今日は、(株)Amazing Sports Lab Japan代表取締役社長兼CEOの浜田満さんにお会いした。かねてより直接お会いして、最も現在の奈良の状況や奈良クラブのことについてご相談させて頂きたかった方だ。浜田さんが奈良出身ということもあり、このお盆休みの帰省のタイミングで以前からお会いさせて頂くことを約束していた。
現在、ACミランやバルセロナの日本におけるマーケティング代理業をメインとしてその手腕を発揮されている浜田さんは、日本で最初に正規のバルセロナソシオ会員の窓口を作られた方。東京の渋谷に欧州サッカーセレクトショップFootball Labを持ち、両チームが来日する際のコーディネートや日本語版のオフィシャルサイトの運営、ミランポイントなどの日本での海外クラブのグッズショップのプロデュースなど幅広く受け持ち、時にはそのクラブのオフィスまで出向いて仕事をされている。それだけでなく、最近は母校でもある市立一条高校のスペイン遠征のコーディネートもされており、同時に奈良の現状を非常に気にして頂いていた。
今回、お会いさせて頂くにあたって話の焦点となったのはやはり奈良クラブの今後。上を目指して行くためにも“法人化”はもちろんのこと、資金集めのためのメディア露出も含め、きっちりとしたクラブ運営の基盤を作っていかないといけないということで、多くのアドバイスをご教授頂いた。
ただ、ここで問題になってくるのは、企業のサッカークラブという走り出しとは違い、普通のサッカー同好会のような母体しか持たない奈良クラブにとって、陣頭指揮を執ってクラブマネジメントを“ビジネス”というレベルで進めていける人物がいないということ。選手とサポーターがいるだけでは、現場は盛り上がるが、カテゴリーを上っていくに当たって、資金面や施設面での“クラブ力”が全く追い付かない。来季関西リーグDiv2に昇格したとしてかかる費用は現在の比にならないとも思えば、これは直近に抱えるべき大きな問題だなと改めて感じた。この面でクラブをコントロールすべき人材が必要不可欠なのだ。
では、どうすべきか?
やはり、現在クラブに関わっている人間たちで、法人化へ向けてのシナリオを描いていかなければならない。最初は無償でという形になろうが、外部から人材を呼び込んでそういう形作りを期間を決めて実践していかなければならない。いつからそれを実践していくのか?どういう形で進めるのか?ということを今からでもクラブ関係者が準備していかなければならないのだ。そしてこれは賛同できる人間として、選手、サポーターを問わず行っていくべきだが、個人的にはやはりここでサポーターがアイデアを出していくべきだなと感じた。
現在、サポーターとして賛同してくれている若者の中にもサッカービジネスを学んでいる子もおり、将来的にはクラブの運営面で寄与できればと考えてくれている。しかし、またそれとは違って、外部から全くのビジネスライクとしてクラブ業務に携わってくれる人材が必要であり、サポーターとそれとの“線引き”はまた改めてはっきりさせねばならないということも思う。
想像以上に道は険しいが、献身的にお話を聞いて下さった浜田さんのご協力やアドバイスを今後も引き続き頂けるならば、これはやっていかなくてはいけない。
その後、当初は予定していなかったが、YANAGI FIELDにご案内して柳本オーナーを紹介させてもらうこともできた。ちょうどスクールの真っ最中ということもあって、現場の様子をその目で見て頂くことができたのは良かったし、浜田さん自身も手がけるバルセロナのサッカースクールを定期的に日本で行う上で、奈良での良い拠点になり得るはずだとも思う。なんとか良い橋渡し役ができたかなとは思った。思えばここも奈良クラブの大きな拠点。YANAGI FIELDとも連携を取りながら双方に効果的なシナリオを描ければベストだろう。
さて、使命は増えた。“奈良クラブ法人化計画”。このシナリオを描き、実践に移していくためにも、改めて皆で一からクラブのことを考えてみた方が良さそうだ。そういう意味では有意義な出会いをさせて頂いたと思うし、今後とも大きな力になって頂けそうだ。
こちらの場をお借りして本日のお礼を述べると共に、今後とも浜田社長のご尽力を頂きながら進めて行ければと思います。
浜田さんのブログ「本当にサッカー業界で働きたい人へ」
http://ameblo.jp/aslj/
