あるBOX(改)

ボクシング、70年代ロック、ヲタ系、日々の出来事などをウダウダと・・・

声優の本多知恵子さん逝去

2013年02月28日 | アニメ・特撮
声優・ナレーター事務所の青二プロ公式HPから発表がありました。

声優の本多知恵子さんが、通院加療中のところ薬石効なく、多発性ガンの為 平成25年2月18日 永眠されたそうです。

まだ40代。亡くなるには早すぎます。

代表作を眺めると

・重戦機エルガイム(ファンネリア・アム) 
 キャラクター・デザイン:永野護
 盗賊だったがダバに惚れ、ダバと行動を共にするようになったキャラクター。
 前番組のダンバインに比べ、アッサリしたキャラデザに違和感はあったが、
 スレた娘な反面、惚れたダバに対しては乙女な部分も見せるアムは印象深かったなぁ。
 


・機動戦士ガンダムZZ(エルピー・プル、プルツー)
・ガルフォース(アミィ)
・冥王計画ゼオライマー(氷室美久)
・キテレツ大百科(野々花みよ子[2代目])
・きまぐれオレンジ☆ロード(春日くるみ)
・宇宙の騎士テッカマンブレードII(ナターシャ・パブロチワ/テッカマンベスナー)
・ああっ女神さま(本田智恵子)
・花の魔法使いマリーベル(マリーベル・フォン・デカッセ)
・平成犬物語バウ(犬神さやか)
・アキハバラ電脳組(豪徳寺じゅん)
・地獄先生ぬ~べ~(葉月いずな)
・機動新世紀ガンダムX(エニル・エル)
・サイレントメビウス(闇雲那魅)
・少女革命ウテナ(薫梢)
・ToHeart2(柚原春夏)
・ツバサ・クロニクル(千歳)
・Cosmic Baton Girl コメットさん☆(メテオ)
・グレネーダー~ほほえみの閃士~(天子)

「ああっ女神さま」は作者の藤島康介氏が本多さんのファンで、一字違い登場人物を出しちゃったそうな(読みは同じ)。
そんで、声は本多さんが当てて「勝手に名前を使わないでよねっ」なんて歌まで出来ちゃったそうな。
なんか、元祖ツンデレなタイトルの曲じゃないか・・・。

そして
「少女革命ウテナ」の薫梢ちゃん・・・。



うわぁあああああああああああああああああああああああああ!
梢ちゃんの声の人だったんだあああああああああああああああ!
「薬石効なく」なんて言葉、大っ嫌いだ!!!!

「ウテナ」は主人公役の川上とも子さんも亡くなっているというのに、
魅力的な女の子を演じた女性声優さんが続けて逝去されてしまったじゃないか!

本多さんが演じた薫梢は、主要人物・薫幹の双子の妹。

「みんな消えてなくなれ。私と幹以外は、すべて醜いんだから!」



容姿はソックリだが、髪は幹に比べ外ハネ。
幼い頃は並んでピアノを弾き、それが幹の最も美しい思い出なのだが、梢はピアノをやめ、ふしだらっ娘になってしまった。
兄妹は不仲に見えるが、「私と幹以外は・・・」のセリフ通り、幹に対し非常に屈折した強い愛情を抱き、
幹が常に自分の事を考えるよう、幹の嫌がるようなチャラ目の彼氏と付き合うような面も持ち合わせ・・・。

幹の腰を抱いて馴れ馴れしく接するホモっぽい教師が階段から突き落とされた時、まっさきに疑われたのは梢だったが
否定も肯定もしないその表情と息遣いは、堪らないものがありました。



「オレンジロード」の妹役も演じてらっしゃったんだな。
あれも小悪魔的なコだったよな・・・。

本当に魅力的な女子の声を演じられた方でした。

本多知恵子さんの御冥福を心よりお祈り致します。

絵本「注文の多い料理店」を借りる

2013年02月27日 | 生活
宮沢賢治絡みで。
冨田×ミク絡みで。
図書館で絵本「注文の多い料理店」を借りました。

絵を選ぶのに気を使いましたね。
怖すぎてもなんだし、島田睦子さんという人の絵が程良かったのでチョイス。
文も漢字が多すぎるのは避けましたわ。

有名すぎる賢治の童話。



森に狩猟にやってきた青年二人が、迷った先で一軒のレストラン「山猫軒」を見つけ、入っていく。
連れていた猟犬は、既に2匹とも森の夜の恐ろしさに泡を吹いて卒倒していた。
店内には「当軒は注文の多い料理店ですからどうかそこはごしょうちください。」という注意書き。
これを2人は「はやっている料理店で、注文が多いため支度に手間が掛かる」と思い込んで扉を開ける。
次は「髪をとかして、履き物の泥を落とすこと」という注意書き。
以後、扉を開けるごとに2人の前には「金目のものを取る」「服を脱ぐ」など注意書きが現れる。

