アラビア語に興味があります。

 イランはペルシア語の国です。トルコはトルコ語で、現代トルコ語はローマ字で表記されます。

『外国語教育は英語だけでいいのか - グローバル社会は多言語だ!』

2016年04月01日 11時34分19秒 | アラビア語
 このたび、くろしお出版から森住衛・古石篤子・杉谷眞佐子・長谷川由起子(編著)『外国語教育は英語だけでいいのか - グローバル社会は多言語だ!』が刊行されました。私も第II部「世界における多言語教育の実態」の中の第10章「エジプト -イスラーム文化圏における複数外国語教育の試み-」を書かせていただきました。

 この本は、日本の高等学校で第二外国語を必修化することを目指したもので、第10章も、主に、エジプトのサーナウィーヤ・アーンマ(普通科の高等学校)での第二外国語教育に関するお話になっています。(エジプトの高校教育に関しては、福岡県立大学の田中哲也先生の論文が多数ヒットしてきて、執筆時には大変参考になったのですが、章末の引用文献には、文字通り「引用」した文献しか載せてはだめと言われ、残念ながら、田中先生の論文は載せられませんでした…。)

 エジプトでは、第一外国語の英語に加えて、中学校から第二外国語のフランス語が必修となり、高等学校ではフランス語以外にも、スペイン語、ドイツ語、イタリア語が第二外国語として選べます。サーナウィーヤ・アーンマの試験(普通科高等学校の全国統一の卒業認定試験)でも、第二外国語が課されます。ヨーロッパ言語ばかりなのが残念なところですが、日本でも、英語以外にも言語はいっぱいあるんだ、英語以外の言語も学んでみようという機運が高まれば良いなと希望しながら書きました。

 アマゾンその他で購入可能です。どうぞよろしく。

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