サッカー瞬間誌「サポティスタ」上での浜田さんのインタビュー<上>
http://supportista.jp/column/39
サッカー瞬間誌「サポティスタ」上での浜田さんのインタビュー<下>
http://supportista.jp/column/40

この子供たちが将来奈良クラブでプレーすることを夢見る
そんな環境作りを今から考えていかなければ奈良クラブの今後はない
現在、ACミランやバルセロナの日本におけるマーケティング代理業をメインとしてその手腕を発揮されている浜田さんは、日本で最初に正規のバルセロナソシオ会員の窓口を作られた方。東京の渋谷に欧州サッカーセレクトショップFootball Labを持ち、両チームが来日する際のコーディネートや日本語版のオフィシャルサイトの運営、ミランポイントなどの日本での海外クラブのグッズショップのプロデュースなど幅広く受け持ち、時にはそのクラブのオフィスまで出向いて仕事をされている。それだけでなく、最近は母校でもある市立一条高校のスペイン遠征のコーディネートもされており、同時に奈良の現状を非常に気にして頂いていた。
今回、お会いさせて頂くにあたって話の焦点となったのはやはり奈良クラブの今後。上を目指して行くためにも“法人化”はもちろんのこと、資金集めのためのメディア露出も含め、きっちりとしたクラブ運営の基盤を作っていかないといけないということで、多くのアドバイスをご教授頂いた。
ただ、ここで問題になってくるのは、企業のサッカークラブという走り出しとは違い、普通のサッカー同好会のような母体しか持たない奈良クラブにとって、陣頭指揮を執ってクラブマネジメントを“ビジネス”というレベルで進めていける人物がいないということ。選手とサポーターがいるだけでは、現場は盛り上がるが、カテゴリーを上っていくに当たって、資金面や施設面での“クラブ力”が全く追い付かない。来季関西リーグDiv2に昇格したとしてかかる費用は現在の比にならないとも思えば、これは直近に抱えるべき大きな問題だなと改めて感じた。この面でクラブをコントロールすべき人材が必要不可欠なのだ。
では、どうすべきか?
やはり、現在クラブに関わっている人間たちで、法人化へ向けてのシナリオを描いていかなければならない。最初は無償でという形になろうが、外部から人材を呼び込んでそういう形作りを期間を決めて実践していかなければならない。いつからそれを実践していくのか?どういう形で進めるのか?ということを今からでもクラブ関係者が準備していかなければならないのだ。そしてこれは賛同できる人間として、選手、サポーターを問わず行っていくべきだが、個人的にはやはりここでサポーターがアイデアを出していくべきだなと感じた。
現在、サポーターとして賛同してくれている若者の中にもサッカービジネスを学んでいる子もおり、将来的にはクラブの運営面で寄与できればと考えてくれている。しかし、またそれとは違って、外部から全くのビジネスライクとしてクラブ業務に携わってくれる人材が必要であり、サポーターとそれとの“線引き”はまた改めてはっきりさせねばならないということも思う。
想像以上に道は険しいが、献身的にお話を聞いて下さった浜田さんのご協力やアドバイスを今後も引き続き頂けるならば、これはやっていかなくてはいけない。
その後、当初は予定していなかったが、YANAGI FIELDにご案内して柳本オーナーを紹介させてもらうこともできた。ちょうどスクールの真っ最中ということもあって、現場の様子をその目で見て頂くことができたのは良かったし、浜田さん自身も手がけるバルセロナのサッカースクールを定期的に日本で行う上で、奈良での良い拠点になり得るはずだとも思う。なんとか良い橋渡し役ができたかなとは思った。思えばここも奈良クラブの大きな拠点。YANAGI FIELDとも連携を取りながら双方に効果的なシナリオを描ければベストだろう。
さて、使命は増えた。“奈良クラブ法人化計画”。このシナリオを描き、実践に移していくためにも、改めて皆で一からクラブのことを考えてみた方が良さそうだ。そういう意味では有意義な出会いをさせて頂いたと思うし、今後とも大きな力になって頂けそうだ。
こちらの場をお借りして本日のお礼を述べると共に、今後とも浜田社長のご尽力を頂きながら進めて行ければと思います。
浜田さんのブログ「本当にサッカー業界で働きたい人へ」
http://ameblo.jp/aslj/