扉と注意書きの多さを2人が怪訝に感じたとき、
「いろいろ注文が多くてうるさかつたでせう。お気の毒でした。もうこれだけです。どうかからだ中に、壷の中の塩をたくさん よくもみ込んでください」
という注意書きが現れた。

二人は顔を見合わせ、ここまでの注意書きの意図をやっと理解。
これまでの注文は、全て2人を料理の素材として食べるための下準備であったのだ。



気付くと、戻る扉は開かない。前の扉からは目玉二つが鍵穴から見つめている。
あまりの恐ろしさに二人は身体が震え、言葉も出ずに泣き出してしまう。

そのとき、後ろの扉を蹴破って、猟犬2匹が現れ、先の扉に向かって突進していく。
格闘するような物音が聞こえたあと、気が付くと屋敷は跡形もなく消え、2人は寒風の中に服も失って立っていた。
そこへ山の案内人が現れ、二人は助かったのでした・・・。

そんなお話。

まぁ、解釈はあるでしょう。
でも、私は「童話なんてワケわからず、不条理なもの」と思ってますし。
ファンタジーの頂点とも考えてますから。

もう、「ナンダカワカラナイ」事を楽しむだけですよね。
私自身、子供の頃そうだったし。
ちびスケにも、そういう楽しみ方をして欲しいと思いましたが・・・

やっぱり反応は少なし。
情操教育が足りなかったかなぁ・・・。

親が「読ませたい」って思う本を子供は熱心に読んでくれないんだよなぁ・・・。

まぁ、私なんてチビすけの年齢じゃ少年ジャンプの「ハレンチ学園」読んでましたからねぇ(笑)。

絵本「しあわせの王子」を借りる

2013年02月26日 | 生活
図書館で借りました。
うちのチビすけに読ませようと思いましてな。



なぜかと言うと、「ドキドキ!プリキュア」に登場したからなんですな。

主人公・マナが「人のために自分をすりへらす」として
親友・六花が「この幸福の王子!」と叫ぶシーンがありましてな。



そして、怪物ジコチューが現れた時、皆を連れて逃げるように頼まれるも
「私はあなたのツバメにはなれないの!?」と生身の身体でキュアハートの援護を申し出たシーンもありましてな。

「ここで童話『幸福な王子』(The Happy Prince)が出てくるか!?」と驚かされたんですわ。

たしか、悲しい童話だった記憶があったので、ネットで調べたら作者はオスカー・ワイルドだったのね。
そりゃ皮肉で悲しい話になるわ。

「幸福な王子(しあわせの王子)」のあらすじは・・・

ある街に「幸福な王子の像」が立っており、両目には青いサファイア、腰の剣の装飾には真っ赤なルビーが輝き、体は金箔に包まれていて、心臓は鉛で作られていた。美しい王子は街の人々の自慢だった。

渡り鳥のツバメが旅に出る前に王子の像の足元で寝ようとすると突然上から大粒の涙が降ってきた。
台上から見える不幸な人々の存在に心を痛めた王子は自分の宝石をあげてきて欲しいとツバメに頼み、ツバメは剣を装飾するルビーを病気の子供がいる貧しい母親の元に持ってゆく。

「もう私はもう南の国に渡らなければなりません」というツバメに
「もう一度だけのお願いだ」と王子は頼み、両目のサファイアを幼いマッチ売りの少女ら貧しい住人へと運ぶ。

そして
南に渡る事を諦めて王子の元に残る決心をしたツバメは街中を飛び回り、両目をなくし目の見えなくなった王子に色々な話を聞かせる。
王子はツバメの話を聞き、たくさんの不幸な人々に自分の体の金箔を剥がし分け与える・・・。

今回借りてきた絵本の挿絵は「いもとようこ」さん。



普段はほのぼの可愛い絵を描く人だが、さすがにこういうストーリーでは絵柄が変わってますね。

いつもの絵柄よりツバメも少しスマートな姿をしています。

ストーリーは続きます。

やがて冬が訪れ、金箔が剥がれた王子はみすぼらしい姿になり、ツバメも次第に弱っていく。
ツバメ「もうお別れです」
王子「南の国へ行くんだね?」
ツバメ「いいえ、死の国です」

