民主政治も一時的には、「独裁体制」に切り換えて、「ピンチ」を乗り越えなくてはならない。政党の代表というのは、学級委員とは違うのである。
 重ねて言うが、民主党の危機を救う政治家は、「小沢一郎」しかいない。もしくは、「田中眞紀子・小沢一郎」体制が望ましい。

コメント (3)
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