電脳筆写『 心超臨界 』

神はどこにでも存在するというわけにはいかない
そこで母をつくられた
( ユダヤのことわざ )

必要な東洋史への巨視的見方――西尾幹二教授

2015-11-22 | 04-歴史・文化・社会
広大なユーラシアの乾燥地帯には、紀元前のスキタイや匈奴(きょうど)の時代から16世紀頃まで、あるひとつの循環が繰り返されていた。すなわち、トルコ=モンゴル系の遊牧民族が北方のモンゴル高原から大挙して南下し、強大な勢力に盛りあがり、いわゆる遊牧帝国を形成する。遊牧民の勢力はある程度の発展の段階に達すると必ず分裂崩壊し、そこに生じる権力の空白を、今まで抑えられていたオアシスの定着民が埋める。定着民はだいたいにおいて色が白く、眼の青いアーリア系の人種であった。 . . . 本文を読む

中国に「歴史の直視」迫る時期――古森義久さん

2015-11-19 | 04-歴史・文化・社会
「中国の習近平政権は『歴史』の利用で日本をたたいて悪者とし、日米同盟を骨抜きにすることを主要な対外戦略としている。歴史に関しては中国こそが全世界でも最大の悪用者なのだ」。米国歴代政権の国務、国防両省の高官として東アジアを担当したランディ・シュライバー氏がワシントンでの10月の演説で明言した。 . . . 本文を読む

歴史は繰り返す 迷論も繰り返す――渡部昇一教授

2015-11-10 | 04-歴史・文化・社会
歴史は繰り返す、という言い古された言葉が浮かんできます。考えてみれば、60年安保はもう半世紀以上も前のことです。当時、その真っ只中にいた人たちは団塊の世代をはじめとして老年の域に入り、ほとんどが第一線を退いています。いま、中心になって動いている人たちの多くは、当時のことはあまりよく知らない人たちでしょう。それが同じようなことをやっているわけです。 . . . 本文を読む

「裸の王様」となった習主席――石平さん

2015-11-09 | 04-歴史・文化・社会
米中首脳が「新型大国関係構築」に合意した事実はまったくなかったにもかかわらず、中国政府は公然と捏造を行い「訪米大成功」と吹聴していたのである。それはもちろん、ひたすら国内向けのプロパガンダである。習主席訪米失敗の事実を国民の眼から覆い隠すためにはそうするしかなかった。「新型大国関係構築」がご破算となったことが国民に知られていれば、習氏のメンツは丸つぶれとなって「大国指導者」としての威信が地に落ちるからだ。 . . . 本文を読む

平成27年(2015)10月 名言との出会い

2015-11-09 | 10-名言との出会い
H27.10.31 才能だけでは成功できない あなたに用意ができていなければいずれも適時適所で起こるわけがない 最重要事項は「用意ができているか?」である ( ジョニー・カーソン ) Talent alone won't make you a success. Neither will being in the right place at the right time, unless you . . . 本文を読む

「宋襄の仁」にはなるな――渡部昇一教授

2015-11-04 | 05-真相・背景・経緯
【本文】 客水(かくみず)を絶(わた)りて来(きた)らば、之(これ)を水内(すいない)に迎(むか)うる勿(な)かれ。半(なか)ば済(わた)らしめて之を撃たば利(り)なり。【解釈】 敵が渡ってきたならば、それを川の中にいるときに迎え撃ったりしてはいけません。半分を渡らせてしまってから、敵を撃てば有利であります。 . . . 本文を読む