ツバメは王子にキスをして彼の足元に落ちて力尽きる。その瞬間、王子の鉛の心臓は悲しみの音を立て二つに割れてしまった。
みすぼらしい姿になった王子の像は心無い住人によって柱から取り外され、溶鉱炉で溶かされたが鉛の心臓だけは残り、ツバメと一緒にゴミ溜めに捨てられた。

しかし神様は王子の鉛の心臓と死んだツバメを救い、王子とツバメは天国で永遠に幸福になった。

・・・めでたしめでたし、なんだか。

最後だけ救いを盛り込んだ、皮肉と哀愁まみれの悲しい話じゃないか・・・。

ちびスケと読みながら、私は殆ど泣いてるじゃないか。
ちびスケは「ふ~ん」ってな顔してるじゃないか。(情操教育が足りなかったかなぁ・・・)

まぁ、童話なんてのはハッピーエンドばっかりじゃないからな。
不条理で悲しいものも多いからな。
それも童話の素晴らしいトコロだしな。

「ドキドキ!プリキュア」は、どうなるのか?
六花はマナの足元で力尽きるのか?
マナ=キュアハートは自己犠牲の末にボロボロになってしまうのか?

いや、プリキュアにはもっと仲間がいる。
キュアロゼッタもいる。キュアソードもいる。妖精たちもいる。
六花もキュアダイヤモンドになったじゃないか。



マナ=キュアハートの宝石の瞳と輝きも、
けっして擦り切れる事もないだろう。

そう願いながら、日曜の朝を迎えよう。

冨田勲版「展覧会の絵」CDをやっとフルで聴いた

2013年02月25日 | 邦楽
飛行機内の聴診器みたいなイヤホンで、
癒しの音楽聴きながら緊張を和らげ、
眠って行こうと考えたある帰郷の日。

しかし耳から聞こえてたのは荘厳なシンセの音。
冨田勲さんが一人で全部こしらえたキラキラしたサウンドに
目も覚めて、むしろ興奮してしまった懐かしい記憶

「やっぱり世界のTOMITAすげえ」「こりゃ全編聴かなきゃいかんわ」と思いながら数年

その間、ミク×冨田など刺激的なイベントもあり
やっと今回「TOMITA版展覧会の絵」をフルで聴いた。



感想は
「やっぱTOMITAすげえ」

音が右へ左へ交互に動き回る。
サラウンド、4チャンネル・・・なんて言葉が頭に浮かぶ。

70年代で実践してたのよね、冨田先生は。
立体的で、色彩的な音世界を。

そして「卵のからをつけたひなの踊り」
猫の声(もちろんシンセ)も交え、ユーモラスに演出。

最後はコントのオチのようなエンディング。
冨田先生に言わせると、手塚マンガの「ヒョウタンツギ」のイメージとの事。

冨田先生は、手塚アニメの歌を手掛けた縁もあり、大きな影響を受けているそうな。

そして「キエフの大門」で劇的なクライマックス。
いやぁ、やはり素晴らしくスケール大きなアルバムだ。

RCAレコード(US)「月の光」に続く全編シンセの第二弾。
やはり1975年8月16日付けビルボードのクラシカル・チャートで1位にランクされている。

RCAは、ワルター・カーロスの「スイッチド・オン・バッハ」を手掛けた人物が所属するレコード会社。

冨田さんは闇雲に音源を持って行ったんじゃなくて、計算ずくで交渉したんだな。

その辺の戦略も只者じゃないんだよなぁ・・・。

・・・で、やっぱり衛星(ケーブル)チャンネルでもフジTVはやってくれてる

2013年02月24日 | ボクシング
フジテレビONE ダイヤモンドグローブ黄金伝説は時々凄いカードを見せてくれるよね。
#30~タイトルマッチ列伝1998年前編~なんて

