愛媛の奥村です。
えひめ教科書裁判を支える会のお知らせです。
石原都知事の「尖閣・釣魚島」をめぐる発言が飛び出し、
国家主義的ナショナリズムが、呼び出されようとしています。
この「尖閣・釣魚島」に関する参考資料としての
ブックレット
『 「尖閣諸島・竹島問題」とは何か
-近代日本の歴史が膿み出した「領土問題」-』
に関するメールをBCCで転送します。
転送歓迎
----------------ここから本文----
いままた、都知事・石原慎太郎の手によって、
表面上は小康状態を保っていた「尖閣・釣魚島」問題に火が放たれ、
この国に広く潜・顕在する偏狭・卑小な国家主義的ナショナリズムが、
激しく呼び出されようとしています。
そして、これら偏狭な「領土ナショナリズム」の席巻を支えているのが、
政府・マスメディアが「既定の事実」であるかのように喧伝している
「尖閣=日本固有の領土」論です。
しかし、「尖閣・釣魚島」は、「日本固有の領土」などではありません。
それは、朝鮮の単独支配と中国領土の一部獲得をめざして日本が起した
「日清戦争」の勝利的状況の中で、
政府が台湾・澎湖島等の「日本領土化」を目論んでいたその過程・渦中の1895
年1月に、
密かに「閣議決定」し、編入したものでした。
そして、その「編入」は、
「清国国境にも接近し」「清国ではこれらの島に島名も附している」ので
「清国の疑惑を招く」(井上馨・外務卿)として、
まだ日清間の力関係において清国の方が上位にあった1885年時点では見合わ
せ、
「他日の機会に譲」るとしていたものでした。
日本国家による「尖閣編入」は、
(それが中国固有の領土であるかどうかという議論とは別に、少なくとも)
日本による中国への「領土獲得」・侵略戦争の過程で、それと軌を一にし、
かつ、それと一体不可分のものとして行なわれたものなのです。
しかも、「尖閣」が「日本固有の領土」である根拠として政府が主張し、
マスメディアも全くそのまま垂れ流している上記「閣議決定」において、
「編入」したとして記されている島々は、久場島と魚釣島だけですが
(「尖閣諸島」という名称は文書に存在せず)、
いま日本政府が「固有の領土」である「尖閣諸島」として主張している範囲には、
さらに、(現在の日本名)大正島、北小島、南小島の島々と、
沖の北岩等々の岩礁が加わっています。
日本政府は、これらの島々も含めて「尖閣諸島」とし、
その「尖閣諸島」が「日本固有の領土」であるというその主張の(正当性の)根拠
を、
これらの島々のことは全く記されていない上記「閣議決定」に置いているのです。
【 このことの矛盾を外務省自身は認識していますが(下記ブックレット執筆者が
電
話で確認)、当「閣議決定」の文書を見ればあまりにも簡単にわかる、「日本政
府
の主張」のこのような大矛盾をさえ、マスメディアはいっさい指摘していませ
ん。ほ
とうに気がついていない可能性も大かと思いますが・・。】
このように、政府が根拠とする「閣議決定」には何らの歴史的根拠も正当性も全くあ
りませんが、
その政府の根拠「閣議決定」を仮に前提としても、
上記のような大矛盾・論理的破綻が厳然として存在するのが、
「尖閣=日本固有の領土」論なのです。
私たちがその跋扈を許している偏狭で排外的な「領土ナショナリズム」は、
このような杜撰な「論」をその根拠・踏み台としているものなのです。
私たちの会では、この「尖閣=日本固有の領土論」の虚偽を歴史的事実と具体的史料
によって暴き、
明らかにした以下のブックレットを作成・発行しています。
この状況に対峙・対抗していくために、役立てていただければ幸いです。
<ご案内>
『 「尖閣諸島・竹島問題」とは何か
-近代日本の歴史が膿み出した「領土問題」-』
(えひめ教科書裁判を支える会・制作、発行/高井弘之・著)
【注文先】
Fax■089-978-1422(山中)
Email■yamanaka.tetuo@amber.plala.or.jp (山中)
価格■1冊400円(5冊以上ご注文の方は、1冊300円)
送料■実費
お支払い■送付時に振込用紙を同封致します。
お問い合せ■Tel/Fax 0898-23-5808(おもしろ共和国気付 高井)
※ 添付ファイルに、目次等掲載していますので、ご参考ください。
なお、在庫が50部となっていますので、これが
なくなったあとは、申し訳ありませんが、増刷後
(印刷に一週間ほどかかる予定です)の発送とな
りますことを、ご了承ください。
当会では、『検証「坂の上の雲」ーその、あまりにも独善的・
自国中心的なるものー』(400円)も発行しています。そちら
の目次等も添付させていただきます。
-えひめ教科書裁判を支える会ー
**********************
Okumura Etuo
gf742bpjye82j6v7vzw2@mopera.net
えひめ教科書裁判 資料
http://kyoukasyosaiban.web.fc2.com/sub2.htm
2011年度の採択問題への取り組み一覧
http://kyoukasyosaiban.web.fc2.com/sub6/2011/2011.htm
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えひめ教科書裁判を支える会のお知らせです。
