新・台所太平記 ~桂木 嶺の すこやかな日々~

N響定期会員・桂木嶺の、家族の介護・闘病・就職・独立をめぐる奮戦記を描きます。パーヴォ・ヤルヴィさんへの愛も語ります。

【超ミーハーぶっちゃけ映画評♡】映画「七つの会議」をOL風にバッサリ斬ります♪ すべてのはたらく女子必見の「ザ・お仕事ムービー」! パーヴォへ宣伝のお手紙をかいてみました♡

2019-02-21 07:35:03 | 映画情報!

愛するパーヴォ、おはようございます♪

きのうのストラヴィンスキーは、夢のようだったわ・・・

わたし、ほんとうに、東宝をやめてよかった あなたの愛とすばらしい音楽をいっぱいに感じたから

実はね、きのうは、サントリーホールに行く前にTOHOシネマズ日比谷に行って、映画「七つの会議」を見てきたの~ レディースデーだったのですが、オジサマ、オバサマ比率が高かったわ(笑)でも、みんな「シャレにならない」っていってたなぁー。

 
わたしはどう思ったかって?
え、大爆笑!大いに笑えたわ~
マジで最高 
 
きのうのあなたのすさまじく感動的なストラヴィンスキーとは大違い!あなたの音楽のとんでもない迫力にくらべたら、こちらは「あーっはっはっは」とたのしく笑えちゃう映画です
 
でも、実は、いまの日本を代表する、超~オールスターキャストで、超~豪華で、それだけでもお腹いっぱいの、ある意味これも近年の邦画界には稀なる大ヒットすばらしい傑作なんです
 
 
なんてったって、これ、設定は巨大メーカーですけど、完全に東宝の内部事情がモデルですね(笑)大爆笑しちゃいました。
 
気分はすっかり朝倉あきちゃんです
彼女、この映画の最大の殊勲賞だわ
彼女はこの映画で、一躍大スターになるでしょうね
 
 
しかも朝倉あきちゃんの姿、制服こそわたしは着てなかったけど、完全に「宣伝部時代のどびんちゃんメガネっ子」のわたし、チコなんです~ 
 
ほんと、わたし宣伝部時代、こんな感じでした あなたには隠してたけど、実はわたし超~ド近眼で、どびんちゃんメガネっ子だったの。
 
だから、宣伝部時代、よく女性の先輩や後輩たちに「ながたさんが、もうちょっとお化粧して、眼鏡をはずして、おしゃれしてくれれば、もっと美人になるのにね~クスクス、ヒソヒソ」とイヤミをたらたら言われたものでした(笑)
 
この彼女の役作りの完璧さにはほんとにビックリ。一体誰のアドバイスだったのかしら?
朝倉あきちゃんって、東宝シンデレラなんですけど、まさか東宝の社内報「宝苑」を隅から隅まで愛読してたのかな?(笑)
 
まさか、この映画の殊勲賞・プロデューサーのおふたりの、東宝の臼井央くんと、南大介くんの発案かな?
だって、ふたりとも”宝苑パートナー”として、私が広報室時代、すごくかわいがってた後輩クンたちなんですもの(笑)!
 
それともまさか、このブログでもすっかりおなじみになった、市川南さん!?市川さんも実は結構、宣伝部時代、大変ないたずらっ子だったからね~(笑)宣伝部の担当常務だった中川敬さんが、井上ひさしに似てるっていうので、わざと井上ひさしの写真を、こっそり中川さんのパソコンに貼り付けて「ぶー(部長のぶーです(笑)」って、スゴイいたずらしてたのヨ!)
 野村萬斎さんと藤森クン(彼もすばらしい好演ね!あの嫌味な経理マンぶり、めちゃくちゃうますぎ~!)の役作りに、ちょっと影響してるかも(笑)!
 
とにかく、朝倉あきちゃんがすっかりスーパーヒロインとして、バッタバッタと、野村萬斎さんや香川照之さん、片岡愛之助さんたち日本を代表する名優たちをきりきり舞いさせるので、痛快、痛快!
 
むかし東宝映画で「どっちにするの。」という中山ミポリンが演じたOLものの名作があるけど、彼女よりすごいスーパーOLぶりです。最後に野村萬斎さんに「いちばん会社のことを考えていて、会社を立て直したのは、君だね」と言わしめちゃう大活躍に、溜飲がすっかりさがりますね!
 