1998/03/09 日本J・バンタム級タイトルマッチ 松倉義明vs名護明彦
1998/03/29 日本J・ライト級タイトルマッチ  コウジ有沢vs畑山

・・・だもんね。

名護明彦vs松倉義明の強打戦を久々に見て、やはり凄いと思いましたよ。
名護はパンチを振り抜くし、足を使いつつも相手が前に出てきたらガンガン迎え撃つし。

結果は
挑戦者で1位の名護が、チャンピオン松倉を序盤から薙ぎ倒し、食い下がる王者を9回2分57秒で強烈にKO。
 
ここ一番で見せる名護のスピード、強烈な右フック、軽快なフットワーク。そして距離勘。

世界のホープと一気に期待されたが、途中で輪島さんに指摘された通り「プロとしての欲」に物足りなさも感じた。
圧倒的にリードしながらも、途中で手数が減って足で捌くシーンが増え、王者の回復を助けている感もあり。

最後フィニッシュとなった擦れ違いざまの左ストレートにしても、「倒さなければ勝てない」と松倉が前進して打って来たからこそ当たったパンチ。

名護の魅力とマイナス要素の両面が詰まった試合。
世界に届かなかった名護の「その後」を考えると印象深いなぁ・・・。

そして
1998年3月29日 両国国技館
日本Jライト級タイトルマッチ10R

王者・コウジ有沢(草加有沢ジム) VS WBA3位・畑山隆則(横浜光ジム)

異例の日曜昼間に全国生放送された日本タイトルマッチ。
「史上最高の日本タイトルマッチ」と言われたこの試合。

そりゃ伝説の「ピストン堀口vs中村金雄」「白井vs堀口」などのスタジアム級の試合とは比較できませんが、これほど盛り上がった日本タイトルも近年ないでしょう。

期待にたがわず、試合は世界戦線生き残りを掛けて序盤から壮絶な打撃戦。
コウジ有沢、畑山隆則ともに無敗。
畑山が勝てなかったのはチェ・ヨンスの世界王座に挑んで引き分けになった1戦のみ。
「真の世界挑戦者決定戦」ですよ。よく組んだもんですよ。
会場は後楽園ホールじゃ狭い・・・とばかりに両国国技館です。さらに双方ファイトマネーは5百万円。勝った方にはもう5百万円追加、そして商品の車まで!

やっぱこれくらいじゃなきゃいけません。

気合が入り過ぎてるのか、やや硬いコウジに対し、縦横無尽にリングを使い、左リードもジャブ・フックと多彩に繰り出す畑山。

畑山の「出入り」は凄い。コウジの実直な攻勢も。
畑山のコンビネーションは上下に打ち分けられ、左フックもダブル・トリプルと繰り出される。
そして右も唐突に振りぬかれ、コウジは対応し切れない。打ち返して意地を見せる形だ。
9R、さすがのコウジにもダメージが見えるが、気力は充分。
攻めに転じるはずだったが、さすがに抜け目のない畑山、左ボディーを打ち込んでコウジの背中を折り曲げる。
後退したコウジに右フックからワンツーを浴びせると、ついにコウジはダウン!

立ち上がったコウジだったが、畑山は猛ラッシュ!
クリンチに出るコウジをコーナーに追い込んで連打! 
 
内田正一レフェリーが間に入り、激戦は終わった。

計算高さと、(栄えある勝者だからこそ許される)少しばかりの傲慢さを窺わせる畑山の勝利者インタビュー。
いま見ると「予想以上に苦戦しました。コウジさんは良くやったと思います」なんて良く言えたもんだなぁ・・・。

それはともかく。
国内最強を決める「当たり前の戦い」が、なかなか行われない日本のボクシング。

そんな国内拳闘界で、この試合は奇跡のように光り輝いていると思います。

そんな試合を再放送してくれるフジTVさん有難う。
マンネリ放送しか出来てないG+さんは見習って欲しいよ。

フジテレビ社長 村田諒太の入社を否定

2013年02月23日 | ボクシング
ど~なってんの?

今月22日、フジテレビの2月度定例会見が東京・台場の同局で開かれたのだが。

同社の豊田皓社長はロンドン五輪のボクシング男子ミドル級金メダリストの村田諒太(27才/東洋大職)のフジTV入社報道を否定したのだ。

一部のメディアで、プロ転向を志望している村田選手がフジTV社員としてプロデビューを目指すと報道された事について、豊田社長は「村田さんは私どもの会社に入るという話はありません」と全面否定。

「どっから(そんな話が)出てきたのかわからない」と首を捻ったというのだ。

いやいやいや、
それ前提で色々ブログのネタにした私こそ「どうなってんの?」と首を傾げたい。

水面下で進んでたのをスッパ抜かれて否定したのか?
そもそも、ハナからそんな話は無かったのか?

