アラビア語に興味があります。

 イランはペルシア語の国です。トルコはトルコ語で、現代トルコ語はローマ字で表記されます。

コーラン日本語版3種揃います

2005年01月05日 12時54分35秒 | アラビア語
 いやいや、コーラン日本語版、なんて言ったら怒られそうです。コーランは翻訳が許されないので、日本語版とか日本語訳ではなく、日本語による解説、解釈書、と見なさねばならないので。
 で、何かと申しますと、昨日、中公クラシックスの『コーラン<1>,<2>』を注文しました。これが届けば、岩波文庫の井筒訳と、日本ムスリム協会の三田訳と、現在、日本で出回っているコーランが、自宅に3種類揃うことになるわけであります。アラビア語学科在学中、1年上の先輩から、
「中公の訳(その頃は確か、中公の「世界の名著」のシリーズの中の1冊だった)は読みやすいわよ」
と薦められていたのですが、でも、井筒先生の直弟子がアラビア語学科の主任教授でいらしたこともあり、当時は井筒コーランだけで済ませていました。
 しかし、井筒コーランは、節の番号の振り方が、基本的にフリューゲル版に則っており、カイロ版の節番号は、異なっているときのみ補う形なので、カイロ留学中に井筒コーランを参照して勉強しようとすると、かなり混乱してしまいました。(アラビア語科の授業で読んでいたのは、フリューゲル版だったので、日本での授業では、別に不便はありませんでした。)
 そこで、エジプト旅行に来るという両親に頼んで持ってきてもらったのが、日本ムスリム協会の日亜対訳のコーランでした。頁の左半分に原文、右半分に和訳、下部に脚注という形で、非常に便利でした。
 中公クラシックスのコーランは、まだ現物を見ていないのでコメントできませんが、「読みやすい」とのことでしたので、期待しています。今、amazon.co.jp で確かめてみたら、世界の名著シリーズのコーランも、まだまだ販売中でした。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