「愛」は、もともとは日本語ではない。しかも「哀悼の意を表する」の「哀」とは語源が同じ漢語。ということは、哀しむという意味も含まれている。つまり「アイ」とは、胸が詰まって声が出なくなるような状態のことをいったようだ。だから、美しい人を前にして言葉もでないくらいに胸が痛むのも「アイ」だし、夫や妻や恋人を亡くして胸が詰まるのも「アイ」なのだ。 . . . 本文を読む
稲作は人々の生活を安定させ、精神を豊かにした反面、土地と水利の争奪を生む。灌漑、水利をめぐってムラ同士の諍(いさか)いが起きる。暴力に訴えることが往々にして起こり、必然的に自衛力を維持し、武装がそれなりに強化された。換言すれば稲作が諍(いさか)いを暴力化させ武器が高度化した。水利を捌く「悪党」と呼ばれた一人は後年の楠木正成だった。 . . . 本文を読む
アメリカ心理学界の父ウィリアム・ジェームズは、19世紀の最大の発見は物理学の分野にあるのではない、信念の感銘を受けた潜在意識の力なのであると言っています。どの人間にも世の中のどんな問題にも打ち勝てる無限の力の貯水池があります。 . . . 本文を読む
ポールも仕組みの一部だったことが後に分かる。「日本は女性蔑視」という人種偏見に立つ訴訟で、白人が糾弾に立てば確実に「痛い腹」を探られる。だから日本人面(づら)のポールに日本を告発させれば誤魔化せると読んでクリントンが指名した。 . . . 本文を読む
子曰く、君子は事(つか)え易くして説(よろこ)ばし難きなり。これを説ばすに道を以てせざれば説ばざるなり。其の人を使うに及んでや、これを器とす。小人は事え難くして説ばし易きなり。之を説ばすに道を以てせずと雖も説べばなり。其の人を使うに及んでや、備わるを求む。 . . . 本文を読む
「プロ・ライフ」は、外来語だからちょっと聞き慣れなれていない方もいらっしゃると思う。あらゆる人間の命、尊厳、存在する価値を尊重し、受精卵の時から自然に亡くなるまで、人を大切にするスタンスを指す言葉だ。簡単に言うと、プロ・ライフ( pro-life )はライフ、つまり「生命」を肯定的に考えたり行動したりすることを意味する。 . . . 本文を読む