村田選手も困惑モノだろう。
なんとかして、どっかで真相を語ってほしいモノだ。

大江麻理子アナ、涙の「モヤさま」卒業発表

2013年02月22日 | 芸能
4月1日付で米ニューヨークに赴任する事が決まっているテレビ東京の大江麻理子アナウンサー(34才)が、10日放送の「モヤモヤさまぁ~ず2」内の終盤、「3月いっぱいで番組を卒業することになりました」と報告した。

その間にも大江アナの目は潤み、泣き始めてしまい、
「さまぁ~ず」三村も、もらい泣き。
「俺は大江が思っている以上に大江のこと好きだからな」とエールを送ると、大江アナは殆ど大泣き。



「まだ泣くような段階ではないんですけど、大好きな番組である『モヤさま』をいったん卒業して、また勉強をし直すことにしました。知らないことがたくさんありますし、もっともっとみなさんのお役に立てるように修業してこようと思っておりますので、みなさんこれからも見続けていただければと思います」と挨拶する大江アナ。

「さまぁ~ず」大竹も「俺も泣きそうだよ」と目を紅潮させ、もう一人の「相棒」との別れを惜しむ格好。

大江アナは4月1日付で「テレビ東京アメリカ」のニューヨーク本社に出向。
早朝番組「ニュースモーニングサテライト」(月~金曜午前5時45分~)の現地キャスターとして、取材活動なども行うという。

報道志向とも言われた大江アナの成長を願いたいが、
いかん、私も泣きそうです!!

・・・とは言え、フジTVのダイヤモンド・グローブは面白いカードを放送

2013年02月21日 | ボクシング
メダリスト村田がフジTV専属でプロ転向すると聞き
背後に大手広告代理店の存在が囁かれてる・・・なんて噂も耳にして
色々と不安な気分になったのだが
※CMとか契約させられそうだなぁ。タレント扱いにもされそうだなぁ・・・。

ゴールデンタイムの世界戦生放送は、「へナロ・エルナンデスvs渡辺雄二」が最後となり。以降、ゴールデンタイム放送はついえた状態。

まぁ、深夜とはいえ「ダイヤモンドグローブ」は唯一残っている地上波の定期放送なんですけどね。
※ほかはランダム放送だったような・・・

ただ、ここ数ヶ月は面白い試合が続いている。

2012年10月8日 後楽園ホール
ダイヤモンドグローブ 日本ミドル級タイトルマッチ
「湯場忠志 VS 佐々木左之介」は
王者より10才若い佐々木が初回から思い切って前へ出て、湯場も迎え撃つ面白い展開で。
相手の勢いに煽られたように見えた湯場だが、左ストレートを出鼻にヒットさせると連打で攻勢。
この連打の中に左ボディを交えるトコロが、ベテランらしくて、またニクイ。
佐々木の勢いか、湯場のカウンターか・・・で一方のペースになりきらない試合だったが
第4R、王者をロープに追う挑戦者が右を顎に打ち込むと、湯場選手ダウン!
大番狂わせで新王者誕生。
佐々木はビックマウスも炸裂させつつ、「次は1位の胡選手」と国内の強敵を順に倒す姿勢を見せた。

正直、淵上誠が佐藤幸治をKOした時ほどの感動は無かったが
(あの「雑草の粘り」は涙ものでしたよ。あれもダイヤモンドグローブでした。フジTVさん有り難う)、
それでも衝撃の結果だった。


2013年2月11日 後楽園ホール
日本ミドル級タイトルマッチ
佐々木左之介 VS 胡 朋宏 (日本同級1位)

その佐々木が胡を迎えた初防衛戦。
やはり王者だからと守に入る気さらさら無し。果敢に攻めて面白い打撃戦に突入。
しかし、重いジャブから右フックを合わせて佐々木の身体を一瞬硬直させた胡は、好調な出足。
そこで、自ら「試合の中でスタイルが変わる」と言う佐々木、右アッパーで感触を掴むと、同パンチを連発。
相手がアッパーを警戒すると右フックを外から振って威嚇する。
やはり面白い選手だ。

閃きの佐々木と堅実な胡の対戦。
重く正確なジャブからワンツー・左フックでセオリー通りの攻撃が有効な胡、佐々木はダメージを蓄積させている印象。ワイルドに振る分、バランスとスタミナに不安が見え始めた中盤。
挑戦者が強烈な左フックをヒットさせ、チャンスの連打を正確に叩き込み、佐々木はロープ際にダウン!
追撃もシビアで、レフェリーも溜まらずストップ。
タイムは第6ラウンド47秒。胡がTKO勝ちして新チャンピオンへ。
胡はボディワークがあれば、もっと面白い存在なれるかも。
佐々木も、まだ若いので再浮上を期待したい。



