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空中空母は実現済み

2012年08月26日 | 国家防衛

空中空母と聞いて荒唐無稽と受け止める大人が大勢いるとおもうのですが
70年以上前に実現していた構想です。空中空母とは呼んでいませんでし
たが当時の飛行船にプロペラ機を数機吊り下げ海上はるかに浮かび偵察機

を発進させました。もちろん偵察後は帰還し吊り下げフックに偵察機が自
分で固着するという方式でした。当時のアメリカはこの方法で広い範囲の
自国沿岸やアリューシャン列島を含めて広範囲の軍事偵察と監視を高効率

で行っていたのです。大事故で有名なヒンデンブルグ号事故が無ければ飛
行船が優先して技術開発され現代で言う海上を巨艦が疾駆する空母という
存在は無かったかも知れませんねえ・・・現代常識である空母という存在

は技術的、軍事的に考えると、どうもおかしいと思うのですよね。
海軍の自己保身という先入観で軍事構想を歪めてきたのでは無いでしょうか。
海軍や関係会社の利益や保身で構想を判断し軍事戦略を決定して来たのかも?

軍事的には高度5000以上を200キロ以上で飛行する航空機を海上から攻撃
するには効率が悪く、たちまち逃げられてしまう。海上空母と比較すれば速
度が高いので短時間で広範囲の移動が可能であり戦術的に有利ですよね。

また製造速さを考えると海上空母は年単位の期間が必要で資材を大量に必要
とします。撃沈されたら損害は莫大で軍事上の損失は致命的とも成ります。
空中空母は軽量で資材も少なく量産が可能であり損失を補う生産が可能。

以上のような特質を考慮すると飛行船空母の方が軍事的に有利と思うのに
なぜ海上空母が発達した?現代でも同じ疑問は続きます。1兆円とも言わ
れる海上空母を日本も数隻保有するべきという意見をネットで良く見ます。

しかしミサイル一発で撃沈される可能性が大きい現代の戦闘でもしも撃沈
されたら軍事損害は巨大です。それに日本が警戒しなければいけない海域
は広大であり数隻では済みません。数隻で済むのは平和時だけなんです。

何兆円もの資金を海上空母につぎ込むのは愚かな考えだと断言します。
そんな金が使えるなら空中航空艦隊を創設強化した方が日本防衛に寄与する。
海上自衛隊は海上母艦を中心とした小規模艦隊を主体とした編成に変更。

これを航空艦隊として空中空母と戦闘機群との一体で運用するそれで艦隊数
は30~40になります。広範囲に高速で戦力を展開できる効率的構想です。
空中空母搭載機の武装を選択する事でさらに運用の範囲が広がる。

また空中空母が実現すれば応用として大規模山林火災の消火活動に使えます。
700トンの消火剤を積んで空中停止で投下できるのですから効果が大きい。
政策的には消火飛行船として開発し大量生産すれば反対世論を封じられる。

しかるのち空中航空艦隊を一気に実現し西太平洋の安全保障を確立する


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