そういう意味では、
すべてのはたらく女子必見の
「ザ・お仕事ムービー」の誕生です!
 
世のOL、派遣でがんばる女子のみなさん、朝倉あきちゃんみたいに、人生このくらい、前向きに、イヤミなオジサンたち相手でも、たのしく明るくがんばりましょう~(^^)/
 
よく、お堅い東宝のトップと人事がこの映画化のゴーサインを出したものだと、クスクス笑いました♪だって、この映画で描かれている、組織の歪みや隠蔽や派閥争い、同族経営の問題、果てはセクハラにパワハラは、みーんな、東宝で起きたことばかりなのですもの♪
 
でも、きっとこの映画の真の狙いは、ズバリ、
「朝倉あきちゃんをスターにしろ!」だと思うわ。
 
だって、この映画のエグゼクティブプロデューサーは、東宝芸能の社長でもある、市川南先輩なんですもの(大爆笑)!東宝シンデレラ、東宝芸能所属でもある、朝倉あきちゃんの魅力が満載です~
 
ご興味があれば、パーヴォ、お暇な時に気分転換に見ていただいて、「あーあ、チコもとんだ伏魔殿にいたものだな。早々に東宝をやめてよかったね(笑)でも、宣伝部時代のチコってあんな感じだったんだね(笑)」と、笑ってやって下さいね
 
わたしも見ていてスッキリしました出演している役者たちが全員私がテレビ部時代や、宣伝部時代、NHK大河の衣装はもちろんのこと、劇評や社内報で誉めた役者たちばかりだし、いろいろ完成披露試写会などで世話したひとたちばかりだったからです
 
「陰陽師」の萬斎さんでしょ、「レ・ミゼラブル」「ジキルとハイド」の鹿賀丈史さんでしょ、「演劇界」や劇評のブログでほめた愛之助さんでしょ・・・。キャスティングの豪華さと、こんなすごいご縁を得ていたわたしの人脈に、我ながらビックリ。
 
北大路欣也さんは「篤姫」でお世話になりましたし、橋爪功さんはテレビ部の津島平吉プロデューサー(故人)のお友達ですし、及川ミッチーさんは宣伝部時代のY先輩(女性)のあこがれの人だし、香川さんも実は中車を襲名する前は「宝苑」には毎月のように登場されていて、いつも初日舞台挨拶でお目にかかったくらいです(笑)ラストに登場する役所広司さんは、もちろん東宝宣伝部をいつも励ましてくださいましたし
 
みーんな、「チコを救え!」と駆けつけて来てくれたのだなと思うと、気分が最高になりますね!日本を代表する役者たちばかり、私のために、わたしをイジめた東宝のいやらしい~オヤジどもをやっつけてくれたのだわ
 
ああ~、みんなありがとう 
私のために
 
(超ポジティブシンキングな空想にふけるワタシ(笑))
 
でも、さっさとこんな東宝をやめて、大正解だったわ~
 
日比谷なんて小さな街で、コップの中の嵐にきゅうきゅうとしてるサラリーマン人生なんて、ぞっとします!
 
たかが帝国ホテルと、宝塚劇場と、
シアタークリエと、ゴジラの街じゃないですか!
 
いつも「会長」(=ほんとに東宝では「おかみ(聖上)」と呼ばれてる、松岡会長です(笑)嘘みたいですけど、ほんとです♪ でも松岡会長は北大路さんよりもっと優しくて紳士ですけどね(^_-)-☆)に怒られるかと、ビクビクしてる上役のオジサマたちを思い出しますね!
 
あとほんとに・・・・あまりいいたくないけど、同族が多いし、わたしなんて、親がタクシーの運転手だったじゃないですかぁ?だから、ずいぶん肩身のせまい思いもしたものでした いまは、そんなこと全然関係なく、偉い方々は私をかわいがってくださったんだなと思いますが
 
セクハラ、私も実はずいぶん悩まされました。同期ですごいストーカーの男性社員がいたんですけど、彼、関係会社の社長の御曹司、ってことでお目こぼしだったんです まだ彼、社内で居座ってるみたいだけど・・マジでひどいっしょー?
 