そして、胡vs佐々木とダブルタイトルマッチで行われたのが
「日本スーパーライト級タイトルマッチ」
岩淵真也 VS 細川バレンタイン
これも面白い試合だった。

序盤はハーフ細川が身体能力を駆使。
前に出るサウスポーの岩淵、ガードは低いがジワジワと圧力アップ。
細川は思い切ったパンチが出せない。

細川の誤算は「いきなりの右」が思ったほど当たらなかった事か。
この王者、ギクシャクした動きだが、意外と相手の直撃弾を食わない。
失礼ながら、けっこう防御感イイのかも。

中盤、王者が一段と攻勢を強めた。
やや細川のスタミナが切れたところで、岩淵の連打。ボディ打ちも、なかなか上手い。
叩き切るような右フックは、さすが草加有沢ジム。飯泉健二を思い出す。
細川もボディワークで追撃を躱すが、反撃の手数が足りない。

第8R、試合は大きく動いた。
出鼻に左ストレートをカウンターされた細川がダウン!
あまりカウンターパンチと縁の無さそうな岩淵だが(←だから失礼だっての)
このパンチは鮮やかだった。
立った細川に一気のラッシュ!これも息もつかさぬ攻撃で、エンジンの回転数を爆発的にUPする様はコウジ有沢を思い出す。
たまらず試合をストップするレフェリー。さすが草加有沢の選手だ!

岩淵は一見して身体が固く、ガードも低いが、けっこう上体を振って相手の直撃弾をしのぐ上手さが見える。
この機能を向上し、攻撃にスムーズに繋げれば、もう一皮向けるかも。

勝者インタビューで「東洋挑戦」を望んだ王者。そこから世界ランカー戦にステップアップするのもイイだろう。

やはり日本王者と1位挑戦者の試合は面白い!
放送してくれて有り難う、フジTVさん!

日本ボクシング界、4団体公認へ

2013年02月20日 | ボクシング
きましたよ!パンドラの箱が開けられましたよ!

2/18、都内のホテルで日本ボクシングコミッションから正式発表あり。
「4月1日からWBO(世界ボクシング機構)を承認、加盟する」との事。

JBCによれば、それと並行してIBF(国際ボクシング連盟)も同時期に承認、加盟することも決定。

これで
WBA(世界ボクシング協会)
WBC(世界ボクシング評議会)
WBO(世界ボクシング機構)
IBF(国際ボクシング連盟)
・・・という主要4団体の国内世界戦の開催が認められる事になった。

2/17にJBCと会合したWBOのフランシスコ・バルカルセル会長は歓迎の意を表明。(そりゃそうだ)
さっそく多数の選手がWBOランキングに入る模様。

日本プロボクシング協会の大橋秀行会長も「WBO王者には強いイメージがあります。1日も早く日本人王者を誕生させたい」とコメントし、相思相愛の船出。(そりゃそうだ)

さてさて
今後は4団体となり、世界戦が乱立する可能性もあるが。
そのため、挑戦者資格の条件をつくり、WBO・IBFの承認後の一定期間、その挑戦者資格や試合の検証を行ってチェックしていく方針だそうな。

まぁ「日本王者・東洋王者経験者」とかの基準らしいが、それだと「日本奪取、即返上」で韓国に渡って敵地挑戦の惨敗を繰り返していた80年代と変わらないんだよなぁ・・・。

選択肢が増えた事で関係者からすればホクホクだろう。
亀田兄弟は「3兄弟同時世界王者も可能」と喜んでるし。
井岡は、WBA保持したままWBOかIBFと「統一戦」なんて見栄えの良い興行が打てる。(そしてローマン・ゴンサレス戦はウヤムヤ)
メダリスト村田だって、4団体のうち一番狙い目の王者を狙う事が可能になる。

たとえ日本のジム所属の世界王者が増えても、飽和状態なうえに価値下落で人気の上昇には期待が薄い。
※まぁ、「長谷川穂積がWBOかIBFのSバンタム挑戦」なら認めますが・・・

「暫定王者は世界王者にカウントしない」「WBAに関してはスーパー王者がいる階級の正規王座挑戦は認めない」など、規定も必要なのでは?(100%ありえないと思うけど)