サッカー瞬間誌「サポティスタ」上での浜田さんのインタビュー<上>
http://supportista.jp/column/39
サッカー瞬間誌「サポティスタ」上での浜田さんのインタビュー<下>
http://supportista.jp/column/40

この子供たちが将来奈良クラブでプレーすることを夢見る
そんな環境作りを今から考えていかなければ奈良クラブの今後はない
いくら今、良いチームを作ったとしても、いつまでも同じ選手がプレー出来る訳ではなく、選手は入れ替わる事が前提なので、奈良で持続的にプロチームの運営先を成り立たせる為には、しっかりとした母体組織作りは重要な問題だと思います。
そして出来ればチームの運営に関しては選手ではなく、運営に携わる人間(現状ではサポーター側)が支えるべきで、選手には強くなる事に集中してもらえる環境を作れる事が理想なんだと思います。
将来的にどういうクラブを目指すのかと言うビジョンがあれば、そこから逆算して、何をすべきかと考えて行くしかないと思うんですが、詳しくありませんが、株式会社化すると言う事であれば、今はそれほどハードルは高く無いのではないのでしょうか。サポーターが株主になると言う事であれば資金集めにもなるのではないでしょうか。
いずれにしても、資金集めが一番のネックになりそうですね。関西リーグdvi2を戦うのに、どれぐらいの費用が必要なんでしょうか?スポンサーと言っても、関西リーグdvi2時点での宣伝効果はそれほど大きくないでしょうから、奈良クラブを支援する時だけアホになるスポンサーが必要ですね。
大きくなくても地元密着の会社であれば貢献したいと思ってくれる所はあるような気もします。すでに実績も少しあるので、説得出きれば良いんですが。
コメントありがとうございます。
株式会社化だけでなく、NPO法人、そして2年前の会社法の改正によって可能となった合同会社化という選択肢があります。
現在では理屈で言えば会社の設立は非常に少ない30万ほどの資本金でも可能です。
早速、応援して下さっている税理士の方とも相談して、共に準備委員会を発足させる話を進めています。
私はそちらのエキスパートではないので、やはりそれぞれ専門性を持った方で固めていきたいなと思っていますし、まずはどういった形態で法人化していくのかも含めて、将来のビジョンを明確に設定して話し合っていきたいなと思っています。
関西リーグでは法人化されていないクラブはわずか3クラブほど。
まず県リーグとは登録費用も違いますし、遠征費がバカになりません。遠方では淡路島で試合を行うこともあり、現在のように選手が実費で試合会場に向かっているようでは望ましくありません。
サポーターが株主というか資本投資を小口でしていく市民球団的なスタンスも選択肢の一つだと思いますが、とにかく8月中には1度準備委員会のミーティングを開きたいですね。
資金集めという意味においても、奈良県内において認知度を高めていく必要があるでしょうね。奈良テレビなんかにお願いして、奈良クラブを紹介するワンコーナーなんかできないもんでしょうかね。
スポンサーもすしさんが仰ってるように、地域密着の企業を草の根的にお願いしていくのがいいような気がします。
蛇足になりますが、ご存知かも知れませんが「Jリーグクラブをつくろう!」(秋元 大輔 著 ノースランド出版)という本があって、全国のJリーグを目指すクラブが紹介されています。各クラブのそれぞれのスタンスにあった運営方法等が良くわかって、面白い本です。私は、以前ちょっとお話したかもしれませんが、市役所の職員提案でJリーグを目指すサッカークラブ設立という提案をした時、とても役に立ちました。(提案そのものはボツになってしまいましたが…)
試合そのものは未だ観にいくことかなわず、残念な思いをしていますが、運営等できることがあれば微力ながらお助けできればなと考えています。
コメントありがとうございます。
「Jリーグクラブをつくろう!」は発刊と同時に読ませて頂きました。各地の取り組みが多く紹介されていて、非常に参考になりました。
確かに現状ではNPO法人化がベターかもしれません。
奈良テレビへなどのメディア露出も非常に今後大事になってきますね。
まよなかさんのお力添えを頂ければと思っておりました。改めてメールをお送りいたしますので、今後話し合いの席上にいらして頂けませんか。