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03 0010-3 / 01 2137-6

2025-06-02 | 海外蒸機

スタジオに持ち込んで写真撮りました。

ギュッツオルトはPIKOから分離したグループの起こしたメーカーと聞きます。

「走行優先の欧州形」らしからぬ「外観優先の究み」と感じます。

墨入れする前で最高に「見られる姿」の蒸機模型です。

実機は出力ではゼロイチに劣りますが、ブレーキ性能が更にUPしたらしく最高速度140km/hです。

ドイツではC53が2気筒でC59が3気筒なのです。

第一動輪横のステップが緩んでしまって情けないです。

此の際、瞬着で付いたフリをしてもらった方が良いかもしれません。

重油炊きです。

従輪横の巨大なエアタンクが無いと印象がだいぶ違います。

ゼロイチの軸重20tに対して軸重18tのライトパシフィック。

3気筒ですが独立したワルシャート式弁装置を持つ。 第一動輪を駆動。

グレズリー式ではない様です。

それは狭軌では無理だが遥かに優れていると感じます。

煙室が前のめりと感じますが実機を見た時は気がつきませんでした。

“BRAWA”“Roco”より外観では勝る感じ・・ですが華奢な造りです。

ストラルズンド行 D-zug Berlin Richtenberg 駅

Dresdenn のゼロイチなので古い製品の古いイモン仕上ですが、毒をくらわば皿まで食べてしまいます。

01 137 は原形の鋳物のシリンダーブロックで、実機は砂箱にバケツを被った姿です。

マイクロキャスト水野さんがワグナーデフゼロイチ(Lemacoブランド)を計画した時、大量の写真とシリンダーブロックと砂箱で4種類(118、120、137、204)を提案しました。

適切な提案だったと感じています。

墨入れの仕方も少し宜しく無い時代です。

石炭炊きです。

いずれ墨入れは追加ですね。

走らせる模型としては正しい選択と思います。

ドレスデン時代は調子が悪かったのか余り運用に入りませんでした。

1979-03 メッセツークを牽いて夜明け前の暗い道を急ぐ。

絞り開放で流し一発で決める必要があります。

バケペン+150mmF2.8

46年以上前なのですね。

砂箱にバケツが載せられていないのは模型として残念すぎます。

 

 


03 0010-3 も墨入れ

2025-05-31 | 海外蒸機

1980年頃のD504列車の客車です。

“BRAWA”D504セットには1等車は一つも含まれていませんので他社(PIKO)の製品を混ぜることになります。

左下がそれです。

明るい緑色を混ぜるのが良いかどうか・・・やはり外しかな?と感じます。

Rocoの乗務員セット、結構塗りが甘いかも。

此の位油性0.05mmで塗りました。

飛ばしてしまったシリンダーの尻棒を探していたら昔使っていた瓶が出てきました。

混ぜないで「新」に足してフラットベース過剰を解消します。

Roco乗務員を足して、墨入れ前を撮っておきます。

機関士側

墨入れしました。

助士側。

第一動輪サイドに踏み台はドイツ機には付きます・・・が普通省略です。

ギュッツオルトの此の製品には付いています。

破損しやすそうで怖いです。

1979-03 Berlin 北方を行く 03 0010-3 。

第一動輪サイドのステップは付いていないですね。

格好の悪いギースルエジェクターでもない美しい姿です。

赤いランボードに細い白線も見えます。

所属はHalleではなさそうです。

その列車の後追い。

D270“Meridian”に間違いなさそうです。

ハンガリーの青い客車は見えませんが、Mitropaの寝台車が2両、その次はユーゴスラヴィアの客車と思われます。

アドリア海沿いのBar(今はモンテネグロ)からスエーデンのマルメまで航送を含めて欧州大陸を縦断する長距離列車に間違いないです。

 


01 2204-4

2025-05-30 | 海外蒸機

墨入れが終わった01 204を混ぜて箱に並べて撮影しておきます。

01 204 の隣はダークグリーンの荷物室付きレコワーゲン、屋根はグレーです。

その次の次の客車は明るい緑の客車、共産圏グリーン。

赤い食堂車から先は全て屋根はライトグリーンです。

レコ車はダークと思ったら、ダークとライトの中間に見えます。

この製品は D504 の 01 2204-4 が走った時代は緑が2種類混じっていたと言っているのか?

01 2204-4 Saalfeld

01後期形は先輪が1000mmになり、従輪にもブレーキが付き、動輪のブレーキが前後から挟む強烈なモノに変わります。

出力は同一ながら最高速度は120→130km/hになりました。

ドイツ機はブレーキ性能で最高速度が決まるわけです。

機関車全車輪にブレーキが備わったわけです。

墨入れは効果抜群と思います。

本当は石炭を積み直すのが効果抜群と知りながらそこまで手が回りません。

Rocoの乗務員人形は何故余るのか?