「4団体のうち強い選手が日本に来る」・・・なんて、夢のまた夢だと思いますよ。

まぁ、新米王者で「海の物とも山の物とも分からないが、狙い目かも」と思って挑戦したら、とんでもなく強くて、あとあと超一流王者に成長した・・・なんて事はあるかも知れませんがね。

井岡vsゴンザレス王座統一戦は入札延期

2013年02月19日 | ボクシング
「あ~あ」と言うか
「やっぱり」と言うか。

WBAライトフライ級王者の井岡一翔と同級スーパー王者のローマン・ゴンサレス(ニカラグア)による王座統一戦の興行権入札は、しっかり延期されていた。

WBAが次戦での対戦へ向けて交渉するよう求めていたが、直接対決の前に他の試合を挟むことを“両陣営”が希望した・・・そうな。

井岡の父でプロモーター兼トレーナーの一法氏は、上記内容を認めた上で「やる時には大きい舞台でやろうという事。今回は期間が短かった」とコメント。
将来的な対戦の可能性は否定しなかったという。

まぁ、残念ですなぁ。
伝えられている「75:25」の取り分では入札条件が悪すぎるとも思えるし(いくら実績が違うとは言え地元の人気選手が「25」じゃあねぇ・・・)、同情の余地もあると思うが

それでも、いまの地位は「正規タイトル奪取したらスーパー王者との統一戦をするという前提で」得たもの。
大晦日興行の付加価値を増やすために、ローマン・ゴンサレスをスーパー王者に棚上げさせ、ノーマル王者の決定戦に臨み、ベルトを獲得したワケで。

そして、WBAからロマゴンとの対戦指令が届き、入札期限も設定されたのだが、これに「両者同意として」応じないのだから、これは実にイメージが悪い。

これでは非難されても仕方ない。
昔の私だったらボロクソ言うところだ。
※私も最近は丸くなったと言うか、いろんな事がど~でも良くなったと言うか
 余り批判する気も無くなっているのです・・・

TBS専属のボクサーだし、デイリーでも「相手のことより自分。井岡は我が道を行く」とか書かれた時点で
「あ~、コリャ駄目かもな」と思ってたので、「さもありなん」な印象も御座います。

しかし、「年内は対戦なし」にはガッカリだな。
せめて2戦はコナして年末までには対戦するのを期待したんだが。
ヘタすりゃこのまま対戦なし・・・かもね。

まぁ、「対戦時期を選ぶ」のも戦略だとは思うが。
デラホーヤなんかも、相手がブランク明けだったり下り坂だったり・・・のタイミングで戦ってたし。
※「年寄り」だと思ったホプキンスのボディでKOされたのには溜飲が下がったが
 これは、ポンサクレックと対戦した亀田興毅も同じだった。
 戦った勇気は称えたいですがね。

デラホーヤ的なボディバランス、勝って肩車された時に上腕にキスするポーズなど、「海外トップ選手の影響」を感じさせる井岡。

今後、マッチメークで守られて連勝を続けるのも勝手かも知れませんな。

村田諒太のプロ入りに大手広告代理店の影?

2013年02月18日 | ボクシング
タブロイド系の新聞には
「フジTVが社員採用し、専属契約」「引退後の生活も保障」
「大手広告代理店がバックアップ」・・・・なんて記事あり。

う~ん
ミドル級の金メダリストなんて
国内ボクシング界の既成システムじゃ大成させられないだろうし、
三迫さんは「籍を準備してやる」だけかもね。
スパー相手が不足する日本じゃなくて、実際は海外で鍛えるって話らしいし。

しかし
TVや広告代理店が主導となったボクサー育成って
「負けて傷ついたら何もならない」とばかりに
勝てる相手ばかりを選ぶマッチメークが先行するイメージあるんだな。

そこそこランクが上がったら「負けても数字になるならイイ」とか
「投資した元以上が取れるならイイや」と手の平を返して
それまでの対戦相手とは段違いの世界王者にブツける・・・とかね。

まぁ、統括団体は多いし
どこに挑むかの選択肢は増えそうだから、
いろいろと「プロの方々」が筋書きを考えられるんでしょうな。

プリキュアチョコ②

2013年02月17日 | プリキュア
連れがバレンタインで買って来てくれた「プリキュア・チョコ」

箱のイラストが可愛い
キュア・ハートとキュア・ソードが、正面と側面のポーズが違ったりしてて
そこが嬉しい



せっかくだから
ダイヤモンドとロゼッタも別ポーズして欲しかったなぁ



しかし
ちびスケと私でプリキュア見てると「もう卒業じゃないの!?」と
不機嫌になる連れが、普通に笑顔でこういうモノをくれると
逆にコワイなぁ・・・(笑)

