新・台所太平記 ~桂木 嶺の すこやかな日々~

N響定期会員・桂木嶺の、家族の介護・闘病・就職・独立をめぐる奮戦記を描きます。パーヴォ・ヤルヴィさんへの愛も語ります。

差し入れ、おやつ、ランチの効用について。高島礼子さんのやさしい思い出(^_-)-☆

2018-12-05 23:17:13 | 日記

今朝、オットがめずらしくピリピリしていたので、「どうしたの?」ときくと、

オット曰く、「仕事でストレスがたまりまくりなんだよ。だからあんまり気にしないで」といいます。

そこで、いろいろ話を聞いてあげました。

そして、ちょっと考えて、私のT宝時代のアドバイスをしてあげました。

私も一応、管理職やプロデューサーをしていましたから、

サラリーマンの方、お勤めの方にも、参考になればとおもいますので、

ぜひお読みください。

社内のコミュニケーションづくりを円滑にしたい課長さんへ

1)課内の社員を、ランチにさそう。飲み会よりもずっと効果あり!

お弁当をつくって、ランチ代を節約して・・・とお考えの方も多いと思います。

でも、たとえば給料日とかボーナスの出る日などのイベント日に、ちょっと部下を連れ出して、ランチをごちそうしてあげてみてください。

あなたの職場が繁華街に近かったら、なおのこと、ランチを活用しない手はありません。

ちょっとした有名店に足をのばして、夜はなかなか食べられないおいしいランチを食べさせてあげれば、部下は大いに喜び、あなたになんでも報告してくれるようになるし、慕ってくれるようになります。

飲み会だと若いひとは、「お説教やお小言を受けるかも」と心配してなかなか一緒にきてくれないけれど、ランチなら、気軽に誘いやすいし、おいしいものもオトクな値段で食べられるので、一挙両得です。

2)15時のおやつ休憩タイムをもうける。10分間おやつ休憩をするだけで、社内のコミュニケーションと生産性が抜群にあがります!

実は私、大病をしたときに、T宝の資料室(当時は社団法人でした)に配属になったことがあります。このとき、実は決して室内のコミュニケーションはよくなくて、あまりみんな熱心に働く部署ではありませんでした。

わたしは、「これはちょっとまずいな」と思い、かならず16時に、近くのドトールコーヒーに行って、コーヒーを人数分かってきて(ただし割り勘です)、みんなで15分間おやつ&コーヒー休憩をとりました。

すると、ちょっとしたおしゃべりを室内でかわすようになり、みんななかよくなりました。そして、「資料室の仕事をもっとこう工夫したい」といろいろみんながアイディアを言い始めたので、それをまとめて、おやつをいただいた後にみんなで協力してやったら、あら不思議!みんなとても働き者集団に生まれ変わったではありませんか(^_-)-☆

ビックリしたのはT宝の本社の役員の方です。「資料室のみんなが働き者になってる!」ということで、すっかり感激してくれて、わたしを本社の広報室に異動させてくれたのでした。そして、資料室は、ただいま一般社団法人映画演劇文化協会ということになり、T宝の第一級の映画演劇資料の宝庫として活躍しており、ミュージカルアカデミーや「午前10時の映画祭」などですっかり有名になりました(^_-)-☆その端緒が、16時の「コーヒー休憩」だったのでした(^_-)-☆ 

3)ちょっとした出張はもちろん、近くのセミナーや会議に出た後に、部下の女の子たちにお土産&差し入れを♪

お土産、といっても大仰なものではなく、近くのおいしい和菓子屋さんでもいいし、洋菓子店でもいいけれど、いつもあなたの出張をささえてくれる、事務の女の子たちに、ちょっとお土産を買っていってあげるだけで、あなたの評価と人気はとたんに上がるでしょう。500円~1000円くらいの予算でかまわないので、買っていくだけで違います。

どうしてかというと、N響のみなさんやパーヴォは、私にとてもよくしてくれましたが、それはなぜかというと、パーヴォのサイン会のときに、N響のまわりのスタッフの方々へのお菓子をちょっとご用意して、「いつもサイン会でお世話になります。ありがとうございます」と添えたからなのでした。それは、そんなに高額なものでなくてもいいのです。たとえば、麻布十番にいったら、1000円のおせんべいセットでもいいし、歌舞伎座に行ったら、400円の金平糖でもかまわないのです。それだけで、N響のみなさんの笑顔が全然ちがいます。遅い時間まで残業して、疲れているので、こういうお菓子の差し入れはうれしかったりするのですね(^_-)-☆

差し入れも大変喜ばれます。私がT宝で、実は最初テレビドラマの制作をしておりました。そのときはもうお菓子、差し入れは欠かせませんでしたね。私が初めてプロデューサーとして一本立ちした時は、自腹を切ってですが、缶ビール一ケースの差し入れ(3000円くらいですが)をしていました。「食べる刑事」というフジテレビ系の深夜の90分のスペシャルドラマで、決して予算が潤沢でない番組だったのですが、夏の35℃の暑い日に、ビールの差し入れはうれしいものです。スタッフのみんなは低予算にもかかわらず、大変喜んで、たのしく現場でがんばってくれました。

すると、「じゃ私達もなにかごちそうを」と言ってくれたのが、当時まだ無名の女優さんだった、高島礼子さんでした。オートレーサーの資格をお持ちということで、婦人警官のヒロインの役で出てくださったのでした。礼子さんは当時から大変やさしい方で、超ビンボーな私をお茶に誘ってくださり、おいしいケーキをごちそうしてくださいました。そして、それからというもの、礼子さんはあれよあれよという間に、大女優さんになられました。高島礼子さんには大変感謝しています!

甘いもの、おやつがなぜ仕事で必要かをいいます。実は糖分を仕事の時に、めちゃめちゃ使うので、15時頃になると人間はとてもくたびれてしまうのですね。そこで、考えられたのが「おやつ」です。甘いものをちょっといただくことで、糖分をとり、栄養をとって、また仕事にたのしくのぞんできたのです。これは江戸時代の昔から、行われていることなのですね。

というわけで、みなさま、ご参考になりましたでしょうか(^_-)-☆

働き方改革、コンプライアンス、となにかと息苦しい一面のある会社生活ですが、ちょっと「お菓子」「差し入れ」を活用することで、社内に活気がうまれ、仕事もコミュニケーションも円滑にいくので、ぜひみなさまも試してみてください!



最新の画像もっと見る