F9(ホットラインセンター支援者)です。本日は仮想通貨について書かせていただきます。
一般的に仮想通貨に対する印象とはどういったものでしょうか?「怖い」とか「セキュリティ的に大丈夫なの?」といった不安を持たれている方も多いでしょう。事実、仮想通貨絡みのハッキングが行われたことは複数回あり、テレビでも大きく報道されていまし
近年ですと「コインチェック事件」です。これは知っている方も多いのではないでしょうか?
2018年1月26日 00:02:13から08:26:13にかけて、コインチェックが保持している仮想通貨のうちNEM(ネム)(通貨記号はXEM)建ての顧客資産がクラッキングにより取引所から外部に送金されさらに別口座に移転されてほぼ100%流出してしまう事態が発生した。
11:25、同社はこれをNEM残高激減から認識し、11:58より順次取引を停止して告知し、警視庁と金融庁に報告して原因究明に当たった。また、NEMを推進するNEM財団や国内外のNEM取引所に、流出NEM資産の追跡や売買停止を要請した。しかしその後、NEM財団とコミュニケーションが取れていない一部取引所で交換が行われて100億円規模で漏れ出すことになったことを、NEM財団のマクドナルド副代表も認めている。
NEMのシステムは、ハードフォークという非常手段をもっている。しかし、NEM財団は本事件にNEMの欠陥は認めず、流出事件発生前に巻き戻すことはなかった。
ほとんどの仮想通貨の入出金および売買そして資産の日本円出金もできなくなっていると知った顧客の間で大騒ぎとなり、午後から深夜に至るまで東京都渋谷区の本社前は、顧客数十人、報道陣、警察官、見物人でごった返し、「2億返せ」「どうなっているんだ」などと怒鳴る人もいた。
同日23:30、同社が記者会見を開き(全文記録)、5億2,300万XEM、検知時のレート換算で約580億円が不正に流出した事実と、原因を調査中であることを説明し、取引一時停止で迷惑をかけていることを謝罪した。
金融庁は同日、同社から事情聴取を行った。
仮想通貨の一つである「NEM」が580億円分盗まれたという事件ですね。他にも仮想通貨といえばBitcoin(BTC)やMoneroなどがあります。他の仮想通貨もいつこういった事件に巻き込まれるかは分かりませんので、セキュリティの強化及び自分達のセキュリティ意識を強めることが必要となってきます。
本日なぜコインチェック事件の話題を出したかと言いますと、多額のNEMを交換した男らが立件されるというニュースが飛び込んできたからです。資金洗浄(マネーロンダリング、略してマネロン)の実態解明を進め、クラッカーの特定を目指していくそうです。
https://www.asahi.com/articles/ASMDN51V8MDNUTIL01Z.html
コインチェック事件以外にも様々な事件が過去に起きています。
https://kasobu.com/cryptocurrency-hacks/
ハッキング以外にも、マイニングウイルスやその他マルウェアなどに感染する可能性もあるので、個人のセキュリティ対策もしっかりしておきましょう。使い方によっては便利だったりするので、セキュリティ対策をきちんとした上で、程よい塩梅に付き合っていきましょう。