プリキュアチョコ

2013年02月16日 | プリキュア
なぜか連れが私に買って来てくれた

東京駅のプリキュアプリティーストアで



「ドキドキ!プリキュア」の紙箱がカワイイ
でも
中身は普通の袋入りクランチ・チョコ

小袋にはプリキュアのイラストなし
形こそはハートだったが、そこは少し残念



あ、そうそう
プリティーストアの袋は、まだ「スマイル」のモノでした
ちょっと嬉しかったです

今年のバレンタイン

2013年02月15日 | 生活
職場では
女性のスタッフがお金を出しあって男性の全員に配り
我が家でも
ちびスケと連れが私にくれた



パンダのチョコ
パンダイラストの箱に入って、中身もパンダイラスト入りの
板チョコあり

カワイイね、カラフルだし
ピンクのチョコは味も桜っぽくユニークでした

UPPER格闘技博覧会へ行った④

2013年02月14日 | ボクシング
会場内の大型スクリーンに流れるG馬場引退興行の映像。
ゲスト解説は故・竹内氏。
全日・新日ともに信頼が厚かったという事が良く分かる。

プロレスファンが大半の会場は映像を凝視。
しかし、このまま時を忘れて見続けるワケにはいかないと、ホスト役の舟木氏が映像を中断。

続いて「売ります買います」コーナーとなったが
舟木さんの声がけに手を上げる者なし。
私も何か持ってくれば良かったが、持参しておらず。
まぁ、この雰囲気じゃ持ってきても誰も買ってくれないだろう。



そしてオークションコーナー。

渡嘉敷勝男会長が張り切ってオークションの司会に。
(サービス精神旺盛な彼は「踵落とし」やったあと壇上へ)
軽いトークで場を暖める。

オークションは、意外な(?)事にボクシング関係のグッズでスタート。
「具志堅さんのサイン色紙」
「藤猛さんのサイン色紙」

・・・これが、なかなか値段が上がらず。
渡嘉敷氏が「いろんな会場でオークションの司会やったけど、今回は声が掛からないなぁ。どうだ!?1円ずつでも!」と煽るが、反応イマイチ。

私も実弾不足で手を上げられず。
それに、たとえGETしても保管場所が・・・。

さらに「具志堅さんサイン入りグローブ(練習用)」も登場。
あああああ、これは欲しい!

欲しいが、指をくわえて5000円で落札されるのを見つめるだけの私。
ああ、悲しき給料日前。

舟木さん、渡嘉敷さん、盛り上げられなくてスイマセン。
ボクシングファンとして情けない・・・。

キック界の鬼とも仏とも言われる藤原敏男さんのグッズも登場。
藤原さん本人が名乗りを上げたりして渡嘉敷さんに突っ込まれるが、他から声が掛かり目出度く落札。

プロレスグッズは以外に少なく、舟木さん所有品の貴重なチケットが放出された。

正直、盛り上がりに欠けるオークションだったが、ファンと言うより関係者や身内が集まった会だけに仕方ない面もあるかも。

会場には女子プロレスラーの姿も見られ、「興行が終わったばかりなのに駆けつけてくれた」と紹介され、壇上にあがって御挨拶。
拍手を浴びていた。

基本的に「温かい会」でした。

藤原敏男さんもマイクを手にコメント、最後は渡嘉敷さんの掛け声に合わせ、皆で「1・2・3、ダー!!」。

約2時間の博覧会は終了いたしました。
事前予約あれば食事会にも参加可能という話だったが、私は帰宅。

やっぱ、オークションがあると事前に分かってるイベントには実弾補給して出向かなきゃダメだな~と実感。



なお、アッパーのイベントとしては、5月にムエタイとキックボクシングでの開催が予定され、
7月にはプロレスに的を絞って大がかりな博覧会が予定されているとか。

ボクシング1本で・・・といかないトコロは寂しいが、仕方ないか。

また、アッパーが編集活動を再開し、執筆陣を集めて雑誌に関わる事にも期待したいと思います。

昭和を懐しみつつも前向きな主催者の姿を見て、こちらも勇気付けられた気がしました。