制式機以前の蒸気機関車にも付属していますが、人形が制式機の窓の大きさに合わせて作られているため使えなくて余るのです。

機関助士側

日本人には馴染みの「向き」ですが助士側です。;

時にはこういうロッド位置にしたくなります。

D1274 “Metropol” = Budapest-Rostock, But only in summer time.

メトロポール号は夏季だけ運行され、冬はDresden 発国内急行D924となります。

D924 Dresden-Rostock 1976-12 Weinböhla-Böhla

Rostockからはデンマーク行きの船が出ますので実質的には国際列車です。

ラベルは作る度に少し差がある様です。 

「オリジナルではない」事を表す”Imon Finish“が貼られました。

とんかつ丸八で食べました。

一切れを3口で大事に食べる用のソースのかけ方です。 控えめ。

所要時間も燃費も最高タイ記録でした。

体重は残念な結果です。

 


01 2204-4 苦戦中

2025-05-24 | 海外蒸機

大井店の入口になかなか出来の良いポスターが貼られています。

苦難の末形にしたデイ100改装前の4両ケース。

プチプチに包まれてジャンクとして売られていた車両群です。

拭き取りしました。

なかなか思った様にいきません。

01 066よりもずっと進化した仕上りに持っていきたかったですが甘くない!

“BRAWA”は頑張っていますが出来としてはイマイチです。

砂箱に砂増量の継ぎ足し(我々は「バケツ」と呼んでいました)の表現がオーバー過ぎます。

実物のバケツはこんなものです。 模型はオーヴァーに作られています。

1977年8月 Berlin Ost〜シェーネフェルト。

シェーネフェルト(東ベルリンの空港がありました)は東ベルリンの「1日ヴィザ」で行ける範囲に入っていませんでした。

この場所に行くには、シェーネフェルト行Sバーンで一つ手前“グリュンベルガレエ”で降ります。

その駅は1日ヴィザの範囲内でした。

ウールハイデで警察に捕まった翌日、ウールハイデを避けた行先の候補でした。

この列車は東独国内のD-zugで11両編成です。

カメラはバケペン+150mmフィルムはEP(現像プロセスE-3)

EX(プロセスE-4)を使っていたらもう少し色が残っていたのに残念です。

 


01 2204-4 に取り掛かる

2025-05-23 | 海外蒸機

“BRAWA”(ドイツの鉄道模型メーカー)はワグナーデフのゼロイチで攻めています。

これはその搦手で出してきたSaalfeld→Berlin Ostの東ドイツ国内急行D504セットです。

01 2204-4(01 204)は 01 2066-7 と同時にDresden 機関区に居た機関車で私も多数撮っています。

模型は Saalfelt 機関区時代を模型化してあるのですがその差は数年程度です。

(1976〜77年に対して1979〜80年)

同じ“Brawa”の66号機を弄ったばかりですからどうすれば作業が楽かわかっています。

Rocoの人形乗せとドライブラシ(室内だけ)

ワグナーデフは前側が車体全体の最大幅、後側がかなり窄まっています。

物理的にデフの全長に亘って通過する空気を上方へ押し上げる力が働きます。

ワグナー(ワグネル)技師長が発明した「デフレクター」は世界中が真似しました。

でも後ろが窄まっている事は世界中でほぼ理解されていなかったのでは?

墨入れ始めました。

左サイドはまだ殆ど墨が入っていません。 遅ればせながら撮ります。

動輪はまだ墨入れせず、スポークの間から棒台枠に墨を入れていきます。

奥から順に墨入れです。

ほぼ墨入れした右側。

動輪に水掻きが3箇所あるのが分かりますでしょうか?

ドイツの真似をし勝ちな日本ですが、これは気が付かずに水掻き無しで大直径スポークを作って失敗しました。

この美しさを見せる場所ではないところに水掻きを作って、見せるところは美しく作ったドイツのスポークに敬服します。

この点から言って日本のC55は恥ずかしくていけません。

バインベーラの大築堤を駆け降りてくる東独国内急行D-zugを牽く012204−4 

前後に長い原形のワグナーデフを早くから取付けられた01 204は1976年時点でも保存機的な位置付けでした。

写真はハッセルブラッド500CM プラナー80mm 1/500です。

ハッセルはバケペンに敵いません。 止めて撮るためにカマに合わせてカメラを振っています。