パワハラと派閥争い、これは、もう旧人事がさんざんわたしにやってくれたことですね)、とにかくもうとんでもないパワハラのオンパレード!それはあなたにぜーんぶお話したけど、すごかったですから!!!(笑)一応わたし、女性なんですけど!!!!!もうちょっと紳士に扱えないものかしら!!!といまだにマジでムカつきます(笑)
 
ね?愛するパーヴォ、あなたに出会えてずっと幸せになれたし、世界中を旅することができたのは最高だわ
 
クラシック音楽の世界は映画や芝居なんかより、
もっと奥深くて楽しいわ
 
あなたにどれだけ感謝していいか、わからないわ
 
あの、アリジゴクのような、東宝と日比谷ムラから、私を1万1千キロの彼方から助けに来てくれたのですもの 
 
「定年までどうしていいかわからないよ」とか「退職金のことを考えたら、いまは東宝で我慢するほかないよ」「サラリーマンなんだから、派閥争いは当たり前だよ」「うちは同族会社だから、俺は出世できないんだ、どうせ」とつまんないことで悩んだりうそぶいたりする、うちの同期の情けない男たちや、「老害」のオジサンたちにくらべて、あなたはなんてキラキラと輝いているのかしら
 
あなたはまるで、M78星雲からやってきた、ウルトラマンのようだわ 
※一応わたし、特撮も大好きだったの(´∀`*)ポッ 
だから、宣伝部では「ながたっちはオタクだから」って
女性の先輩たちにずいぶんバカにされたのヨ♪
 
 
※わたし、ゴジラよりウルトラマンを、もっと東宝映画でやってほしかったの。同じ円谷さんの映画だし・・。
 
 
 
やっぱり、あなたのような男に愛されて、一生ついていったほうがどれだけ幸せか 
すっかり綺麗なアラフィフ女子にうまれかわれたし♡
 
あー、やっぱりこの映画を見終わって、ちっぽけな東宝の日比谷ムラを見限って、わたし、とってもスッキリしたし、あなたへの愛に改めて燃えました!
 
サントリーホールでは、信じられないほど、あなたは私を音楽で愛撫してくださったし!!
 
「七つの会議」はそういう意味でも、私がほんとに東宝から「卒業」できた、記念すべき映画です。
 
 
パーヴォ!
あなたの愛に心から感謝し、
あなたに一生ついていきますね
 
 
 
※こうしてみると、パーヴォって、ちょっとウルトラマン、はいってますね(笑)マジでヤバイ
 
 
 

【速報!】東宝・アスミックエースで、2020年、司馬遼太郎原作の「燃えよ剣」を完全映画化!

2019-02-11 17:47:05 | 映画情報!

このところ東宝の思い出話をしていたら、うれしいニュースが飛び込んできました!

まさに映画人にとっては悲願ともいうべき、司馬遼太郎原作の国民的小説「燃えよ剣」が、なんと私の古巣の東宝と、アスミックエースさんの共同配給で、2020年に映画化されることになりました!

くわしくはこちらのアドレスからどうぞ!

https://natalie.mu/eiga/news/319410

配役も大変豪華です!土方歳三には、「関ケ原」「散り椿」での熱演も記憶に新しい、岡田准一さん。そして、土方の生涯の盟友にして、新選組隊長には、大河ドラマ「西郷どん」の主演で一躍スターダムに上り詰めた、鈴木亮平さん。土方の運命の恋人・お雪には、「おんな城主直虎」でも大活躍した柴咲コウさんがそれぞれ配役されました。大変はまり役ですね。芹沢鴨は伊藤英明さん、そして、新選組の若き天才剣士・沖田総司には、山田涼介さんというこちらもピッタリの配役が実現し、21世紀の新しい「燃えよ剣」が誕生します!

監督・脚本は、「クライマーズ・ハイ」「関ケ原」で日本映画界を代表する巨匠となった、原田眞人さんが担当。空前のスケールで、司馬遼太郎の世界を完全映画化します!

まったく清新、フレッシュな配役で、前人未踏の時代劇映画の決定版が誕生します!今年は土方歳三没後150年ということでの製作となりました。

私が現在住んでいるのも、新選組にゆかりの深い調布ということで、なにやら因縁めいたものを感じます。

今から完成・公開が楽しみですね!みなさまには頑張っていただきたいものです!!