石原都知事の「尖閣・釣魚島」をめぐる発言が飛び出し、
国家主義的ナショナリズムが、呼び出されようとしています。
この「尖閣・釣魚島」に関する参考資料としての
ブックレット
『 「尖閣諸島・竹島問題」とは何か
-近代日本の歴史が膿み出した「領土問題」-』
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転送歓迎
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いままた、都知事・石原慎太郎の手によって、
表面上は小康状態を保っていた「尖閣・釣魚島」問題に火が放たれ、
この国に広く潜・顕在する偏狭・卑小な国家主義的ナショナリズムが、
激しく呼び出されようとしています。
そして、これら偏狭な「領土ナショナリズム」の席巻を支えているのが、
政府・マスメディアが「既定の事実」であるかのように喧伝している
「尖閣=日本固有の領土」論です。
しかし、「尖閣・釣魚島」は、「日本固有の領土」などではありません。
それは、朝鮮の単独支配と中国領土の一部獲得をめざして日本が起した
「日清戦争」の勝利的状況の中で、
政府が台湾・澎湖島等の「日本領土化」を目論んでいたその過程・渦中の1895
年1月に、
密かに「閣議決定」し、編入したものでした。
そして、その「編入」は、
「清国国境にも接近し」「清国ではこれらの島に島名も附している」ので
「清国の疑惑を招く」(井上馨・外務卿)として、
まだ日清間の力関係において清国の方が上位にあった1885年時点では見合わ
せ、
「他日の機会に譲」るとしていたものでした。
日本国家による「尖閣編入」は、
(それが中国固有の領土であるかどうかという議論とは別に、少なくとも)
日本による中国への「領土獲得」・侵略戦争の過程で、それと軌を一にし、
かつ、それと一体不可分のものとして行なわれたものなのです。
しかも、「尖閣」が「日本固有の領土」である根拠として政府が主張し、
マスメディアも全くそのまま垂れ流している上記「閣議決定」において、
「編入」したとして記されている島々は、久場島と魚釣島だけですが
(「尖閣諸島」という名称は文書に存在せず)、
いま日本政府が「固有の領土」である「尖閣諸島」として主張している範囲には、
さらに、(現在の日本名)大正島、北小島、南小島の島々と、
沖の北岩等々の岩礁が加わっています。
日本政府は、これらの島々も含めて「尖閣諸島」とし、
その「尖閣諸島」が「日本固有の領土」であるというその主張の(正当性の)根拠
を、
これらの島々のことは全く記されていない上記「閣議決定」に置いているのです。
【 このことの矛盾を外務省自身は認識していますが(下記ブックレット執筆者が
電
話で確認)、当「閣議決定」の文書を見ればあまりにも簡単にわかる、「日本政
府
の主張」のこのような大矛盾をさえ、マスメディアはいっさい指摘していませ
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このように、政府が根拠とする「閣議決定」には何らの歴史的根拠も正当性も全くあ
りませんが、
その政府の根拠「閣議決定」を仮に前提としても、
上記のような大矛盾・論理的破綻が厳然として存在するのが、
「尖閣=日本固有の領土」論なのです。
私たちがその跋扈を許している偏狭で排外的な「領土ナショナリズム」は、
このような杜撰な「論」をその根拠・踏み台としているものなのです。
私たちの会では、この「尖閣=日本固有の領土論」の虚偽を歴史的事実と具体的史料
によって暴き、
明らかにした以下のブックレットを作成・発行しています。
この状況に対峙・対抗していくために、役立てていただければ幸いです。
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-近代日本の歴史が膿み出した「領土問題」-』
(えひめ教科書裁判を支える会・制作、発行/高井弘之・著)
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Email■yamanaka.tetuo@amber.plala.or.jp (山中)
価格■1冊400円(5冊以上ご注文の方は、1冊300円)
送料■実費
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※ 添付ファイルに、目次等掲載していますので、ご参考ください。
なお、在庫が50部となっていますので、これが
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(印刷に一週間ほどかかる予定です)の発送とな
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自国中心的なるものー』(400円)も発行しています。そちら
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2011年度の採択問題への取り組み一覧
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